英検スタディギアを小学生がお試し中

2016年4月14日

子供が英検スタディギアのベーシックプランをやってみた感想を書きます。

スタディギアは、英検合格を目指した学習をこの教材だけで全部できるという、英検の公式教材です。

正式なサービス名は「スタディギア for EIKEN」ですが、この記事では「スタディギア」「英検スタディギア」と書きます。

英検の2級から5級に対応しています。

→公式サイト英検スタディギア

パソコンやスマホで、手軽に英検対策の勉強をすることができるんです。

この記事は2016年4月に投稿しました。その後数年たち、中学生になった子供が、再び英検スタディギアを使っています。この記事を書いた当時より、スタディギアはずっと使いやすくなっています。そこであらためてご紹介したいと思い、記事を大幅に書き直しました。最終更新日は2020/5/21です。

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英検スタディギアの始め方

英検スタディギアの始め方を簡単にご紹介します。画面の表示どおりに登録していくだけで簡単に始められるようになっています。

パソコンの場合

英検スタディギアのページで学習スタートします。

スマホの場合

英検スタディギアのアプリをダウンロードします。

英ナビIDとパスワードでスタディギアにログイン

英ナビIDをすでに持っている人は、IDとパスワードを入力してログインします。持っていない人は英ナビIDを新規作成しましょう。

これで英検スタディギアを始めることができます。

最初は「ライトプラン」になっています。

ライトプランは、利用できる学習コンテンツが制限されています。お試し用という感じです。利用期間の制限はありません。

英検を受検する人はベーシックプランを無料で使える

英検の申し込みをすると、ひとつ上のプランである「ベーシックプラン」を無料で使えるようになります。

インターネットで英検の申し込みをした人は、メールでスタディギアのクーポンコードが送られてきているはずなので、スタディギアの設定でクーポンコードを入力します。

店頭で英検の申し込みをした人は、英検受験願書内にクーポンコードが掲載されています。

ベーシックプランで何ができるか

英検スタディギアは、カラフルで楽しい雰囲気の、とても使いやすいアプリになっています。

勉強するとレベルが上がったり、アチーブメントをゲットすることができます。レベルを上げることや、アチーブメントを集めることが、勉強の励みになります。

アチーブメントとは

累計学習日数や、どの学習をどれだけやったかに応じてバッジのようなものがもらえます。アチーブメントのページに、今まで獲得したバッジが表示され、全部集めるとトロフィーが表示されるようになるようです。

プラン別できることの違いは?

英文法、リーディング、リスニング…など他の学習コンテンツも、上のプランほど学べるコンテンツ数が多いです。

ライトプランベーシックプランプレミアムプラン

ライトプランでは、英検形式の練習問題、過去問、英検二次対策はできません。その他の学習コンテンツも少ないので、ライトプランはお試し用と考えた方がよさそうです。

ベーシックプランは、単熟語と英文法に関しては、有料プランの3分の2ぐらいは学習できます。リーディングとリスニング、英検二次対策については、プレミアムプランの3分の1ぐらいは使えます。

ただ、英検形式の問題練習が、プレミアムプランは各級13~28のコンテンツがありますが、ベーシックプランはそのうち1つしか利用できず、ライトプランは0です。英検形式の問題練習は、プレミアムプラン以外の人は他の英検問題集で練習するとか、何かでプラスする必要がありそうです。

英検過去問は、ベーシックプランでは1回分のみ、学習することができます。

英検スタディギアの自動スケジュール機能

英検スタディギアのアプリを開始すると、次に受検する英検の級と、受験日を設定することができます。

一日当たりの学習時間の目標も自分で決めて設定することができます。

英検受験の日まであと何日で、何級を受検するのか、そしてその日までにどの学習コンテンツで学習するべきか、アプリが自動的に判断して、おすすめのコンテンツをセットしてくれます。

あとはアプリを開いて、今日のおすすめのレッスンを次々と受けていくだけでいいんです。

英検の学習といっても、単語を覚えたり、英文法の説明を読んで理解したり、長文を読む練習をしたり、リスニング問題に取り組んだり…やらなくてはいけないことがたくさんありますよね。

どれをやったらいいのか、迷っているうちに時間がすぎてしまうことも…

やるべきことを判断して、今はこれをやろう!と決めてくれるのは、すごくラクです。

スタディギアを中学生の子供が使ってみての感想

サクサク楽しんで使えて、レベルアップを目指して楽しむうちに、いつの間にか英検対策の学習ができているという、ありがたいアプリです。

学習するべきことを自動で提示してくれて、学習の記録も自動でやってくれるので、とりあえずスマホでこのアプリを開きさえすれば、学習を開始できるという敷居の低さがいいです。

中学生の子供は、スタディギアのアプリがかなり気に入っているみたいです。

レベル上げたりアチーブメントを達成したりするとバッジが画面に表示されるようになるんですが、これが意外と励みになるみたいで、いくつも続けて学習コンテンツをこなしています。

