作文と読書感想文の学習方法
作文が大事と分かってはいても、家でどう学習したらいいのかわからなかったりするもの。夏休みを利用して対策できたらいいですよね。そして夏休みといったら読書感想文!これが悩みで…というご家庭も多いのではないでしょうか。
作文の通信教育、ブンブンどりむでは、毎年夏休みの時期に、2か月だけ受講できる、お試しキャンペーンをやっています。普段の学習にプラスするのは難しいと思えても、夏休みなら、時間を作ることができそうですよね。
うちの子は、このキャンペーンを利用してブンブンどりむを受講したことがあり、今年も受講しようと思っています。
今日は、以前にブンブンどりむを受講した時の子供の取り組みの様子を思い出しながら、教材の感想を書いてみたいと思います。
作文の大切さ
文章を書く力が、テストのための勉強としてだけではなく、生活していく上で、そして将来仕事をする上で、とても大事だということは言うまでもないですよね。情報、自分の気持ちや考えを、言葉や文章で人に伝える力は、生きていくために必要な力です。
作文の力というと、作文コンクールや、読書感想文コンクールで賞を取れる能力のことを言うような気が、ちょっとしますけれども、そうではないのです。
今は国語以外の教科でも、文章を書かせる授業が多いようです。
例えば息子のクラスでは、算数でも、毎回授業の感想文を書くことになっているようです。算数の問題は全部〇でも、感想が短かかったり、書かずにいたりすると、先生からコメントで注意を受けることがあります。通知表の評価では、「学習の意欲」という項目に、この感想文のできが関係しているようです。
理科の観察記録、社会科見学で学んだことのまとめ、お世話になった方への手紙……色々な形式の文章を書く機会があります。
このように、作文の力は国語だけではなく、すべての教科、そして生活していく上でも大事なものです。でも、家で一人で勉強するのも、親が見てあげるのも、とっても難しいのが作文ですね。
作文の学習とは
- 語彙、文法の力をつけること。
- 文章を書く様々な目的を知ること。
- 文を組み立て、構成する方法を知ること。
- いろいろな文章を多く書く経験を積むこと。
よい文章を書けるようになるために、こんな学習をします。
そして、文章は人に何かを伝えるために書くものですので、よい文章を書くためには、読み手の立場や気持ちを想像する力が必要です。これがとても重要だと思います。この、他人の立場や気持ちを想像する力を養うことも、作文の力をつけるために必要です。
では、こういったことを具体的にどうやって学習したらいいのでしょう。それがわからないまま、何もせずにいて、いつのまにか「作文が苦手な子」になってしまうお子さんも多いのではないでしょうか。
授業参観の際などに、教室に貼り出されている子供たちの作文を見ると、きれいな字で、長くまとまりのある文章を書いている子が何人かいるものです。生まれつき言葉や文章を作るセンスのある子、文章を書くのが好きな子がいるんですね。放っておいても、どんどん作文が上手になるお子さんたちです。
それに対して、学校の授業や宿題で書けと言われない限り文章は書かないタイプの子もいます。うちの子供がそうです。学年が上がるにつれて、作文が得意な子と、苦手な子の差が広がっていくのは、当然といえば当然。作文を書くのが得意ではない子、作文を書くのが好きではない子は、何も対策をしないでいると「ますます作文の苦手な子」「ますます作文の嫌いな子」になってしまうのです。
学校で作文の書き方を教わるはずだ、と思われますか?
