RISU算数の口コミと申込み前に知っておきたいこと
はじめに
RISUという算数専門の家庭学習教材があることをご存知の方も多いと思います。
この教材、以前からとても気になっていて、子供に受講させようかと検討したこともあったんです。実際には、他の教材で勉強をしていてRISUまでやる時間が取れなかったため受講させませんでしたが…
「東大生らの個別フォロー」という広告の文面が目を引きますよね。
と小学生のお子さんがいる方から聞かれることもあります。やはり算数が気になる親御さんはとても多いですから、RISUについて、私なりのレビューを記事としてまとめることにしました。
結論から言うと、就学前から小学生で、学校の勉強だけではなく算数の学習に力を入れたいと思っている方に、RISUはすごくいいと思います。RISU算数についてご紹介しながら、そう思う理由を詳しく書いていきます。
また、RISU算数を実際に2人のお子様に受講させている親御さんからお話をうかがうことができましたので、ご紹介します。受講しようかどうしようか迷っている方に参考にしていただきたい口コミです。
長い記事になってしまいましたが、最後までお読みいただけると嬉しいです。
算数が気になる親御さんが注目する教材
子供には算数が得意になってほしいですよね。
- 数や図形のセンスを身につけさせたい
- 自分が算数で苦労したから子供には苦手になってほしくない
- 思考力が育つような問題に取り組ませたい
- 算数が得意だと進路の選択肢が広がりそう
こんな声を、私の周りの人からもよく聞きます。
算数専門の家庭学習教材、RISUに注目している方が増えているようです。
RISU算数とは
まずは、RISU算数の概要をまとめますね。
名前 | RISU算数 |
---|---|
教材の種類 | デジタル教材+個別フォロー |
運営会社 | RISU Japan株式会社 |
対象学年 | 小学生(無学年制) |
運営会社のRISU Japan株式会社は、デジタル教材である「RISU算数」の他、東京都、神奈川県、福岡県で、個別指導塾や、プログラミング教室も運営しています。
小学生向けのRISUのコース
RISUには次の二つのコースがあります。
- RISUきっず(年中さんから年長さん向け)
- RISU算数(小学生向け)
小学生には、RISU算数をおすすめします。
RISU算数は、通常のコースを修了した後、受験基礎クラスに進むこともできます。
RISU算数のステージ
RISU算数には、1~93のステージがあります。
ステージ9だけA、Bの2つに分かれているので、全部で94ステージです。
- 1カ月に平均2ステージのペースで進めると約4年間で小学校算数の学習範囲を学ぶことができます。
- 1カ月に平均3ステージのペースで進めると、2年8カ月ほどで小学校の算数の学習範囲を学び終えることになります。
RISUは教科書に沿っている?
RISUは教科書に沿った学習ではなく、オリジナルのカリキュラムです。
「小学校の算数全体を網羅し、さらに、思考力を養うスペシャル問題」であると公式サイトに書かれてあります。
RISU算数の問題の特徴
RISU算数は、計算問題と思考力をやしなう応用問題が、ほどよくミックスされています。
RISUの個別フォローとは
RISU算数の大きな特徴として、タブレットで問題を解くだけではなく、個別フォローを受けられるということがあります。
東大等有名大学在学中のチューター(個人指導の先生)が、アドバイスや励ましをしてくれます。間違えた問題を解説する動画を送ってくれることもあるようです。
個別フォローについての口コミ
公式サイトには、お子さんが喜んでいる様子が目に浮かぶような、解説動画についての素敵な口コミも載っています。一部引用してご紹介します。
- 「わからなくて、もやもやしている時の先生からのサポートは、嬉しかったのがよくわかりました。」
- 「親からの助言・説明とは全く違う効果がありますね。」
- 「動画サポートのおかげで、すとんと理解出来たようです。感謝します。」
(RISU算数公式サイトから引用)
公式サイトには、RISUで先取り学習をしたお子さんの成果や口コミがたくさん掲載されていますので、RISUが気になっている方は見てみてくださいね。
RISUの個別フォローのココがいい!
