くり下がりのある引き算の問題
2けた-1けたで、答えが1けたになる引き算、つまりくり下がりのあるひき算の練習問題をしましょう。
これより前に習った、くり下がりのない引き算よりも、数を操作する手順が増えて、少し難しくなります。
最初のうちは、学校で習うように、引かれる数(2桁)を、「10といくつ」に分けてから、計算します。
次第に、これを頭の中で暗算して、すばやく計算できるように練習していきます。
引き算の家庭学習ノート
2桁-1桁の、答えが1桁になる引き算を習ったばかりの頃を想定して、家庭学習ノート、自主勉強ノートを作ってみましょう。
- 2桁-1桁の引き算の計算練習
- 2桁-1桁の引き算の文章題
引かれる数を「10といくつ」に分けてから計算をします。
後半では、引き算の文章題に取り組みましょう。
2桁-1桁の引き算の家庭学習
まずは、ノートに罫線や問題を書いて、準備をします。
教科書やドリルを見ながら問題を書き写す、数字だけを変えて問題を作り直して書くなどの方法があります。
お子さんが自分で問題を書ける場合は自分で書きましょう。慣れないうちは、親が教科書やドリルから問題を選んであげて、どこに何を書くか教えて書かせたり、または親が問題を書くところまでやってあげてもいいと思います。
問題 14-8=
- 引かれる数 14 を、10と4にわける。
- 10–8=2
- 4+2=6
この 6 が、14-8の答えになります。
14-8=6
計算ができたら丸つけをして、コメントをかいたり、励みになるようなハンコを押してあげましょう。
くりかえし学習しよう
2桁-1桁の、答えが1桁になる引き算ができることは、後で習う筆算の大切な土台となります。
2桁-1桁の、答えが1桁になる引き算というのは、実はあまり多くはありません。
10-2=8 11-2=9
10-3=7 11-3=8 12-3=9
10-4=6 11-4=7 12-4=8 13-4=9
・
・
・
10-9=1 11-9=2 12-9=3 13-9=4 14-9=5 ・・・・・18-9=9
このように、10-1=9から18-9=9までの45通りとなります。
くり下がりのある引き算は、2年生にあがる頃には、ほとんど無意識に正しい答えが思い浮かぶぐらいになっているといいと思います。
家庭学習ノートで、くり返し計算練習をしていきましょう。