英検CBTと通常の英検の違い【2020年度】

2020年5月21日

英検CBTと通常の英検の違い

このページでは、2020年度の英検CBTの日程や試験内容、検定料などについて通常の英検と比較して違いをまとめています。

1人1台のコンピュータを使って受験する「英検CBT」は、これまで一部地域でしか実施されていませんでしたが、47都道府県、原則毎週土日に受験できるようになります。英検の流れが変わりそうですね。

うちの子どもも英検合格を目指して勉強をしています。そのため英検についてよく調べて、このページの内容も更新しています。

小中学生のお子さんに英検を受験させようと思っている方に参考にしていただけるとうれしいです。

一次試験とニ次試験を別の日に行う従来型の英検についてまとめた記事もぜひお読みください。

英検CBTとは

英検CBTは、通常の英検と同じく、公益財団法人日本英語検定協会が実施する検定試験です。

英検CBT公式サイト 

  • 問題形式は従来型の英検と同じ
  • 問題の難易度は従来型の英検と同じ
  • 従来型の英検と同じ級の合格が認定される
  • 4技能のCSEスコアも出る
  • 英検CBTの結果は、従来型の英検と同じ英語力の証明となる

英検CBTと通常の英検の違い、それは「試験を受ける方法」です。

試験を受ける方法の違いとは

従来型の実用英語技能検定(英検)の試験では、紙の問題用紙と解答用紙が配られます。受験する人たちは、鉛筆やシャープペンシルを使って、マークシートにマークしたり、英文を書いたりします。

また、3級から1級の二次試験では、面接官と対面で「話す力」をみる試験を受けます。(こういった方式で試験を受ける英検を、この記事では「従来型の英検」と呼びます)

英検CBTは、それとは異なり、会場で1人1台のコンピュータを使って受験します。コンピュータ画面の表示や音声で問題が出され、受験生はマウスやキーボードを操作して答えます。「話す力」をみる試験は、コンピュータとヘッドセットを使い、音声を録音して行われます。

一日で4技能の試験をする

通常の英検の3級、準2級、2級、準1級、1級は、まず一次試験があり、それに合格した人だけが二次試験を受けます。

英検CBTは、受ける人全員が、1回の検定試験を1日で受けます。

英検CBTと従来型の英検の違い

英検CBTと従来型の英検との違いを一つ一つ見ていきましょう。

英検CBTと英検の級

英検の級は、1級から5級まであります。
この中で、準1級から3級までを英検CBTで受験することができます。

英検CBTで合格(級認定)すれば、従来型の英検の級認定と同じことになります。

英検CBTの会場

英検CBTは全国15都道府県のみで実施されていましたが、2020年8月実施分から、実施回数と実施エリアが大幅に拡大されることになりました。

  • 全国47都道府県に1か所以上のテストセンターを配置
  • 原則として毎週土曜日・日曜日実施
  • 一部会場においては、平日・祝日も実施

この変更により、多くの人が英検CBTを受けられるようになります。

英検CBTの日程

英検CBTは1カ月に1回行われます。

  • 従来型の英検の第1回検定に対応する英検CBT:4月、5月、6月、7月
  • 従来型の英検の第2回検定に対応する英検CBTが:8月、9月、10月、11月
  • 従来型の英検の第3回検定に対応する英検CBTが:12月、1月、2月、3月

ただし、同じ級を申し込みできるのは検定回ごとに1回だけです。

1回の検定につき、「従来型の英検」と「英検CBT」の両方に申し込むことはできます。

2020/5/30時点の情報では、

「英検CBT」8月実施分
申込受付期間:6月15日(月)18時~6月30日(火)17時まで

となっています。会場、試験の日程などは準備中となっていて、追って発表されるそうです。

2020年度は中止や変更も

社会情勢の影響で、4月、5月の英検CBTは中止となり、日程の変更や、受付期間の変更も多くなっています。今後また変更があるかもしれませんので、公式サイトで確認してください。

英検公式サイト 

英検CBTの検定料

2020年度(2020年4月以降実施)の英検CBTの検定料(税込)です。

準1級 7,400円
2級 6,400円
準2級 5,900円
3級 4,900円

参考:2020年度の従来型の英検の検定料

従来型の英検本会場の検定料(税込)

1級 10,300円
準1級 8,400円
2級 7,400円
準2級 6,900円
3級 5,900円
4級 3,600円
5級 3,000円

従来型の英検準会場の検定料(税込)

2級 5,500円
準2級 4,900円
3級 3,900円
4級 2,600円
5級 2,000円

(準1級、1級は本会場のみ)

英検CBTの試験時間

スピーキング リスニング リーディング・
ライティング
準1級 15分 30分 90分
2級 15分 25分 85分
準2級 15分 25分 75分
3級 15分 25分 50分