こちらからわざわざ質問しなくても、苦手やつまずきを検知して声がけをしてくれるというのはいいですね。
自分から質問するというのは、お子さんにとってはなかなか難しいものです。
もちろん、つまずきを検知してくれるのを待っているだけではなく、フォローをリクエストすることもできますよ。
RISUの基本料金と月々の利用料
(料金については、2020年8月に公式サイトで調べた内容です。今後変更があるかもしれませんので、申込前に公式サイトでご確認くださいね)
RISUの料金は、「基本料金」と「月々の利用料」の二本立てになっています。
基本料金
12ヶ月分29,760円 (月あたり2,480円)の基本料金がかかります。分割払いにもできますが、もし1年未満で解約しても、この基本料金は12か月分払う必要があります。
月々の利用料
基本料金の他に、月々0円~8,980円の料金がかかります。
月々の利用料は、RISUを開始してからの「累計クリアステージ数」÷「累計利用月数」に応じて決まります。
実際はもっと細かく決められていますが、2020年7月時点での月々の利用料を一部ご紹介します。
- 月あたりのクリア数平均が1ステージ未満の場合は利用料は0円
- 毎月平均1ステージずつクリアするペースだと利用料は980円
- 毎月平均2ステージずつクリアするペースだと利用料は3,980円
- 毎月平均3ステージ以上ずつクリアするペースだと利用料は8,980円(上限金額)
RISUの料金の注意点
このように、RISUの月々の利用料金は学習ペースが速いほど高くなるという点には注意が必要です。
月々の利用料金が変動するということですが、月々の支払いの合計金額をあらかじめ設定し、その金額を超過した分を翌月以降の支払いに繰り越すという支払い方も選べます。
ということなので、親としては納得して料金を払えるシステムではないかと思います。
「安くゆっくりペースで学ぶか」「料金は割高になるが、ハイペースで短期間で学ぶか」の選択と考えることもできます。
料金が高くならないように、受講のペースを落とすのがお得なように思えるかもしれませんが、そうとは限りません。
ハイペースで学ぶということは、94ステージを学習し終えるまでの期間が短くなるということでもあるからです。
学習を終えたステージついては、コースを修了して解約した後もタブレットで復習することができます。
RISUで学習効果を最大化するには
RISUで最大限に学習効果を得るためには、お子さんの気が向くままどんどんステージを進めさせて、チューターにたくさん質問をさせるという使い方がいいと思います。せっかくやるなら、お子さんの学習ペースにまかせて使い倒すということです。
親があまり料金のことを気にして、お子さんの学習ペースをセーブするようでは、RISUの良さを生かせません。「もしかしたら料金の上限いっぱいまで勉強するかもしれない」と想定して、申し込みをした方がいいと思います。
RISUの料金システムはこのように少し独特です。後で「思ったより高い」とモヤモヤしないためにも、あらかじめよく知ったうえで、申し込みするかどうか検討してくださいね。
RISUを実際に利用している方の口コミ
家庭学習レシピでは、サイトのメッセージ欄で教材や通信教育の口コミを募集しています。また、教育に関するアンケートを開催しています。
RISUを2人の小学生のお子さんに受講させている親御さんから、詳しくお話をうかがうことができましたので、貴重な口コミとしてご紹介させていただきます。
自宅では宿題と市販のドリル(100均一など)の他、ネットでダウンロードできるプリントを使っています。
始めた日、1週間後、さらに1週間後です。個別のフォローメールは週1回くらいです。
RISU算数のこんなところがおすすめ
RISUのいいところは、こういったことです。
基本問題や計算だけではなく、応用問題にもたっぷり取り組める。
苦手な問題や忘れかけるタイミングに合わせて、自動的に復習問題が出題される。
チューターからの声がけがお子さんの励みになる。
タブレット教材を与えて一人ぼっちで勉強させているという親の罪悪感がない。
個別フォローがある教材としてはリーズナブル。
専用のタブレットがついてくる。
解約後も復習用にタブレットをずっと使える。
RISUのこんなところには注意
月額料金が一定ではなく計算方法が少しわかりにくい。
無線インターネット環境が必要。
こういった点に納得ができるかどうか、環境の条件を満たすかどうか、よく検討してから申し込みをしてくださいね。
高学年から始めても大丈夫?
RISUは小学校1年生から6年生までの算数の学習内容に対応した全94ステージがある、無学年制の教材です。
最初にテストを受け、適正なステージから開始できるようになっています。
例えば、最初のテストの結果、80ステージから開始することになった場合、1~79ステージ分についても復習として学習できます。このぶんは、月々の利用料金の計算には含まれません。
また全部のステージを学習し終えた後は、受験基礎クラスに進むこともできます。解約してもタブレットは手元に残り、それまで完了したステージの復習をすることができます。
高学年からRISUを始めて、小学校の算数の不安をなくし、中学からの数学に備えるというのもRISUのいい利用方法だと思います。
RISUのその他のコースやクラス
受験基礎クラス
上記の他に、毎月1,980円、料金がプラスになります。
「鶴亀算」「流水算」「鮮やかに解ける計算」など、東大生らと独自の“受験基礎”力を養うカリキュラムです。
RISUきっず
小学校入学前にお子さん向けの小学校算数の予習をする内容です。
年額一括12ヶ月分29,760円のみでその他月額料金等はありません。
RISU算数はこんな方におすすめ
算数を学校で習うより先取りして学習したい方
算数が得意でさらに伸ばしたい方
中学受験の予定がある方
公立中高一貫校受検をするかもしれない方
RISU算数はこんな方には向いていない
学校の授業のペースに合わせて算数の学習をしたい方には、RISUはあまり向いていません。
教科書準拠の通信教育や教材をおすすめします。
特に算数の先取りにRISUがおすすめ
親が教えるとしたら大変なのが算数の先取りです。
参考書や問題集を選び、つきっきりで教えようとがんばっても、子供のやる気が見えなかったり、なかなか理解してくれなかったりすると、親も疲れてしまいます。
親子にとって楽しくないばかりか、子供を算数嫌いにしてしまう、逆効果という可能性だってあります。
そういったことを避けるために、RISUを選ぶというのも良い選択だと思います。
親にとっても、お子さんにとっても負担の大きい「算数の先取り」
RISUがその負担を減らしてくれるはずです。
RISUは、チューターがお子さんをフォローしてくれます。親の気持ち的にも、タブレットを与えっぱなしで1人で勉強させている感がないのはすごくいいですよね。
というわけで、今日はRISU算数のレビューをしてみました。