読んだ本から印象に残った文を書き写してみよう

2015年1月10日

本を読むこと自体がとてもいい家庭学習ですね。

そしてせっかく本を読んだら、それを家庭学習ノート、自主勉強ノートの題材として活用してみましょう。

いろいろな活用方法がありますが、ここでは、印象に残った文を書き写す家庭学習ノートをご紹介します。

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読んだ本を書き写す家庭学習ノートの作り方

方眼ノートのマス目をどのように使ってノートを作るか、考えながら、準備をしましょう。

今回はノートを横長に置いて書いてみました。一行が長すぎて、書きにくい、読みにくいと思う時にこうします。縦長にノートを置いて、上下二段に分けてもいいです。

1年作文ノート002

お子さんがページを埋めたら、コメントをかいてあげましょう。

1年作文ノート002丸

まだ習っていない漢字は、低学年のうちは無理に書かずに、ひらがなで書くのがいいと思います。学校の先生にも、そのように勧められました。

筆順や漢字の形などをまちがえて覚えてしまうと、後で覚えなおすのが厄介だからというのが理由です。

国語辞典や漢字辞典で、文字の形や筆順まできちんと調べて書くのでしたら、まだ習っていない漢字を書くのもよいと思います。

読んだ本を活用して家庭学習ノート作り

読書を家庭学習ノートに生かすには、いろいろなやり方があり、内容によって難しさがちがいます。

例えば、以下のような学習方法があります。下に行くほど難易度が高いです。

  • 出てくる登場人物をすべて書き出す。(作品によって、出てくる地名、食べもの、動物など、テーマを決めて書き出す)
  • 本に出てきた言葉をいくつか書きだして国語辞典で調べる。その言葉を使った例文を考えて書く。
  • 気に入った言葉や文章の書き写し。
  • なぜ、その言葉や文章が気に入ったのかを考えて書く。
  • 主人公について、どんな人であるか書かれている言葉や文章を抜き出す。
  • いつ、誰が、何をした話か、あらすじを書く。
  • 本の主人公のしたことを1つ選び、自分だったらどうするか書く。
  • 本の登場人物と同じような経験をした時、自分はどうだったかを、思い出して書く。

「自分だったらどうするかを考えて書く」「自分の経験を思い出して書く」というのは、読書感想文につながる学習です。とても頭を使う、いい勉強ではありますが、とても難しいです。

このページでご紹介したのは、気に入った文の書き写しの学習です。もう一歩進めて、なぜ印象に残ったのかまで書くと、ちょっとした感想文になります。

1年生では、書き写しの他、短い感想文、出てくる登場人物やものを書きだすことなどが、普段の家庭学習としておすすめです。

また、絵の好きなお子さんなら、読書の内容を思い出しながら絵を描き、短い感想文を書けば、すばらしい家庭学習ノートになると思います。

あらすじや長い感想文を書くのは難しいですが、休みの日などじっくり時間をかけられる時に挑戦してみてください。

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1年国語・作文

Posted by shino