こんな風に書きましょう、という一斉の指導は、ある程度はされているようです。でも、作文というのは、図工の絵と同じように、「この手順で書きましょう」「これが正解です」という教え方ができないものです。
クラスの中で、文章力の高い子と、そうでもない子の差はとても大きいはずですが、一人一人の能力に合わせた指導をするのは、そもそも大変なことです。クラス何十人の子供の作文を、1人の先生が指導するというのも、無理があるのだろうなという気もします。
「作文が苦手」と、親も本人も思ってしまっているお子さんたちの中に、その子に合った指導を受けて、文章を書く経験を積めば、コツをつかんで「書ける子」になるケースは、きっと多いんじゃないかと思えるのです。
家庭で補う意義が大きい学習が、作文ではないかと思います。
ブンブンどりむとは
「ブンブンどりむ」は、斎藤孝先生監修の、作文の通信教育講座です。書く力を軸に、思考力、判断力、表現力など、国語力を総合的に身につけることを目指すというのが教材のコンセプトです。
メインは作文の指導ですが、語彙や文法を学習し、読解力を養うためのテキストにも取り組みます。算数、社会、理科といった、国語以外の教科の内容について、読解力や表現力を養う副教材もあります。例えば、算数の解法について、文章で説明する学習をします。
イッキに読めるシリーズの斎藤孝先生
監修の斎藤孝先生といったら、たくさんの著書がある、とても有名な方ですよね。
『声に出して読みたい日本語』シリーズ
『イッキによめる!名作選』シリーズ
などが特に有名でしょうか。『イッキに読める』シリーズは、私は個人的に気に入って、子供の学年に合わせて購入しています。
たくさんの著書があることからも、長年国語教育を研究して来られたことがわかります。
ブンブンどりむの内容
ブンブンどりむには、小学校の学年に対応した、6つのコースがあります。
- 1年生対象のワクワク入門コース
- 2年生対象のドキドキ基礎コース
- 3年生対象のグングン上達コース
- 4年生対象のメキメキ応用コース
- 5年生対象のトコトン実践コース
- 6年生対象のバッチリ完成コース
対象とする学年は目安であり、学ぶ内容は学校で習うことに対応したものではなく、独自のカリキュラムです。
教材の特徴
- メインテキスト
作文の書き方を学ぶテキスト。マンガ形式の説明、イラストのヒントが満載のテキストを読み、言葉や文章を書きこむ学習をします。 - 副教材
- 国語力ステップアップドリル(ポッチードリル):漢字と語彙のドリル
- 問題解決力ドリル:算数・社会・理科の内容で論理的記述力を学ぶドリル
- 時事シート:時事問題対策
- 絵本
などがあります。
テキストやドリルには、イラストや、漫画形式の説明が多く用いられています。読みなさいと言われなくても、子供が読まずにいられないというような教材ですね。
キャラクターのセリフや、囲み文字によるヒントが多く、何を書いたらいいのかわからないと悩んでしまうタイプのお子さんでも、きっと大丈夫です。
一日に学習する分量は10分程度ということで、決して多くはありません。ただ、さすがに作文の教材ですので、月に数回、長めの文章を書くページもあります。この時は、30分程度時間がかかったこともありました。
その他に添削課題があります。
気になる添削は?
書いて自分で丸つけし、わからなかったことは解説を読んで覚えればいい、というわけにはいかないのが作文です。
模範作文、例文などと見比べても、自分の作文のどこがいいのか、悪いのかはわかりません。
算数や、国語の読解・語彙の問題以上に、添削指導の意義が大きいのが作文だと思います。市販のドリルも、工夫をこらしたものがたくさんありますが、添削がないという点で、やはり通信教育とは別ものと考えた方がよさそうです。
親が見てあげればいい、と思われるかもしれません。親が赤ペンを持って添削したらいいじゃない、と。
ところが、親が見てあげるのが特に難しいのが作文なんですよね。親の立場からは、客観的に見ることが難しい。子供の立場からは、恥ずかしさや、甘えが出るということは想像がつきます。親子だからこその難しさが、他の教科以上にあるのです。
指導のプロの方の目で、客観的に読みアドバイスしてもらうことができたらいいな、と思います。そこで、作文には、やっぱり、添削のある通信教育がいいんじゃないかと考えるのです。
月2回の、作文の添削指導が受けられるのが、ブンブンどりむです。
通信教育の添削は、大抵月1回と思っていましたが、ブンブンどりむは月2回、添削課題を提出します。それぞれ約2週間後に返送されます。(月2回の添削は、1年生から5年生用のコースのみ。6年生用のコースだけは、他の学年用とは違う模擬テスト形式の課題を、月1回提出となっています)
ブンブンどりむの添削は、けっこうすごいんです。うちの子が受講した際には、余白がなくなるほど、小さめの文字でびっしりと赤ペンで書いてくださっていました。
