マインクラフトをレッドストーンで遊ぼう【おすすめの本】

2018年12月27日

このページでは、マインクラフトのいろいろな遊び方のひとつとして、レッドストーン回路とはどんなものなのかをご紹介します。

という記事の「 4. マインクラフトのレッドストーン回路で遊ぶ 」という章にあたります。

前回、マインクラフトのコマンドブロックというものをご紹介しました。

チャットスペースにコマンドを入力するだけでなく、コマンドブロックにコマンドを登録することによって、ゲームの中で、いろいろな条件でコマンドを実行させることができるというものでしたね。

このコマンドブロックを、より便利に使うためには、レッドストーン回路の知識が必要だということも、前回の記事で少し書きました。

例えば、レバーをオンにすることによって、離れた場所にあるコマンドブロックに信号を送りたい時、レッドストーン回路でレバーとコマンドブロックを結びます。

でも、もちろんレッドストーン回路は、コマンドブロックを使うためだけにあるのではありません。

コマンドブロックを使わずに、レッドストーン回路と入力装置、出力装置等と組み合わせて、いろいろなおもしろいことができるんです。

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レッドストーン回路って何?

レッドストーンは、MODなどを入れなくても、マインクラフトというゲームにもともと含まれている要素です。

サバイバルモードでも、チートをオンにしなくても、レッドストーン回路を使うことができます。

地下を掘っていくとこのようにレッドストーン鉱石がありますので、鉄のツルハシなどで掘ります。

一つの鉱石からレッドストーンがいくつか採れます。

これを集めて使います。

作業台で、このレッドストーンを材料に、回路で使う部品を作ることもできます。

レッドストーン回路で何ができるの?

レッドストーン回路は、電気の回路に似たところがあります。

簡単なところでは、レバーをオン/オフで照明をつけたり消したりするしくみや、感圧版に乗るとドアが開くしくみを作ることができます。

様々な部品を組み合わせることで、作物を自動的に収穫してチェストにおさめるしかけ、鉄道の路線を切り替える仕掛けなど、便利なものがいろいろ作れます。

ゲームの世界の中で、電子工作的な楽しみ方ができるんですね。しかも、材料となる鉱石から自分で探して掘ってモノ作りができるんです。

レッドストーン回路の解説をしてくれるサイトがたくさんあります。またネットの動画等でも、レッドストーン回路で様々な装置を作る方法が紹介されています。

ただ、情報が順序良くまとまっていて、必要なところを自分のペースで何度でも読み返すことができるという点で、やっぱり本を買って一通り作ってみるのが結局は習得の近道ではないかと思っています。

私が購入して読んでみた本の中から、楽しくてわかりやすかったものを2冊ご紹介します。

レッドストーン回路について学べる本

アイディア満載の楽しい装置を作りながら学ぶ本

対応機種やバージョン:Minecraft(v1.4)、Minecraft:Java Edition(v1.12.2)他「全機種対応」と書かれている

Minecraft(v1.8.0)、Minecraft:Java Edition(v1.13.2)でも大きな問題なくこの本で学ぶことができましたが、マインクラフトの種類やバージョンの違いによって本の通りに動作しないことがあると思いますのでお気をつけください。

この本に作り方が載っているもの

  • レッドストーンランプの矢印イルミネーション
  • 粘着ピストンを使った隠しドア
  • ドロッパーを使った隠し階段
  • 超高速連発式打ち上げ花火
  • レールを使った落とし穴
  • トラップチェストのマグマの罠
  • 自由に高さを調整できるエレベーター
  • ビーコン点滅式警報システム
  • 3×3ブロック型自動ピストンドア
  • 湯沸かし器付きホカホカお風呂
  • 自動で水と溶岩が切り替わる噴水
  • 自動焼却炉搭載ゴミ収集車
  • 魚が回る!リアル回転寿司
  • 自動スイカ・カボチャ農場
  • 200メートル級TNTキャノン砲
  • ピストン式半自動焼肉装置
  • ドロッパー型ガチャガチャマシン
  • 火矢連射式高速マシンガン
  • 電車が走る!鉄道ジオラマ模型
  • トレインハウス
  • 螺旋階段の塔
  • ツリーハウス
  • 大砲搭載型 巨大飛行船
  • 隠し部屋付きキノコハウス
  • キャッスルコースター

と…ものすごくたくさんのものの作り方が載っています。どれも見た目や仕掛けが面白かったり便利だったりして「作ってみたい」「自分のマイクラのワールドに取り入れてみたい」と思えるものばかりなのがすごい。

人気のクラフター、「あち」さんと「ハヤシ」さんが監修した作品の作り方も載っています。

この本の特徴は、レッドストーンの基礎知識をサラッと一通り解説した後は、すぐ実践に移るということです。

簡単なものから難易度が高いものへと、次々と作っていくうちに、なんとなくレッドストーンのことがわかってくる。そういう本です。

この本を読んで作ってみました

この本を読んで、私が一目で気に入り、すぐに作ってみたいと思ったのが、「鉄道ジオラマ模型」でした。川、山、ビル群があるミニチュアの景色の中をトロッコ鉄道が走るというもので、すごくかわいい!

小さいからすぐ作れそうなところも気に入りました。

この本を参考に、私は雪景色の中をトロッコが走るように作ってみました。

トロッコには雪うさぎが乗ってます。

このように、設計図を見ながらブロックを置いていくだけで作れるおもしろいものが、たくさん載っています。

順序よくもれなく学べるレッドストーンの教科書

対応機種やバージョンMinecraft:JavaEdition1.11、1.12対応。他のバージョンや機種でも同じように動作するものが多いが一部対応しないものもある

マイクラファンにとても人気のあるクラフター、「てんやわんや街長」さんの本です。

レッドストーンでオリジナルの装置を作るために必要な知識を、はじめの一歩から応用までもれなくわかりやすく学べる本です。

この本に作り方が載っているもの

  • 地雷トラップ
  • 抽選所
  • 自動照明装置
  • 全自動サトウキビ収穫装置
  • 全自動カボチャ/スイカ回収装置
  • アイテム分別装置
  • どちらからも開閉できる隠し通路
  • トラップ付きダイヤル式金庫
  • 水流の道が現れる仕掛け
  • 時間制限付きアスレチック
  • 駅の回路
  • 貨物トロッコ用の回路
  • スイッチバック型の途中駅
  • 棒線型の途中駅

この本の特徴は、解説が非常に丁寧なところです。初心者にはちょっと難しい論理回路も、見やすい大きな画像をたくさん使ってくわしく解説してくれています。

ブロックの性質や回路のしくみについてきちんと学んでから、そのブロックを使った作品を作り、理解を深めるという構成です。

これは、ボタンを押すと時々アイテムをもらえる抽選所です。

他にも、本格的なトロッコ鉄道網を作りたい人には、様々な駅の作り方が参考になるでしょう。

この本を最後まで学べば、レッドストーン回路を設計して自分が作りたいものを作るための基礎力が身につきます。

というわけで今日は、マインクラフトのレッドストーン回路について紹介しました。

ここまでは、Minecraftというゲームに、もともと含まれている機能だけで遊んだり学んだりする方法をご紹介してきました。

次回からは、MinecraftというゲームにModを入れたりして、他のソフトと連携させてプログラミングの学習をする方法について書いていきます。