自分の言葉で説明してみよう【6年国語自主学習】
冬の言葉を集めて自分の言葉で説明する自主学習ノートのアイディアをご紹介します。
言葉に関する自主学習の方法はたくさんあります。辞書を引かずに自分の言葉で説明文を書いてみるというのは、少し難しいですが、時にはじっくり考えるこのような自主学習に取り組んでみてはいかがでしょうか。
想像力、作文力、人に伝える力を養う家庭学習としておすすめです。
動画編もあります
このページでご紹介したノート例を含む2つの自主学習を、動画で解説しています。よろしければこちらもご覧ください。
(4分9秒/BGM・ナレーションあり)
自分の言葉で説明する自主学習ノートの作り方
今回は「スキー」「ふぶき」「なべ」という冬からイメージした三つの言葉を選んでみました。
どれも、小学生の方も意味をよく知っている言葉だと思います。
辞書を引かずに、この三つの言葉を自分の言葉で説明してみましょう。
「もしも自分が国語辞典を作るなら、この三つの言葉に、どんな説明文をつけるだろうか?」と考えて、書いてみてください。
やってみると、意外と難しいということに気づくと思います。すぐに辞書を引かずに、がんばって自分の言葉で書いてみることが大事です。
自分なりの説明文が書けたら、右の欄には、国語辞典で調べて、意味を書いてみましょう。そして、自分が書いた説明文と読み比べてみましょう。
ここでは、私が愛用している国語辞典『小学館例解学習国語辞典』で調べて、自主学習ノート例を作ってみました。
国語辞典の説明文と違っているところがあっても、自分が書いた説明文は間違っているということではありません。違っていても、落ち込んだり、消して書き直したりする必要はないのです。
「こういう意味もあるんだな」
「こう書くと、もっとわかりやすいな」
自分で考えて書き、人が書いた文章と比べて、何か一つでも、気づくことがあればいいのです。意味をよく知っているようで、説明しようとすると意外と難しいものだなと気づくだけでも、とてもいい勉強になります。
国語辞典の説明文というのは、言葉の専門家が、練りに練って書き上げたものですので、とても参考になりますね。短い文章に必要なことが込められている国語辞典の説明文を、よく読んで味わってみましょう。
読む人を想像して、相手に正しく伝わるよう考えて書く経験を積んでほしいと願って、この自主学習を考えてみました。