漢字を覚えるためのたった1つのコツ
今日は漢字を覚えるためのコツについて書いてみたいと思います。
以前にも漢字の学習方法について記事を書きましたが、今回は特に1つのコツにしぼって書きます。
記事の最後では、このページで説明しているコツの実践編として、自主学習ノートのページもご紹介します。ぜひ最後まで読んでくださいね^^
簡単にできて、効果は抜群です。
特別な教材を用意する必要はなく、時間もかからず、ふだんの漢字学習にすぐに取りいれることができますので、試してみてくださいね。
この記事の内容を動画化しました
このページでご紹介している漢字学習方法を解説した動画を作りました。よろしければこちらもご覧ください。
(3分5秒/音声あり)
漢字の勉強のなやみといえば
漢字の勉強をしていて、こんな悩みを持っていませんか?
- 漢字をなかなか覚えられない
- 覚えたと思ってもテストの時に思い出して書けない
- 何十回と書いても覚えた気がしない
何回書いても覚えられないと、イヤになってきますよね。
この前覚えたはずなのに、テストになると出て来ない、書けないというのも、よくあることです。
自分は漢字を覚えるのが苦手なんだ、と自信をなくしてしまう方もいるのではないでしょうか。
漢字を覚えるコツはこれだけ
ふだんの漢字練習にあることをプラスするだけで、漢字を楽に覚られ、後で思い出しやすくなります。
それは……
何も見ないで書いてみる
ということです。最初に手本をよく見て、正しく書けるよう練習しますが、その後、手本も、自分が書いた文字も見ないで、今覚えた漢字を書いてみるのです。
これを、今までの漢字学習にプラスするだけです。
漢字学習の手順
上のコツを取りいれて、例えばこのように漢字学習をします。
1.手本を見ながら書く
教科書、漢字ドリルなど手本を見ながら、ていねいに漢字を書きます。5回も10回も書く必要はありません。2回だけ、そのかわり細かいところまで気をつけて、正しく漢字を書きます。
とめ、はね、はらい、線の数や長さなども、まちがいがないように、よく見て書きましょう。筆順も大切です。
2.手本と今書いた漢字をかくす
手本の文字を、見えないようにかくします。教科書を見ながら書いている場合は、教科書のその文字のところを紙や手でかくします。
ノートに今書いた文字も、手や紙などでかくしましょう。
3.何も見ないで漢字を書いてみる
ついさっき、手本を見ながら2回書いた漢字を、今度は何も見ないで書いてみましょう。
2回書いて、なんとなく覚えたつもりでも、案外書けないものだと気づくのではないでしょうか。
4.正しく書けているかどうか確認する
教科書や漢字ドリルを見て、正しく書けているかどうか確認しましょう。
- 正しく書けなかった場合→1に戻る
- 正しく書けたけど、覚えたかどうか自信がない場合→1に戻る
- 正しく書けて、覚えたと自信を持っていえる場合→終了
「1に戻る」を、何回くり返してもいいんです。自信をもって「覚えた!」と思えるまでくり返しましょう。
漢字を覚えるための学習は、これだけです。
ずっと覚えているための確認
このほかに、その日のうち、または数日後などに、ミニテスト形式で覚えたかどうか確認をします。
テストといっても特別なものを用意する必要はありません。メモ用紙に、覚えた漢字の「読み」をサッと書いて、机に置いておくだけでもOKです。
翌日や数日後に、漢字を書けるかどうか確認します。
その後は、学期末、年度末など忘れた頃に、また漢字テストをして確認します。学校の副教材の漢字ドリルや、市販の漢字の問題集などを使うといいでしょう。
漢字のミニテストで間違えたからといって、親が怒ったり、本人が落ち込んだりする必要はありません。
まだしっかり覚えていない漢字はどれかを、見つけるための確認のテストだからです。
まだ覚えていない漢字が見つかったら、それを覚えるだけです。
この「覚えているかどうか確認し、忘れていたらまた覚えなおす」という学習を何度か行うことで、定着をはかります。
宿題や学校の漢字テストも有効に活用して、足りない分だけ家庭学習で補っていくと良いと思います。
漢字を覚えるために大切な3つのこと
- 覚える
- 思い出して書く
- ずっと覚えている
漢字学習には、このどれもが大切ですが、2の「思い出して書く」ための学習が、忘れられがちです。
1の「覚える」ための学習ばかりやっていて「何十回も書いて覚えているのに、テストで思い出して書けない」と言っているケースが意外とあるのではないでしょうか。
- 手本を見て2回書く=覚えるための学習
- 何も見ないで書く=思い出して書くための学習
- 漢字テストで確認=ずっと覚えているための学習
なかなか漢字を覚えられない、という方は、この3つができているかどうか、確認してみてください。
まとめ
今日は漢字を覚えるためのたった1つのコツについて、記事を書いてみました。
たった1つのコツとは 今覚えた漢字を手でかくして、何も見ずに書いてみる ということでした。
そんな簡単なこと?と思われるかもしれませんが、これをやるとやらないとでは、全然違いますから、ぜひ試してみてくださいね。
「漢字を覚えるためのたった一つのコツ」を自主学習ノートで実践
このページでご紹介した漢字学習方法の実践編として、自主学習ノート例を作ってみました。
よろしければ、こちらのページもお読みくださいね。