しかも無料でだいぶ多くのコンテンツが利用できるので、使わない手はないです。

ここぞという時には課金して、プレミアムプランでしっかり勉強するという使い方もいいかもしれませんね。

プレミアムプランをお得に受講できる方法

プレミアムプランの料金は高めなんですが、ガイドブックを購入すれば、プレミアムプランを3か月間、通常の料金よりずっと安く受講できますよ。

小学生にスタディギアをおすすめできるかどうか

うちの子供はいま中学生ですが、小学校5年生の時に、スタディギアを使おうとしたことがありました。

その当時の子供の英語学習歴について、詳しくはこちらの記事に書いています。

リスニングはある程度できる(児童英検ゴールドで達成度90以上)けれど、リーディングの勉強はほとんどしたことがないというところから、英検学習をスタートしています。

リーディングの問題の中でも、特に英文法は、まったく学んだことがない状況でした。

このような英語学習歴をもつ小学校5年生の子供が、とくに小学生向けには作られていないと思われる英検スタディギアに、問題なく取り組めるのかどうか、当時試してみたのです。

表示や操作方法について

スタディギアには、当時も今も、説明文や問題文に「履歴」「模擬試験」など小学校では習わない漢字も使われており、ふりがなはありません。

中学校までに習う程度の漢字を読める方が対象となっているようです。小学校高学年の方は、まだ習っていなくても読むことはできる漢字が多くなってくるので、対応できる場合が多いのではないかと思います。

読めない漢字が多い場合は、親が横についていっしょにやるなどのフォローが必要です。

英検スタディギアは、使われている用語や言い回しも、特に子供向けの易しいものばかりではありません。

全体的に絵や効果音などの演出はあまりなく、シンプルなデザインの教材です。

マウス等でクリックする操作の他、キーボードでアルファベットを入力するところがあります。小学生はキーボード操作に慣れていない方が多いと思いますが、打つべきキーを1つ探すのにも時間がかかり大変です。

また、音声中心の英語学習をしてきて、英語を「書く」学習はまだあまりやっていないという方も多いと思います。うちもそうですが、英単語のつづりを覚えていないので、英検スタディギアの「単熟語学習」でつづりを入力する際には苦労しています。

このあたりは、慣れるまでは時間がかかったり、まちがいが多かったりするのが当然と思い、長い目で見ていけばいいのかもしれませんね。

単熟語学習について

英単語を覚え、覚えたかどうかくり返し確認します。スペリングの学習もします。

スペリングまでまだ覚えなくていいのでは、と思っていましたが、子供はキーボードを打つのがおもしろいらしく、ゲーム感覚で夢中になってやっていました。

英検は(中学校で習う英語もそうですが)、日本語訳を介して英語を学びます。この、「日本語訳を介する」ことに、子供がまだ慣れていないようで、英語で意味は分かっているはずなのに、すっと日本語訳が出て来ないことも多いです。

これも、学習を続けていくうちに慣れてくるのではないかと思っています。

文法学習について

単語が書かれたボタンを並べ替えて文を作り、解説を読んで英文法のポイントを確認します。

英検スタディギアは、中学生が学校の英語の授業で習う程度の、英文法の学習歴がある方向けの教材です。

主語、動詞、助動詞、疑問詞などの英文法の用語を目にするのも初めて、というような方には、英検スタディギアの英文法の説明ではむずかしいところもありそうです。

うちは英検スタディギアの他に、やさしい英文法のテキストをやらせていました。

英検スタディギアは小学校高学年から

英検スタディギアは、小学校低学年の方にはあまり向かないと思います。やるとしても、親のフォローがかなり必要でしょう。

高学年の方ならば、わからないところは親が質問に答えられるようにしていれば、英検スタディギアで学習できるのではないかと思います。

ただし、小学生向けに作られているわけではない点は理解したうえで利用してくださいね。

難易度があっているかどうかについては、これまでの英語学習歴によりますので、無料のライトプランでいろいろな機能を使ってみることをおすすめします。

特に英文法を初めて学ぶという方は、文法学習の難易度をよくチェックした方がいいと思います。

英検対策の教材としてスタディギアはおすすめ

英検受験のため、という目的がはっきりしている場合、スタディギアはやはりいいなと、ベーシックプランを中学生の子供がやる様子を見て思っています。

英検各級の試験に出る語句、文法に的を絞って覚え、英検の形式での問題練習ができる英検スタディギアは、英検合格のため最も効率のよい学習ができる教材ではないかと思います。

英検対策というと、語彙、リスニング、リーディング、文法、過去問と、学ぶべきことがたくさんあり、今日は何をやったらいいんだろう?と迷うものですが、全部がセットになっていて、その中から今日やるべきことを決めてくれるというのが英検スタディギアのいいところです。「とりあえずスタディギアを開けばいい」という敷居の低さですから、やる気が少ししかない時でも学習できる、続けられるんです。

このページでは、英検スタディギアの特徴や、中学生の子供が使った感想、小学生にはおすすめかどうかといったことについて書いてみました。

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Posted by shino