公立中高一貫校対策の通信教育の感想

2016年4月21日

この4月から、5年生の子供がZ会を受講し始めました。小学生コースの算数の他、専科の「公立中高一貫適性検査」を受講してみることにしました。

今日はこの、Z会専科「公立中高一貫適性検査」について、感想などを書いてみたいと思います。

  • どんなことを学ぶの?
  • 添削課題の内容は?
  • むずかしすぎない?

こういったことを、チェックしていきます。

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公立中高一貫校適性検査-この専科の内容

「公立中高一貫校適性検査」は、Z会の通信教育の「専科」の1つです。対象学年は5年生と6年生です。

(専科というのは、国語、算数、理科、社会といった教科の学習にプラスして学習したい科目のことです。「英語」「作文」の他、「公立中高一貫校適性検査」や「公立中高一貫校作文」といった目的別の専科があります)

対話形式の問題文、教科の枠にとらわれない総合的な問題、長文を読み書きする問題など、独特な問題が出る「公立中高一貫適性検査」の受検対策ができる通信教育です。

テキストでは、問題を考えながら説明を読み、例題を解いて学習内容を理解します。

5年生のテキストでは、「ステップ1」「ステップ2」…と小さな問題に解答していくことで、考えの途中経過を追い、最終的に例題の問題にこたえます。何文字、または何行かの文章を記述する解答形式です。

さらに類題である練習問題を解き、確認をします。

説明文、問題文の文章量は多めです。文章量の多さに嫌気がささないかどうか、受講前にお試し教材で、チェックされることをおすすめします。

テキストの学習では、「答えと考え方」という小冊子を見て自分で答え合わせをします。解説はくわしいですが、よくわからない時は、「質問カード」というものがあり、Z会に質問をすることもできます。

  1. 学習内容の説明を読む
  2. 例題を解く
  3. 練習問題を解く

この流れを40分でやるというのが学習時間の目安になっています。最初はもっと時間がかかり、親のフォローもいると思っておいた方がいいのではないかと思います。

この40分1セットを、1カ月の間に2回やります。

5年生の4月号では、1回目は話し合いや説明の仕方について学びました。2回目は、こん虫や植物について知っていることをもとに考える、理科的な問題に取り組みました。

この2回で学んだ問題の類題に、添削課題で取り組みます。30分でやることになっています。

受講を決めたわけ

この専科では、対話形式の文章、図や表など、様々な情報を読み取り、整理して、自分の考えを文章で表現する学習をします。

こういう学習ができる教材は、他にあまりないのではないかと思っています。

市販の教材、新聞記事などを使って自分で学習することはできるかもしれませんが、記述、作文は、できれば添削指導を受けたいもの。自己採点はむずかしく、親が指導するのもむずかしいのが、記述式の問題です。

うちはおそらく受検はしないのですが、作文、記述力は、高校受験、大学受験、そして社会人になってからも、とても重要だと考えています。対策に時間がかかり、苦手意識がつきやすく、苦手意識を持つとこじらせやすいのも、作文です。

小学生のうちからできるだけいろんな文章を書く経験を積んでいった方がいいと思い、この専科を受講してみることにしました。

中学受験をしない小学生は、小学校で習うことを100%理解できるように復習するほかは、作文と英語をやっておくといい。というのが、私の考えです。

知識を整理し知らないことを類推する

問題の内容について、もう少し詳しく書いてみます。

テキストでは、まず、例題を解きながら、情報の読み取り方のポイント、考え方を学びます。その後、練習問題に取り組みます。

問題文を読んでみると、知っているかどうかだけで答えられる問題はほとんどありません。

  • 知っていることを2つ以上の条件にてらして整理する。
  • 知っていることを手掛かりに、知らないことについて類推する。

こういった過程をへて、答えを導き出す問題です。

例えば、こん虫の活動と季節を結びつける問題が、学校のテスト等でもよく出ると思います。この専科の問題では、こん虫の活動と季節を結ぶ問題に、別の生き物との比較や植物の活動との比較が、組みあわせられています。

ただ問題文を読み、頭の中だけで考えてもむずかしいです。複数の条件を1つ1つにばらして整理し、表でも図でも、自分でわかるようなものをザッとでいいから書く、という手順を踏んで、考えさせようとする問題です。

うちの子供は、テキストの余白があっても何も書きこまず、じーっと問題文を見つめていたかと思うと、いきなり解答欄に書こうとします。それではやっぱり、見落としなどがありますね。

自分で図や表を書いて整理して考える、ということをいくつもやっていくうちに、どんな時にどんな整理の仕方をするといいのか、ということもわかってくるのではないかと思います。

抽象的な言葉や言い回し

テキストの方に「二人の、もしくはどちらかの意見の述べ方にふれながら、あなたの考えを説明してください」という問題文がありました。公立中高一貫校の過去問とのこと。

うちの子供には「述べ方って何?」「ふれながらって???」と聞かれました。 このように、問題文の意味自体がわからない、ということが、あり得ると思います。

「2人か、どっちか1人の意見の言い方についてちょっと書いてください。そしてあなたの考えを説明してください」と言いかえてあげたら、なんとなくわかったようで、進めていました。

他にも課題の方には「根拠もふくめて意見を書きなさい」という問題文がありました。今までは「あなたの考えを書いてください。どうしてそう思うのか、その理由も書いてください。」みたいな問題文だったので、急にむずかしくなったと子供は思ったかもしれません。

受検を目標とするとなると、こういう大人っぽい言い回しにも対応していかなくてはならないんだろうなと思いました。

他ではできない学習に期待

このように、受検を目標とする方向けのコースということで、かなり歯ごたえのある内容だと思いました。

うちの子供は「難しいけれど、おもしろい問題」と認識したようなので、もう少し続けてみようと思っています。単純ではなく、考えがいがある問題ですよね。

  • 情報を読み取る
  • 整理してわかりやすくまとめる
  • 自分の考えを持つ
  • 人に伝わる文章を書く

どれ1つ取っても、短時間で力をつけるのは難しく、継続的な学習が必要なことばかりです。こういった課題に対応できるか、苦手になってしまうかどうかは、子どもにとって、きっととても大きな意味を今後持ちます。

小学生にやらせた方がよさそうに思えることはいくらでもあります。全部やらせようとしたら、子供はパンクしてしまうでしょう。多くのことの中で、時間を割いて学ぶ価値があるのはこれではないかと、この専科のことを知った時、ひかれるものを感じたんですよね。

内容を確認して、やっぱりいいのではないかと思っています。

ちなみに5年生には「公立中高一貫校適性検査」の専科があり、6年生には、「公立中高一貫校適性検査」と「公立中高一貫校作文」の専科があります。

気になった方は、添削課題も見られるお試し教材を取り寄せてみてはいかがでしょうか。