『子どもに教えてあげたいノートの取り方』を読みました

2018年5月4日

家庭学習ノートの作り方を考える際に、参考になる本をご紹介します。

子供を「メシが食える大人」にしたい。

そんな理念をもつ、幼児から小学生を対象とした学習塾「花まる学習会」。問題集『なぞぺ~』シリーズを考案したところです。

その「花まる学習会」代表高濱正伸さん、持山泰三さんが書いた、子供のためのノート術を解説した本がこちら。

『子どもに教えてあげたいノートの取り方』実務教育出版

副題は「成績が伸びる子の勉強術」となっています。

美しいノートを目指してはいけない?

この本によると、美しいノートを作るけれど、成績がちっとも上がらない子、というのがいるそうです。その理由は、求めているのが「ノートの美しさ」になってしまい、学習内容が頭に入ることを目指していないから。

それは、もとをただせば、小学生時代に、母親に「きちんと書きなさい」と強調されすぎたせいであると、この本には書かれています。

母親の立場としては、それは学校の先生が、文字のきれいさ、ノートの美しさを重視するからじゃない!と言いたい気もします…。だって「担任の先生には、子供のノートに、いつも花丸をつけてもらいたい」というのが親の本音じゃないですか^^;

ノートがきれいであっていけないはずはないと思います。今や「ノートデコ」というジャンルもあるように、ノートの美しさを追求したいお子さんもたくさんいます。

でも、やはりノートを取る本来の、第一の目的は勉強したことを整理して頭に入れるため。

つまり、成績を上げるためなんですよね。

先生を喜ばせるためでは、ないですね。はい。

目的をもってノートを作る

たとえば、授業中に先生が黒板に書いたことをノートに写すのは、何のためでしょう。

授業の内容を、頭に入れるためです。「咀嚼」することが、この「授業ノート」を取る目的。練習問題を解くためのノート「演習ノート」は、頭に入れた知識を「消化」することが目的です。

そのように、目的をもって、ノートを取ることが大事なのだそうです。

「咀嚼」「消化」ときたら「吸収」「肉化」と続きます。

目的がはっきりしているから、それを達成するためのノートの作り方が見えてくるのです。ただ、ページがきれいに埋まればいいというものでは、決してないということなんですね。

教科、目的別のノートの作り方

この本には、学んだことを身につけるためのノートの作り方が、とても具体的に紹介されています。どの教科で、どんな種類のノートを何冊作るか、何を書くべきか、そこまで教えてくれているんです。

ノートを作りっぱなしではなく、その後の活用が大事であるということ、もちろんその活用方法もバッチリ書かれています。

小学校低学年の子の親が参考になりそうなことから、子供が高学年、中高生になってから参考になりそうな事柄まで載っているので、長く役立ちそうです。

家庭学習ノートについて考えるきっかけに

このサイトで、ノートの実例を紹介させて頂いていますが、あらためて「家庭学習ノート」「自主勉強ノート」って、なんだろう?と考えさせられました。

「宿題だから、先生が気に入るようなノートを作って出さなきゃ」

そんな思いでいる親御さんは多いのではないでしょうか。

せっかくやるなら、子供が伸びるために必要な、意味のある家庭学習ノートであってほしいなと思います。

自主勉ノートが、「咀嚼」「消化」「吸収」「肉化」といった、ノートを作る目的の、どれにあたるのか、意識していきたいですね。

それが、先生の気に入るノートと一致する可能性だって、高いと思います。

この本、読んでよかったです。できれば高学年か中学生になった頃にでも、子供が自分で読んでくれるといいな、なんて思っています。

興味のある方は、読んでみてはいかがでしょうか。

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