小学校入学前からひらがなや漢字など文字を教えるべき?

2018年2月23日

漢字を練習する小学生の手a

小学校入学前から、ひらがなやカタカナ、漢字などの文字が書けるよう、子供に教え、覚えさせておいた方がいいのかということについて、今日は書いてみたいと思います。

今は子供に早く勉強を開始させたいと考える親御さんがとても多いですね。

中学受験を念頭におき、早く始めれば、それだけ有利であるという考えもあるのでしょう。また、スタートが遅れれば遅れるほど、後からお子さんが大変な思いをするのではないかと、心配される、親心もあるのではないでしょうか。

たとえば中学受験である学校を目標にした場合、そこへ到達するために習得しなければならないことはある程度決まっています。

5年生から始めたら、睡眠時間を削って詰め込まなければならないかもしれません。

でも、1年生からちょっとずつ進めていたら、5~6年生では余裕を持てるんじゃないかという気が確かにしますね。

小学校入学前に、漢字や計算を学び始めるお子さんもいます。

お母さんに教わったり、入学準備と称する通信教育や、市販の教材でお勉強してくるのですね。

ひらがなだけではなく、漢字も、かなり書ける状態で入学してくる子もけっこういるようです。

文字を書ける1年生

1年生の1学期、学校ではまず、ひらがなの読み書きを習い、漢数字やカタカナを習います。その後、易しいものから漢数字以外の漢字も習っていきます。(東京書籍の教科書の場合)

うちの子供は保育園では読み書きをまったく習わず、家でも教えずに小学校に入学させました。

「読み」の方は絵本を読む経験から自然とできるようになっていましたが、「書き」の方はまったくで、入学してから、学校で1文字ずつ教わって覚えたのです。

入学の時点で、すでに文字を書ける子はクラスに何割かいて、中にはかなり上手に書ける子もいたようです。

1年生の1学期、文字を上手に書ける子はクラスメイトの尊敬の的です。先生もほめちぎります。

クラスメイトから「あの子は頭がいい」という評価が授けられ、本人もそう思うでしょう。勉強が、学校が楽しくてしょうがないに違いありません。

入学時にすでに文字を書ける1年生は、自信をもって小学校生活のスタートを切ることができるのです。

入学前の先取り・良いところと悪いところ

入学前からひらがなやカタカナ、漢字の読み書きを覚えることで、子供にはこんな影響があります。

良い影響

  • 学校生活に慣れやすい

    勉強が始まることだけではなく、生活の時間、朝や晩の日課、先生や友達……

    小学校入学により、生活が変わり、子供が受けるストレスは大きなものだと想像できます。1年生にとって最初の大きな課題である「文字を書くこと」に、あらかじめ慣れておくことができたら、子供の負担は少し軽くなるでしょう。

  • 自信を持てる

    文字を上手に書けるお子さんを、担任の先生はとってもほめて下さるはずです。クラスメイトからも「すごいね」と言われ、一目おかれるようになるのではないでしょうか。

    勉強に肯定的なイメージを持ち、これからも勉強を頑張っていこうという前向きな気持ちになれると思います。

    文字を書けるという自信は、友達関係での積極性につながるかもしれません。

  • 少しでもいやな思いをしないように

    1年生くらいですと、自分ができるからといって、文字を覚えるのに少し時間がかかったりまだ上手に書けない子を、笑ったり、バカにするような言動をする子はよくいます。

    まだまだ、言ってはいけないことを学んでいく途中なのですね。

    意地悪を言われても気にしない子、言い返せる子もいるでしょうが、気にして自信をなくしてしまう子もいます。

    子供たちはいろんな経験をして学んでいくのですが、親としては心配ですよね。

    上手に書けるようにしておけば、文字についていやな思いをすることが減るのではないかと、親が少し安心するということはあると思います。

悪い影響

  • 自信がつきすぎる子もいる

    上に書いたことの逆に、上手に書けない子をバカにする側になってしまう可能性もあります。

  • 子供の意思ではなく勉強されられてしまう子もいる

    小学校に入るか入らないかという時期ですと、生活面も勉強も、親主導で「親が決めてやらせる」ことになると思います。

    小さいうちから知的欲求が高い子というのもいるでしょうが、まだお勉強的なことに興味を持つ時期ではない、というお子さんも多いと思います。数や図形には早くから興味を持っていても、文字を書くのはまだ興味がないというようなケースもあるでしょう。

    「お勉強大好き」と子供に言わせるよう、誘導することだってこの時期なら親にはできてしまいます。

    だからこそ、親が注意したいのです。本当に勉強が好きで子供が自分からやりたがっているのか、無理にやらせているのではないか、一歩引いて考えてみることも大切ではないでしょうか。

  • 意外とすぐに追いつき追い越される

    例えば、1年前から勉強を始めさえすれば、その後ずっと、他の子より1年分先を進み続けることができるわけではありません。息子のクラスの場合、1年生の冬ともなると、入学前に勉強していたかどうかはあまり関係なくなりました。

    もしも、リードを保ち続けたいと思うのならば、先取りの学習を続ける必要があるでしょう。それでも、勉強量=成績ではありませんので、追いつかれ、追い越されることは、当然あります。

    その時、子供はびっくりして、ちょっと混乱するのではないでしょうか。

    でも多くの場合、子供本人は、あまり気にしないと思います。

    一時的に、おもしろくない思いをするかもしれませんが、時間がたてば、自分よりできる子がいるということを受け入れて、やっていけると思います。

    子供が他の子に負い越された時、受け入れるのが難しいのは、親の方でしょう。

    必死にやらせてきたつもりなのに追い越された時、「なんで先取りさせていたのに、何もやってなかったあの子に負けるのよ!」という気持ちになってしまうぐらいなら、始めからやらせない方がいいのではないかと思います。

小学校入学前に文字を教えるべき?まとめ

入学前のお子さんにひらがなや漢字の読み書きを教えるかどうかということについて、ここまで書いてきたことをまとめると……

  • 他の子よりできる状態は一時的だが、学校生活に慣れるための負担を軽くしたいなら良い。
  • 自信をもちすぎるタイプなら、他の子をバカにするような態度を取らないようフォローしてあげたい
  • 子供が文字を書くことに興味を持っているかどうか見極める。まだ早いということも多い。

あとは地域性というか、周囲の家庭にある程度合わせた方が、子供は抵抗を感じにくいということは確かにあると思います。

あくまでも私の意見ですが、

一長一短なので、子供が文字を書くことに興味を持つようなら小学校入学前に教えてもいい。

一言でまとめると、こんな感じです。

※この記事は2015年1月18日に投稿しました。その後2017年11月6日に内容を見直し、改稿しました。

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