Z会の公立中高一貫対策-6年生の感想

2017年4月18日

今年6年生の子供が、Z会の通信教育で、公立中高一貫校対策の専科を受講しています。

難易度や受講してみての感想、効果などについて、またレポートしてみたいと思います。

これまでの記事はこちらです。
「通信教育」に関する記事一覧

ここ数年で、だいぶ増えてきたとはいえ、公立中高一貫校対策の塾、通信教育、教材などは、まだまだ少ないというのが現状です。

何を勉強させたらいいのかわからない、と思っている方が多いのではないでしょうか。

そんな中、公立中高一貫対策の専科を、国私立対策用の中学受験用講座とは別に、早くから設けていたのがZ会です。

受講してみようかな、と検討されている方に、この記事を参考にしていただけると幸いです。

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公立中高一貫校対策の2つの専科

うちの子供が受講しているZ会の専科は、以下の2つです。

  • 公立中高一貫校適性検査
  • 公立中高一貫校作文

専科というのは、小学生コースの本科(国語、算数、理科、社会)の他に、英語、作文などを特に学ぶものです。専科だけ、1教科だけの受講も可能です。

公立中高一貫校適性検査では、適性検査で出題される独特な形式の問題に対応できるようになるための学習をします。2017年現在、5年生と6年生にこの専科が設けられています。

公立中高一貫校作文の方では、多くの公立中高一貫校の適性検査で課される作文の課題の対策をします。この専科は、2017年現在、6年生に設けられています。

作文の専科は4年生から6年生までありますが、それとは別に、公立中高一貫校作文の専科もあるということです。出題されやすいテーマにしぼって学習することができるので、公立中高一貫校の対策をするなら、こちらを選ぶのが良いと思います。

うちの子供は、5年生の4月から、公立中高一貫校適性検査の専科を受講開始しました。

今年も適性検査の専科を続けて受講する他、公立中高一貫校作文の専科もプラスしました。

公立中高一貫校適性検査

5年生の時も、かなり歯ごたえがあると感じていましたが、6年生の4月の内容を見ると、またさらにぐっと難易度が上がり、学習する分量も多くなっていました。

  • 教科横断型の問題
  • 与えられた条件を整理し、工夫して考える問題
  • 資料を読み取り、考える問題

こういった、適性検査独特の問題に対応できるようになることを目指します。

Z会のこの専科は選りすぐられた良問ぞろいで、ぜひ解いて、しっかり身につけておきたい問題ばかりです。

文章で答える問題や、算数や理科の考え方を式と言葉で説明する問題など、頭の中ではわかっているつもりでも、それを表現することが難しいものです。うちの子供もとても苦労していますが、くり返し、良い問題に取り組むことで、徐々に回答がさまになってきたように思っています。

この専科は、教科の学習の他にプラスするもの、という位置づけなので、教科の基礎的学習は他にする必要があります。

公立中高一貫校作文

4月は「あなたが考える本当の友達とはどのような人物ですか」というテーマで400字の作文を書きました。

今後、「課題文をふまえて書く」「資料をふまえて書く」など、適性検査の過去問でよく見かけるような作文の課題に取り組んでいきます。

この専科を受講すると、適性検査でよく出る作文の課題を、一年間かけて一通り自分で書いてみることができます。

作文のネタをストックしていくことができるんですね。

うちの子のように、あまり作文が得意でない子は、出題される可能性のあるテーマについて、あらかじめ書くことをある程度決めておくことが必要だと思っています。

もし「失敗から学んだこと」というテーマで出題されたら、修学旅行のあの失敗談を書こう。

という感じで、決めておくのです。

その場で出題の意図を読み取り、それに合った自分の体験談を思い出し、45分などの限られた時間で400字の作文を書けるようにならなくてはいけないとしたら、とても難しいことです。

もう、それは目指しません^^;

適性検査で出題される可能性のある作文のテーマを網羅しておく。そして書くべきことを決めておくことが、作文を短時間でまとめるのがあまり得意でないタイプの子の、適性検査の作文対策になると思っています。

これまでの受講の効果

5年生で、公立中高一貫校適性検査の専科を受講し始めた時、問題の文章が長く感じましたし、文章を書いて答える問題も、難しく感じていました。

実際子供も、最初はかなりとまどっていました。

でも、子供というのは適応力があるんですね。

長い問題文を読むことにも、複雑な条件を整理して考えることにも、考え方を式と文章で説明することにも、くり返し学習することで慣れてきました。

ふと気づくと、いつのまにかずいぶん難しい問題にも、前向きに取り組むようになり、正解できることも増えてきたようです。

一年前には手も足も出なかっただろうと思えるような問題を、今は解いています。確実に、力がついてきていると思います。

この調子であと1年(というかもう9か月ぐらいですね)勉強を続けたら、初めて見た時には難しさに驚くばかりだった本番の適性検査の問題も、解けるようになるのかもしれないと思えるようになってきました。

ちなみに、2016年度の合格実績を見ると、うちの子がチャレンジ受検してみようと思っている学校にも、けっこうな人数のZ会員が合格していました。

受検を目指して勉強し、力をつけることは、決して無駄にはならないと思い、見守っていきます。