マイクラのfillコマンドでブロックを置く方法

2022年6月19日

minecraftコマンドfillの使い方

前回マインクラフトのsetblockコマンドで、ブロックを1つだけ置く方法を解説しました。

今日は、fill(フィル)というコマンドを使って、複数のブロックをまとめて置く方法を説明します。

コマンドを使う方法について、座標や方角についてなどは、前回の記事で説明しています。コマンドって何? どこに入力するの? 座標って何? といった疑問をお持ちの方は、まずは前回の記事からお読みください。

動画や画像は、Minecraft(統合版)v1.19.0をPCで実行したものです。クリエイティブモード、世界のタイプ「フラット」で、チートをオンにしてワールドを作り、初期リスポーン地点付近でコマンドを実行した様子をもとに説明しています。JavaEditionではちがうところがありますのでお気をつけください。

Reproduction prohibited. Pinterestで当サイトの画像がたくさん公開されていますが、すべて無断転載で著作権侵害です。当サイトの画像等コンテンツの利用ルールはこちらに書いています。

【おさらい】setblockはブロックを1つだけ置くコマンド

前回の記事でやったsetblockのコマンドの書き方は以下のとおりです。

マイクラコマンドsetblock

たとえば、ジャングルの木を座標(1 -60 0)に切り口が上下になる向きに置き、置きかえ前ブロックは壊してアイテムにする場合のコマンドは次のようになります。

/setblock 1 -60 0 log 3 destroy
X座標・Y座標・Z座標どこに置くか1 -60 0
ブロックID何を置くかlog
データ値ブロックの種類や向き3
元のブロックの処理置き換え前のブロックをどうするかdestroy

複数のブロックをまとめて置くfillコマンド

setblockは、ブロックを1つだけ置くコマンドですが、たくさんのブロックを一気に置きたいときには、fill(フィル)というコマンドを使います。

fillコマンドを使うには、チャットウィンドウに次のように入力します。

minecraftコマンドfill使い方

紫で書いている項目「置き終える場所」が増えただけで、他はsetblockコマンドと同じです。

  • setblock:ブロックを置く場所を1点指定する
  • fill:ブロックを置き始める場所と、置き終える場所の2点を指定する

これがsetblockコマンドとfillのちがいです。

fillコマンドで1直線にブロックを置く

座標(5 -60 -2)から(5 -60 2)まで1直線に石ブロックを置いてみましょう。

石ブロックのブロックIDはstoneです。

二つの座標を見ると、X座標とY座標は同じで、Z座標だけが数字がちがっています。

X座標Y座標Z座標
置き始め5-60-2
置き終わり5-602

Z座標は南北の位置を表す座標です。これは、南北の方向に-2から2まで、5個のブロックを1直線に並べるコマンドということです。

  1. /fill (fillコマンド)
  2. /fill 5 -60 -2(ブロックを置き始める場所の座標)
  3. /fill 5 -60 -2 5 -60 2(置き終える場所の座標)
  4. /fill 5 -60 -2 5 -60 2 stone(ブロックID)

以上の手順でコマンドを入力しましょう。

/fill 5 -60 -2 5 -60 2 stone

データ値と元ブロックの処理は省略しています。

東を向いている場合、このように横向きの一直線にブロックが置かれます。

動画で解説

X座標の数字を変えるとどうなるかやってみましょう。

X座標Y座標Z座標
置き始め5-60-2
置き終わり9-60-2
/fill 5 -60 -2 9 -60 -2 stone

東を向いている場合、X軸の数字を変えると奥行き方向にブロックが置かれていきます。

Y座標の数字を変えるとどうなるでしょうか。

X座標Y座標Z座標
置き始め5-60-2
置き終わり5-56-2
/fill 5 -60 -2 5 -56 -2 stone

Y座標の数字を変えると、上または下にブロックが置かれていきます。

fillコマンドでブロックをしきつめる

次に、fillコマンドを使ってブロックを一面にしきつめてみましょう。

(5 -60 -2)をひとつの頂点、対角線上の頂点を(9 -60 2)とする四角形に石ブロックをしきつめるコマンドは次のようになります。

/fill 5 -60 -2 9 -60 2 stone

今度は置き始めと置き終わりで、X座標とZ座標が変わっていますね。

X座標Y座標Z座標
置き始め5-60-2
置き終わり9-602

東を向いている場合、Z座標の変化で幅、X座標の変化で奥行きを指定します。

ゆかや天井を作るのに使えそうですね。

動画で解説

今度はY座標とZ座標の数字を変えてみましょう。

X座標Y座標Z座標
置き始め5-60-2
置き終わり5-562
/fill 5 -60 -2 5 -56 2 stone

するとかべのようにブロックを置くことができます。

東を向いている場合、Z座標の変化で幅、Y座標の変化で高さを指定します。

X座標とY座標の数字を変えるとどうなるでしょうか。

X座標Y座標Z座標
置き始め5-60-2
置き終わり9-56-2
/fill 5 -60 -2 9 -56 -2 stone

さっきとは向きのちがうかべができました。東を向いている場合、X座標の変化で奥行き、Y座標の変化で高さを指定します。

fillコマンドでブロックをはこの形に置く

ブロックをはこの形(直方体や立方体)に置いてみましょう。

(5 -60 -2)をひとつの頂点、そこからいちばん遠い頂点を(9 -56 2)とする箱の形に石ブロックを置くコマンドは次のようになります。

/fill 5 -60 -2 9 -56 2 stone
X座標Y座標Z座標
置き始め5-60-2
置き終わり9-562

置き始めと置き終わりで、X座標・Y座標・Z座標の3つとも変わっていますね。

minecraft_fillコマンド_はこの形

動画で解説

このように1つの頂点と、そこからいちばん遠い頂点の2点の座標を指定することで、はこの形(直方体、立方体)にブロックを置くことができます。

ブロックIDをairにしてブロックを消す

今実行したコマンドのブロックIDを、stoneからairに変えます。

/fill 5 -60 -2 9 -56 2 air

これを実行すると、置かれていたブロックを消すことができます。

空気ブロックに置きかえることによって、置かれているブロックを消すということですね。

このようにfillを使って空気ブロックを置くことで、整地も行うことができます。整地については別の記事にもまとめる予定です。

次のページでは、ブロックの向きや種類を指定して置く方法を説明します。