Z会の小学生コースおためし教材をみてのくわしい感想

2016年1月13日

Z会の小学生コースってどうかな?と思い、おためし教材を取り寄せて子供にやらせてみました。

今日はその感想をくわしく書いてみたいと思います。

スタンダードとハイレベルがありますが、ハイレベルの思考力を養う問題とはどういうものかについても、書いています。

Z会気になってるけど、実際どんな感じなのかな?と気になっている方に読んでいただけるとうれしいです。

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こんな教材見本が届きました

Z会のお試し教材を請求すると、こんなにたくさんの資料や見本教材を送ってくれます。

おためし教材02

5年生の見本教材は、算数、国語、理科、社会のテキストだけでも1冊71ページもあるんですよ。

その他にもたくさんの資料や教材が入っていました。

  • 主要4教科の見本テキスト
  • 公立中高一貫校対策コースのテキスト見本
  • 作文コースのテキスト見本
  • 英語コースのテキスト見本
  • てんさく課題見本
  • 中学受験コース(難関私立または国立中受験対策用のコース)の案内
  • 一般のコース(スタンダードとハイレベル)の案内

Z会のさまざまなコースについて

Z会小学生のコースは「小学生コース」「タブレットコース」「中学受験コース」の3つに大きく分けられます。

小学生コース

1~2年生は「国語、算数、経験学習」の3教科セット、3年生からは、1教科だけでも受講できます。専科だけの受講も可能。

スタンダード、ハイレベルの2種類の難易度から選択します。

スタンダードは、学校で習うことをしっかり覚えたい方向けです。

ハイレベルは、それにプラスして、応用・発展問題に取り組みます。

主要4教科の他、様々な「専科」があり、目的に合わせて必要なものだけを選んで受講することができます。

専科には、英語、作文、公立中高一貫適性検査、公立中高一貫作文があります。

公立中高一貫校を目指す方は

公立中高一貫校を目指す方は、この小学生コースの「ハイレベル」で主要教科の学習をするほか、必要に応じて専科で次のようなコースを受講することを推奨されています。

5年生(専科)

  • 作文
  • 公立中高一貫適性検査

6年生(専科)

  • 公立中高一貫作文
  • 公立中高一貫適性検査

公立中高一貫校受検対策は、難関私立国立中学校受験対策とはまったく違います。難関私立中受験用のコースとしっかり分かれて、公立中高一貫校対策専用の専科があるZ会は、とても貴重な存在だと思います。

タブレットコース

3年生から6年生まで、「タブレットコース」を選ぶこともできます。

iPadだけで勉強するのではなく、テキストに手で書き込みしながら動画授業やデジタル教材に取り組むのが、Z会のタブレットコースの特徴です。

タブレットで勉強したいけど、手で書く学習も大事にしたい、という方におすすめです。

中学受験コース

難関私立国立中学校受験を目指す方のためのコースです。

(公立中高一貫校を目指す方は、上に書いたように、このコースではなく「小学生コースのハイレベル」を選択し、必要に応じて適性検査や作文の専科をプラスすることが推奨されています)

小学校では習わない難しい問題が出題される、中学受験に対応できるような学習をします。

Z会通信教育を軸に受験勉強をする方向けの「レギュラーコース」は1日あたりの勉強時間が約130分、「塾との併用プラン」が1日あたりの勉強時間が55分という想定で、教材が作られているそうです。

専科が充実しています。

  • 国語の超長文対策
  • 算数の立体図形難問対策
  • 理科の複雑計算問題対策
  • 社会の文章記述対策

などなど…

さらに「志望校別演習」の専科も。

こんなにあると、どれを受講したらいいのかわからない! となってしまいそうですが、資料には、志望校別のおすすめ受講講座の一覧表もあります。

受講案内資料を見て、じっくり検討されてみてはいかがでしょうか。

教材を見た感想

さて、うちが取り寄せたおためし教材。

うちはもしZ会を受講するとしたら「小学生コース」。チェックしたいのは、こんなことです。

  • どの教科、専科を受講したらいいのか
  • レベルは、スタンダードか、ハイレベルか
  • Z会以外の他の教材と比べてどうか

以前にもおためし教材を取り寄せたことがあります。教材を実際手に取り、内容も私はじっくりチェックする方なんですが、Z会の教材には、とてもいい印象を持っていました。

今回も、デザインも質も、内容も良いテキストで、やっぱりいいなぁと思いました。

印刷はカラーで、適度な余白のある、見やすく書きこみやすい、きれいなテキストです。

控えめにイラストも入っており、文字がびっしりだったり、問題が多すぎたりして、子供を圧倒してしまうということはありません。

「これぐらいならすぐできそう。やってみようかな」

と子供が思うような分量だと思います。

スタンダードコースの内容は、学校で習ったことを復習するような内容で、とてもオーソドックスな問題です。

ひねりや、ひっかけがない、素直な問題で、学校で習ったことの復習には最適ではないかと思います。

Z会はむずかしい?