リスニングと、リーディング・ライティングの試験時間は、各級とも従来型の英検と同じです。

「話す力」をみるテストの違い

従来型の英検の3級から1級は、二次試験として面接による「話す力」をみるテストがあります。

英検CBTでは、コンピュータに接続したヘッドセットを装着してスピーキングの試験を受けます。

コンピュータの画面に面接官の顔や、問題文、イラストが表示されます。音声を聞き、話す音声を録音したり、画面の選択肢をクリックしたりして解答します。

面接官とリアルタイムで話すわけではなく、録画の画面と音声を聞いて、自分の答えを録音します。

従来型の英検と英検CBTの解答方法の違い

リスニング、リーディング

従来型の英検:マークシートに印刷された選択肢を鉛筆で塗って解答します。
英検CBT:画面に表示される選択肢をクリックして解答します。

ライティング

従来型の英検:英文を手書きで解答します。
英検CBT:パソコンに備えつけのキーボードで英文を入力します。

スピーキング

従来型の英検(3級から1級):面接官がいる部屋に入り、1対1で実際に会話をします。
英検CBT:コンピュータに接続したヘッドセットを装着して、画面の表示を見たり音声を聞いたりして、自分の話す音声を録音します。

英検CBTと従来型の英検の対策の違いは?

問題構成、問題形式、難易度が同じですので、従来型の英検と同じ対策で大丈夫です。

ただ、ライティングの試験がパソコンのキーボード入力による解答となるため、必要に応じて、英文をキーボードで入力する練習をしてください。

パソコン操作はどの程度できる必要があるか

英検CBTを受験するためには、Windowsパソコンの操作ができる必要があります。

マウスによる操作で試験の進行や解答を行います。

また、ライティングテストは、キーボードを使って英文を入力します。1分間に30文字を入力できるタイプスピードがあれば問題ないとのことですが、タイピングに自信のない方は練習するか、従来型の英検を受けることにした方がよいと思います。

手書きでメモを取ることは可能です。

英検CBTにも一次試験免除はある?

従来型の英検には、一次試験免除の制度があります。1~3級の一次試験に合格し、二次試験には合格しなかった人は、次回受験する際に申請をすれば、一次試験が免除となり、二次試験だけを受けることができます。免除される期間は1年間です。

英検CBTは、すべての受験者が1日で4技能の試験を受けるため、一次試験免除はありません。

英検CBTを受けてリーディング、ライティング、リスニングの3技能のスコアが合格基準を満たした人が、1年間以内に同じ級の従来型の英検を受ける際には、申請をすれば一次試験免除となります。

英検CBTを小学生が受けることはできる?

英検CBTは年齢・職業・学歴などを問わず受験できます。

ただし、試験中に保護者がつきそうことはできませんので、同じ会場で試験を受けている他の人の迷惑になるようなことをせずに、1人で試験を受けられるかどうか、親の責任で判断して受験させるかどうかを決めてください。

英検CBTを受験するためには、パソコンの操作ができることが必要ですので、その点も問題ないかどうか確認してください。

英検2020 1 day S-CBTとは

英検CBTに似たテストで「英検2020 1 day S-CBT」というものもあります。

英検CBTと同じように、1人1台のコンピュータを使い、1日で行われる英検です。

一言でいうと「出題はコンピュータ画面と音声、解答は手書き」というのが「英検2020 1 day S-CBT」の特徴です。

「英検2020 1 day S-CBT」は、もともとは大学入試への英語民間試験の活用に対応し行われることになった試験です。

2020/5/30時点での情報では、

7月23日~31日実施分
申込受付期間:現在申込受付中~6月15日(月)午前10時まで

8月実施分
申込受付期間:6月15日(月)18時~6月30日(火)17時まで

日程や実施エリアについては準備中となっています。

申込受付期間の変更など多くなっていますので、受験する予定の方はこまめに公式サイトを確認されることをおすすめします。

英検2020 1 day S-CBT公式サイト

さいごに

英検CBTは、1人1台のコンピュータで受験する英検です。

毎月開催され、1日で4技能の試験を受けることができるという点で、従来の英検よりも受験しやすくなっていると思います。

ただ今のところ、受験できる地域と席数が限られています。

文部科学省が進めていた大学入試英語成績提供システムの導入は、令和6年度まで延期するという発表がありました。いま小学生のお子さんたちが大学入試を迎えるころには、導入されているでしょうか。

現在でも、英検をはじめとする民間試験を独自に入試に活用する高校、大学等は多くあります。英語の力を証明する資格として、英検を目標に勉強をしていくことには大きな意義があると考えています。

うちの子どもも英検を目標に勉強をがんばっています。これからも英検について調べて記事にしていきますので、またチェックしてくださいね。

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Posted by shino