Z会小学生の通信教育【2020年度】まとめ
このページでは、Z会の小学生向け通信教育についてまとめています。
毎年のように改良されて変更点がありますので、2020年度の最新情報をチェックしてまとめなおしてみました。
紙のテキストで学ぶ「小学生コース」と、タブレットで学ぶ「タブレットコース」の主な違いについても調べました。
うちは子供がZ会通信教育の、タブレットと紙のテキストで学ぶコースのどちらも受講したことがあります。実際やってみてわかったこと、感想も書いてみたいと思います。
小学生のお子さんにZ会の通信教育を検討している方に読んでいただけるとうれしいです。
Z会とは
Z会は、幼児から大人までを対象とした教材、通信教育、塾などを手掛けています。
2018年度のZ会グループ全体の会員・生徒数は337,000人と公表されています。
中でも通信教育は有名で、難関大学を目指す人たちも多く受講しています。
お子さんに、自宅で質の高い学習をさせたい方におすすめです。

2020年度Z会小学生向け通信教育
2020年度のZ会小学生向けの通信教育について、調べてまとめました。
小学生コース(1・2年生)
1、2年生の小学生コースは、紙の教材を主体に、デジタル教材も組み合わせて学びます。
教科
- 国語
- 算数
- 経験学習(理科、社会につながる学習)
- 英語(デジタル教材)
- プログラミング学習(デジタル教材)
以上がセットになっています。
さらにオプションで「みらい思考ワーク」も受講できます。
国語と算数は「スタンダード」「ハイレベル」からレベルを選べます。
「経験学習」は親子で身近なものを使って実験や工作をしたり、観察をしたりします。「風こう計(風向計)を作ろう」など、楽しそうな内容ですよ。
学習時間
1日あたりの勉強時間は、1年生が約10分、2年生が約20分です。
低学年のお子さんも、学校の宿題の他にZ会の通信教育を無理なくできるのではないでしょうか。
添削指導
1・2年生の小学生コースには、国語、算数、経験学習に添削指導があります。
小学生タブレットコース(1年生)
1年生にはタブレットコースもあります。
(2年生の小学生タブレットコースは2021年度開講予定です)
タブレットでの学習が主になります。紙のワークブックもついてきます。
教科
- 国語
- 算数
- みらいたんけん学習(ちしき・しこう)
- 英語
- プログラミング学習Z-pro
以上がセットになっています。
1日あたりの学習時間
- 国語:15分×9回/月
- 算数:15分×9回/月
- みらいたんけん学習(ちしき・しこう):各15分×1回/月
- 英語:15分×1回/月
- プログラミング学習Z-pro:15分×4回/年
学校の宿題の他に無理なく続けられる分量だと思います。
もっと勉強したい方には、まとめテストの結果に合わせて追加で出題される「プラス学習」もあります。
添削指導
1年生のタブレットコースに、添削指導はありません。
Z会1年生の小学生コース(紙のテキストで学ぶコース)と、タブレットコースの違いをまとめると…
- 小学生コースには、理科、社会につながる「経験学習」があるが、タブレットコースにはない。
- 小学生コースには添削指導があるが、タブレットコースにはない。
- 料金はタブレットコースの方が安い。
小学生コース(3~6年生)
紙の教材を主体に、デジタル教材も組み合わせて学びます。
1教科から受講することができ、魅力的な専科があります。
教科
本科
- 国語
- 算数
- 理科
- 社会
- 英語(5~6年生)
- プログラミング学習(年4回取り組むデジタル教材)
専科
- 英語(3~4年生)
- 作文(5~6年生)
- 公立中高一貫校適性検査(5~6年生)
- 公立中高一貫校作文(6年生)
1教科から受講できます。専科だけを受講することも可能です。
レベル
3~6年生の国語と算数、5~6年生の理科と社会は、ハイレベルとスタンダードからレベルを選べます。
1日あたりの学習時間
3~4年生が5教科受講し、1か月分を24日間(ハイレベルは26日間)で取り組む場合、1日あたりの学習時間は約30分です。
5~6年生が5教科受講し、1か月分を26日間(ハイレベルは30日間)で取り組む場合、1日あたりの学習時間はで約40分です。
添削指導
Z会の小学生コースには、添削指導があります。
小学生タブレットコース(3~6年生)
タブレットで学習し、課題の提出、返却もタブレットで行います。
教科
- 国語
- 算数
- 理科
- 社会
- 英語
- 総合学習
- プログラミング学習
以上がセットになっています。
1日あたりの学習時間
3・4年生は、1か月分を20日で取り組んだ場合、1日あたりの学習時間は約30分です。
