10はいくつといくつ・たし算の文章題
小学校1年生の算数の授業では、はじめの方で、1から10までの数の数え方や、数字の書き方を習います。
その後、
- 5はいくつといくつ
- 6はいくつといくつ
- 7はいくつといくつ
- 8はいくつといくつ
- 9はいくつといくつ
について考えていき…
「10はいくつといくつ」として10を2つの数に分けたり、2つの数を合わせて10にしたりする学習をします。
「10はいくつといくつに分けられるか」「いくつといくつを合わせると10になるか」という考え方は、その後のたし算、ひき算につながっていきますので、しっかりと理解しておきたいことです。
10を2つの数に分ける組み合わせは、次の5種類です。
- 1と9
- 2と8
- 3と7
- 4と6
- 5と5
この組み合わせが、いつでも瞬時にパッと出てくるぐらいにしておきたいのです。これが、今後習うたし算、ひき算の土台となります。
家庭学習ノート(自主学習ノート)にくりかえし学習して、身につけておきましょう。
今日は、1年生の1学期に、たし算を習い始めたばかりの頃を想定して、
- 10はいくつといくつに分けられるか
- 1けた+1けたのたし算の文章題
この2つを組み合わせて1ページの家庭学習ノートを作ってみましょう。
「10はいくつといくつ」の家庭学習
最初から自分一人でノートを作れる子、お兄さんやお姉さんがやっている勉強を見て、なんとなくどういうものかわかっている子も中にはいるかもしれません。でも、ほとんどの子供さんは「家庭学習ノートって何を書いたらいいの?」と、はじめはよくわからないものです。
家庭学習ノート(自主学習ノート)づくりの第一歩として、まずは親がこのように、問題を書いてあげることから始めてみるのもいいと思います。
「青い□で囲んだところに答えを書いてね」
と教えて、問題を解かせましょう。
お子さんが問題を解いたら、丸つけをして、コメントを書くと、このように家庭学習ノートが完成します。
1ページぶんの家庭学習ができたら、花丸をかいてあげたり、「がんばったね」と声をかけてあげると、お子さんのこれからの勉強の励みになると思います。
宿題として自主学習ノート、家庭学習ノートを作る場合は、担任の先生によって考え方がだいぶ違います。
親が手伝うのはダメという場合もあるかもしれません。宿題のやり方を、特に低学年のうちは、よく確認した方がいいです。
親が手伝ってもいいという場合や、宿題ではなく自由な家庭学習として行なう場合は、1~2年生のうちはこのように、親が問題を書いて手伝ってあげてもいいのではないでしょうか。
慣れてきたら、線を引くところを自分でやらせたり、問題文の半分を自分で書かせるようにしたりと自分でできる範囲を増やしていきます。
「自分で考えて書きたい」と子供が言うようになったら、まかせるように変えていけばOKです。