教科書の文章を書き写す自主学習

2014年12月20日

どの学年のお子さんにも取り組んでいただきたいのが、教科書の文章を書き写す自主学習です。

文章をよく見て書くことによって、漢字、言葉、文章の組み立て、段落、表記のきまり……等々、国語という教科に含まれる多くのことを、学ぶことができます。

  • 教科書の文章を書き写す学習

文字をていねいに、たくさん書くことで、忍耐力や運筆の力もつきます。

教科書等の書き写しをする際の注意点としては、漢字で書かれているものを、自分で勝手にひらがなに直して書いたり、段落が変わるところを下げずに書いたりせずに、一字一句、まちがいのないように正しく書き写す、ということです。

ていねいな文字で、教科書のとおりに書き写すことができた時の、達成感も味わってほしいです。

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教科書を書き写す家庭学習ノートの作り方

準備として、ノートのマス目をかぞえます。上下2段に書くことにして、中央に横線を一本引くだけでもOKです。

いずれは、子供が自分でマス目を数えて、どこに、どんな大きさの文字で何を書くか、決められるようになるといいですが、まだ難しい場合、この準備は親がやってあげるか、教えながら書かせるといいでしょう。


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準備ができたら、教科書の文章を、ていねいに書き写していきます。

書き終えたら、親が見て、花丸やコメントを入れてあげましょう。


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文字を書く力

教科書の書き写しは、基本の学習として、必ず取り入れていきたいものです。

書き写しは面倒くさい、というお子さんがいるかもしれませんが、忍耐力、ていねいさ、そしてたくさんの文字を書き続ける手の力もつきます。

今はタブレットやパソコンによる学習を取り入れる子も増えて、昔ほど「たくさん文字を書く」ということは少なくなってきました。

手の力がなかなかつかなかったり、えんぴつを持ち続けることに慣れず、すぐに手が痛くなってしまって、勉強を続けられなくなるお子さんが多いのです。

そんなに何回も書かなくても、漢字も言葉も覚えられるというお子さんも、いるかもしれません。

でも、一度にたくさんの文字を書けるようになることも、大事なんです。

学年が上がると、授業のノートの他、作文や総合学習のレポート作りなど、たくさん文字を書く課題に取り組むようになります。その時、文字を書くのを面倒くさがるタイプのお子さんは苦労します。(うちの子がそうなんですが)

たくさん書くための手の力、疲れにくい手の使い方、そしてていねいさ、根気などは、やはりたくさん文字を書くことによって養われるものです。

家庭学習ノートのページを、手書きの文字でしっかり埋めるのは、そういった意味でも大事なことなんですね。

毎日1ページの家庭学習ノート(自主学習ノート)づくりで、文字を書くトレーニングを続けましょう。

3年生の自主学習ノート家庭学習ノートバナー

3年国語・作文

Posted by shino