5・6年生は、1か月分を20日で取り組んだ場合、1日あたりの学習時間は約40分です。
添削指導
3~6年生のタブレットコースには添削指導があります。
提出課題は個別に添削指導され、約3日後にタブレットに返却されます。
Z会3~6年生の小学生コース(紙のテキストで学ぶコース)と、タブレットコースの違いをまとめると…
- 小学生コースは1教科から受講できる
- 小学生には魅力的な専科があり、専科1教科だけでも受講できる
- タブレットコースは全教科セットで受講する
- タブレットコースには「総合学習」がある
中学受験コース(3~6年生)
国私立中学校受験を目指す方のためのコースです。紙のテキストとタブレットを使って学習します。
教科
本科(3~6年生)
- 国語
- 算数
- 理科
- 社会
各教科に「トータル指導プラン」と「塾併用要点学習プラン」の2つのプランがあります。
専科(6年生)
- 頻出分野別演習
- 志望校別予想演習
1日あたりの学習時間
4教科受講で、一日あたり3年生約40分、4年生約60分、5年生約115分、6年生約120分とされています。
くわしくは公式サイトをご覧ください。
添削指導
Z会の中学受験コースには、添削指導があります。
Z会の料金
料金については、公式サイトでご確認ください。料金のシミュレーションもできますよ。

Z会の難易度
Z会は、標準的な問題だけではなく、難易度が高めの問題にもふれられるようになっています。
他の定番の通信教育と比べると、全体的な難易度は高めです。
マンガやイラストがいっぱいの教材も多い中、Z会のテキストは、文章による説明が主体です。
この点で、Z会はとっつきにくいと感じる方もいるかもしれません。
マンガやイラスト、デジタル教材の動画など、直感的に理解する教材も、組み合わせて利用する分にはいいのですが、文章を読む力は、やはり多くの文章を読むことで養われるものです。
Z会で家庭学習をしていると、自然と長文を読むのを苦にしない「読む力」がつくと思います。
Z会を子供が受講した感想
うちの子供はZ会のタブレット教材も、テキストの教材もどちらもやったことがあります。
タブレットの方は、スケジュールを自動で立ててくれて、間違えたところ、苦手なところは自動的に復習できる仕組みになっている点がよかったです。学習の記録も自動的に残るので便利です。
何をやるか決めて準備をして…というのが億劫なときもあると思いますが、タブレットでZ会のアプリを開きさえすれば、勉強をスタートできます。
それからやはりうれしいのは、タブレットの中に何でも入っているということです。大量の紙の整理に困ることがありません。
でも、Z会は紙のテキストで勉強するコースも捨てがたいんです。
Z会の紙のテキストはとても見やすいです。1か月分の分量が多すぎず、ゴチャゴチャしていなくて、書き込みスペースも適度。落ち着いて気持ちよく勉強ができるテキストです。
両方やってみた結果、うちの子は紙の教材の方を気に入っています。
「紙に手で書いた方が、見直した時に、勉強したことを思い出しやすい」と子供は言っています。
小学生の頃から、自主学習ノートの宿題などもやってきて、手書きの文字で書いてまとめたり自分が書いたものを見直したりする、という学習スタイルが定着しているからかもしれません。
デジタル教材と紙の教材のどちらが合っているかは、お子さんによって違いますので、資料請求をして問題を解いてみることをおすすめします。
魅力的な専科
紙のテキストで学ぶ小学生コースは、1教科から受講でき、とても魅力的な専科があるのもポイントです。
「作文」「公立中高一貫校適性検査」「公立中高一貫校作文」
これがあるからZ会の小学生コースを選ぶという方も多いのではないでしょうか。
作文の専科がとてもいいです。うちの子は作文が苦手だったので、小学生の頃に通信教育を受講させていました。
中学生になった今では、作文は苦手ではないですし、逆に文章を書くのが好きと思えるぐらいになってきているようです。
親の感想としては、子供にきちんとした質の高い教材で勉強させているという安心感があるのがZ会だと思います。
Z会はこんな方におすすめ
低学年の方なら…
- 質の高い落ち着いた教材で学習習慣をつけたい方
- 少し難易度の高い問題にもふれておきたい方
- 得意教科をもっと伸ばしたい方
- テストで100点や、クラスで1番を目指したい方
- 将来中学受験や公立中高一貫校受検をするかもしれない方
高学年の方なら…
- 学校で学ぶことプラスαの学習をしたい方
- 得意教科をもっと伸ばしたい方
- テストで100点や、クラスで1番を目指したい方
- 公立中高一貫校を受験する予定がある方
- 中学受験の対策を通信教育でされたい方
- 作文の添削指導を受けたい方
目標があって勉強をがんばりたいという方に、Z会はおすすめです。
