雲を観察して天気を予想しよう

2016年4月27日

天気を予想する自主学習ノート例

雲の様子と天気の変わり方の関係を学校で習います。実際に自分で空を見て、天気を予想し、当たるかどうか試してみると、楽しくていい自主学習になると思います。

  1. 雲の様子を観察して記録しよう
  2. 雲の様子から天気の変わり方を予想しよう

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雲の観察をしてノートに記録しよう

午前と午後の一日2回、2日間にわたって、天気と雲の様子を観察し、記録してみたいと思います。

  • 雲の量…空全体を10とすると、雲におおわれている部分はだいたいいくつになるか、目で見て考え、書いてください。
  • 雲の形…すじのような形、わたのような形、空全体をおおっている、うろこのような形など、雲の形を言葉で表してみてください。「けん雲」「積雲(せきうん)」「らんそう雲」など、雲の名前で書いてもいいですね。
  • 雲の動き…雲がどの方角へ動いているか、速く動いているか、ゆっくり動いているか、または動かないか、観察して書いてみましょう。
  • 天気…雲の量と、雨が降っているかどうかを見て、天気を書きましょう。

今回は言葉と文だけで表を作りましたが、写真を撮って貼ったり、空の絵を描いてもいいと思います。

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1日目の記録が終わったら、雲の様子から、明日の天気を予想して書いてみましょう。

2日目も、1日目と同じように、雲を観察して記録します。

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予想と、実際の天気を比べて、結果を書きましょう。予想は当たったでしょうか。

ノートの下には、雲の量と天気の関係について書いてまとめました。

雲の量(雲量)は、0~10の11段階で表します。

数字が大きいほど、雲が多いです。

  • 晴れ…雲量が0~8
  • 曇り(くもり)…雲量が9~10で、雨、雪などがない

雲量0~1を「快晴(かいせい)」と呼ぶこともあります。

雲の量のはかり方

今回は、空を自分の目で見て、空全体を10とすると雲があるのはだいたいいくつか、というのを考えて書きました。

それでは、テレビなどで見る天気予報では、雲の量をどうやってはかり、天気を決めているのでしょうか。

気象庁のホームページにある「気象観測の手引き」によると、雲の量などによる天気の判別は、主に目視(もくし・人の目で観察すること)によって行われているそうです。目視に機器による観測を組み合わせて、天気の判別がされています。

なんとなく今の時代、コンピューターで雲の量を計算して天気が決められているのだろうと思っていましたが、主に人の目で観察して決められるというのは、少し意外な感じもしますね。

雲、風、雨、太陽の光など、天気について調べてみるとおもしろいことがたくさんあります。自主学習や自由研究で、興味をもったことをぜひ研究してみてください。

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