文字盤に針をかく家庭学習ノート

2014年12月30日

時刻を読んで文字盤に針をかく自主学習ノート例

さんすうの授業で、時計の読み方を習います。

1年生では、「何時(なんじ)」「何時半(なんじはん)」、さらに「何時何分(なんじなんぷん)」と、時計を見て「時刻(じこく)」を言えるようになるところまで学びます。

時計が読めるようになることは、子供にとって、生活面でも役に立つ大きな進歩です。苦手になってしまわないよう、学校で習った後は、家庭学習で復習しておきましょう。

  1. 時計の文字盤を見て、時刻を書く。
  2. 時刻を見て、時計の針を書く。
  3. 時計の針を書き、時刻も書く。

この3つを組み合わせて1ページの自主勉強ノートを作ってみます。

このページの内容は、2020年度からの学習指導要領に対応済みです。

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時計の家庭学習ノートの作り方

まず、ノート1ページを6分割して、それぞれに時計の文字盤の絵を描きます。
コンパスや定規を使って描いてあげるといいのですが、単純な形のようで、円周を12分割して文字盤を描くのは、意外と難しいです。

針のない文字盤の画像のpdfファイルを置いておきますので、印刷して、切り抜いてノートに貼るなど、よろしければ使ってください。

clock1
 時計の文字盤画像をダウンロード

時計の読み方の学習というと、「時計の針を見て、時刻がわかるようになること」がまず思い浮かびますが、それだけでは不十分です。

  • 時計の針を見て、時刻がわかる
  • 時刻を見て、時計の文字盤に針を書くことができる

この両方ができるようにしたいものです。そこでこのように、3種類の問題の組み合わせにしてみました。

  1. 上段…針が描かれた文字盤を見て、時刻を書く
  2. 中段…時刻を読んで文字盤に長い針と短い針を書く
  3. 下段…時計に長い針と短い針を自分で書き、時刻も書く

自分で針を書いて、何時かな?と考えてみることで、短い針の位置はどこを差すべきか、気づいてもらえたらいいなと思います。

この3種類を2問ずつ組み合わせましたが、今日は針を見て時刻を書く問題だけを1ページ、次の日は時刻を読んで文字盤に長い針と短い針を書く、と1種類ずつやっていってもいいですね。

1年算数基本ノート003

お子さんが問題を解いたら、丸つけをして、コメントを書いてあげましょう。

時計の自主学習

文字盤を見て、時刻を答える問題よりも、時刻を読んで文字盤に針を書き入れる問題の方が、難しく感じるお子さんが多いかもしれません。

たとえば「3時30分」という時刻を、針がどう差すか書かせてみると、長い針は「6」つまり「30分」のところへ正しく書けるとしても、短い針を「3」のところに合わせて書いてしまう間違いが、けっこう多いのです。

正しくは、短い針は「3」と「4」のまん中あたりを差すように書くべきですね。

時刻を見て、文字盤に針を書き入れる問題では、このようなコツがあります。

  • 長い針から先に書く
  • 短い針は、ちょうどの時間でない限り、「〇時」の〇の数字をすぎたところを差すように書くことになる点に注意。

最初は間違えやすいところです。くり返し学習して、しっかり覚えましょう。

「時間」と「時こく」のちがい

1年生は、時計を見て「何時何分」と「時刻(じこく)」を読めるようになることが目標です。

さらに2年生になると、「時間」と「時刻」のちがいを理解し、アナログ時計を見て、生活に生かせるよう学びます。

小学校で習う「時間」と「時刻」のちがいについて確認しておきましょう。

  • じこく(時刻):時間の流れの中のある1点をあらわすもの。
  • じかん(時間):時刻と時刻の間の長さのこと。

(例)7時30分に家を出て、8時に学校につきます。

この場合、

・家を出る時刻は、7時30分です。
・学校につく時刻は、8時です。
・家から学校まで歩くのにかかる時間は、30分間です。

生活の中で、時計を見て時刻を確認する習慣をつけるといいですね。

デジタル時計だけではなく、アナログ時計を、居間や子供部屋に置くのもおすすめです。

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Posted by shino