小学校2年生当時の、通信教育で添削指導を受けるのが初めてだったうちの子なんか、ちょっと引くほどでしたよ^^; なんか赤い字でいっぱい書かれてる、とびっくりしてましたね。
先生もきれいな字でたくさん書いてくれているんだから、と思ったのか、次の添削課題では、前より長く、字も丁寧に書こうとしていたようでした。
受講費用等
ブンブンどりむに入会金は必要ありません。受講費は…
(2020年5月9日現在)
毎月払いの場合
- 1年生対象のワクワク入門コース…4,950円(税込)
- その他のコース…5,445円(税込)
6か月分、12か月分の一括払いにするとおトクになります。きょうだい割引もあるようです。
受講費や講座の内容についての情報は、ブンブンどりむのウェブサイトでご確認下さい。
受講した際の体験談
うちの子供が受講したのは、おととしの夏休み。2年生の時でした。作文はあまり得意な子ではありません。
それまでに、通信教育を受講したことはなかったので、添削課題やコメント欄で先生とのやり取りをすることが、とても楽しみだったようです。
メインテキストと副教材のドリルには、楽しく取り組んでいたようです。添削課題では、読書感想文の課題に、てこずっていました。書き方の例を参考に、自分の体験談を考えて書くことになっていましたが、本の内容に合うような体験談を、なかなか思いつけなかったのです。
それでもなんとか書きあげて、提出。
ね? すごいでしょう、この添削。これが2年生の時の添削課題です。このように、丁寧なくわしいアドバイスをもらうことができます。熱意あふれる添削指導に、親子ともども「すごいね!」と感心してしまいました。
2か月間だけ受講したの? と不思議に思われる方もいるでしょうか。
この記事の始めの方にもチラッと書きましたが、ブンブンどりむには、毎年、夏休みにかかる時期の2か月間だけ、お試し受講できるキャンペーンがあるのです。
普段は宿題や習い事で忙しく、そんなに勉強時間を多く取れないという方でも、夏休みならじっくり取り組むことができそうですよね。
そして、夏休みの小学生の家庭学習に何か一つプラスするとしたら作文と思われる方は、きっと私だけではないはず。
夏の2か月お試しキャンペーンの特徴
ブンブンどりむの夏の2か月お試しキャンペーンには、次のような特典がつきます。
- 読書感想文お助けシート
「どんな本を読んだらいい?」「書き出しを教えて」など質問を送ると、赤ペンコーチから返事が届くそうです。 - 読書感想文ラクラクBOOK
書きこむだけで、オリジナルの読書感想文が書ける冊子。 - 夏の特別付録
4年生は「手作り雑誌キット」だそうです。おもしろそう!
メインテキスト、添削課題、副教材による学習に、2か月間、夏休みを利用して余裕を持って取り組むことができますね。
- 難しすぎないか、簡単すぎないかどうか。
- 学習する分量はどうか。時間がかかりすぎてこなせないということはないか。
- 添削の内容はどうか。良いアドバイスをもらえそうかどうか。
- 子供が気に入って学習を続けられそうかどうか。
こういったことが、じっくり確認できると思います。
特典のオマケの内容からもわかるように、夏の2か月キャンペーンでは、読書感想文の指導と添削に力を入れて下さるんです。
以前受講した時には、読書感想文の添削を2回受けることができました。一度読書感想文を書いて送ると、添削してくれて返送されます。そのアドバイスをもとに、もう一度読書感想文を書き直して送ると、再度添削してくれたんです。通常月2回の添削にプラスもう1回ということです。すごいですよね。
2か月お試しキャンペーンの後、通常のコースへ入会の勧誘がしつこいとかそういうことは全くなかったです。年2回ほど、ハガキでキャンペーンのお知らせが届くぐらいですね。
お試しといっても、はじめから2か月しかやらないつもりで受講してもOKみたいです。実際うちは2年生の時にそのような利用の仕方をしました。
ブンブンどりむ夏の2か月キャンペーンのまとめ
長々と書いてきましたが、作文の通信教育講座、ブンブンどりむの、夏の2か月お試しキャンペーンを試してみたい理由をまとめます。
- 作文は大事。家庭学習で補強したい
- 学習時間を確保できる夏休みにじっくり取り組みたい
- 夏といったら読書感想文。読書感想文の指導と添削が手厚い
わが家でも、今年またこのキャンペーンを利用して、気になる作文の学習を子供にすすめてみたいと思っています。受講したら、また感想も書きたいと思いますので、チェックしてみて下さいね。
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追記
夏のお試しキャンペーンの後、正式にブンブンどりむに入会しました。その後の感想もよろしければお読みください。