Z会というと「難しそう」というイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。実は私もそうでした。

でもおためし教材で問題を実際に見てみると、学校で習う内容や難易度にとても沿っていると感じます。

子供も、「むずかしくない、ふつうの問題」と言っていました。

子供の目を引くキャラクターや、マンガなどはありません。ところどころに、イラストの人物がセリフで説明やヒントをくれますが、品のよい感じのイラストです。

キャラクターやゲーム、カラフルな付録で目を引くタイプの教材も多いですが、Z会はそういった教材とは一線を画しています。

そして、高学年用のテキストだからかもしれませんが、文章量が多めだと思いました。説明、問題文、そして学習コラムのようなものもたくさんあり、自然と「長文を読む」経験を積むことができそうです。

国語だけとは限らず、他の教科でも、文章を読む力が大切であることは言うまでもありません。学年があがるにつれて、長くて抽象的な文章を、読んで理解する力をつけていく必要があります。

Z会の教材で勉強をしていると、学年に合った難易度と内容の文章を、たくさん読む経験を積むことができるのも、ポイントだと思いました。

子供が教材をやってみました

新年度の受講案内ということで、5年生の教材見本が届きましたが、この中から、4年生の今でもできそうなページを選んで、子供が実際にやってみました。

通信教育を選ぶときには、子供本人に教材に取り組ませてみることがとっても大事です。

親が公式サイト等を見て決めて「これが一番いいからやりなさい」と子供に渡すのではなく、「自分で気に入った教材を選んだ」と子供が思えることが、その後のやる気に大きくかかわってくると思うんです。

おためし教材01

スタンダード

「小学生コース」5年生の算数で、スタンダード、ハイレベル共通の問題です。

「整数と小数のしくみ」ということで、4年生ですでに習っている内容です。実際受講すると、学校で使っている教科書に合った内容のテキストが、毎月届くことになっています。

  1. 教科書の確認
    図と文で学習内容を説明
  2. 確認問題
    理解したかどうか、基本問題を解いて確認する
  3. 練習問題
    計算、文章題など、様々なタイプの問題を解く

これが1まとまりで、4ページです。15分くらいでやり終えていたでしょうか。今回は私が丸つけをしましたが、子供が自分で丸つけすることもできると思います。解説が丁寧でくわしいのも、Z会のいいところです。

ハイレベル

ハイレベルコースでは、通常の学習にプラスして、学校で習わないような難しい問題、公立中高一貫校の適性検査で出るような問題を学習します。

このコースの見本も載っています。5年生算数は、2進法の問題でした。

1→1
10→2
11→3
101→5
1000→8
1010→10

という数字のならび方を見て、「1101→?」の、?に入る数字は何でしょう、というような問題です。

簡単な問題から段階をふんで、例題を解きながら2進法とは何かを理解します。それをふまえて、さらに応用問題にも取り組みます。

ちなみに先ほどの問題で「1101→13」になるんだそうですが、わかりますか?

私はよくわかりませんでした(^-^; 子供は解けてたのでくやしい~

思考力系の問題というのでしょうか。算数が得意なお子さん、公立中高一貫校の受検を考えているお子さんは、ハイレベルを選ぶと良いそうです。

おためし教材で子供に合っているかどうか確かめよう

あらかじめネットで調べて、料金や口コミなど情報を得ていましたが、実際におためし教材を取り寄せて、子供が取り組む様子を見て、あらためて子供に向いているか確かめることができました。

あんまり難しすぎたり、簡単すぎたりする問題をやらされるのは、子供にとって本当に苦痛なことです。

結局子供がやる気にならなければ、どんないい教材も無駄になります。

教材の質が良く、目的別の専科がとても充実しているZ会。公式サイトでは、料金のシミュレーションができます。

しつこくダイレクトメールが来たり、余計な勧誘をされたりすることは、Z会は全くないです。安心して資料請求をして、教材をためしてみてくださいね。