テプラLiteとピータッチキューブを比較して違いを見極めた
今日は、スマホでデザインを決められるラベルライター、ピータッチキューブ(P-TOUCH CUBE)またはテプラLite(ライト)のどっちを買おうか迷っている人に、よく似たこの二つの機種を比較して、違いと選び方を詳しく解説してみたいと思います。
私は、子供の名前つけのラベルを作るのに、以前からP-TOUCH CUBE(ピータッチキューブ)を愛用しています。こんな風に使ってますよ、という内容の記事も以前書きました。
昔からラベルライターとして有名な「テプラ」にもスマホでラベルのデザインができる機種テプラLiteが出たと聞いて、さっそくチェックしました。
その結果……
テプラLiteは、先に出たピータッチキューブと似たところも多いですが、はっきりした違いもありました。
どういう使い方をしたいかによって、選ぶべき機種が違いますので、なんとなくで選ばないでくださいね。
この記事で一つずつ解説していきますので、最後まで読んでいただけると嬉しいです。
テプラLite とP-TOUCH CUBEの基本情報
まずはテプラLiteとP-TOUCH CUBEの基本情報をまとめます。
テプラLite LR30
品名 | テプラLite LR30 |
---|---|
価格 | 7,480円(10%消費税込)※ |
サイズ | 7.1×4.6㎝ 高さ7.6㎝ |
重さ | 132g(電池、テープ除く) |
印刷方式 | 感熱式 |
最大印刷可能幅 | 9.0mm |
電源 | 単4電池4本 |
P-TOUCH CUB PT-P300BT
品名 | P-TOUCH CUBE PT-P300BT |
---|---|
価格 | 6,600円(10%消費税込)※ |
サイズ | 11.5×6.1㎝ 高さ11.5㎝ |
重さ | 380g(電池、テープ除く) |
印刷方式 | 感熱式 |
最大印刷可能幅 | 9.0mm |
電源 | 単4電池6本 |
ピータッチキューブとテプラLiteの共通点
ピータッチキューブとテプラLiteは、どちらも使いやすいラベルプリンターです。両方に共通する特徴を挙げてみます。
- スマホアプリでラベルのデザインができる。
- たくさんの絵文字が使える
- 外枠など文字の周りに飾り付けができる
- たくさんのフォントから選べる
- 作ったデザインを保存しておくことができる
- 保存したデザインを呼び出せば短時間でサッときれいなラベルを作れる
- 写真を取り込んでラベルに印刷できる
- 専用のマスキングテープにも印刷できる。
- どちらも1色でしか印刷できない(テプラLiteは黒のみ。ピータッチキューブはテープに対応した黒、赤、青、金、白いずれか1色の文字での印刷となる)
写真について
テプラLiteもピータッチキューブも、どちらもスマホに保存してある写真を取り込んでテープに印刷できますが、小さいテープに1色での印刷ですし、正直あまり使い道が思い浮かびません…
テプラLiteだけでできること
次に、テプラLiteではできるけどピータッチキューブではできないことについて書きます。
タイムスタンプを使える
テプラLiteには便利な機能「タイムスタンプ」があります。
現在の日時をワンタッチで入力できます。アナログ時計のイラストで時間を表示させることもできます。
これは魅力的ですね。時計が見た目のいいアクセントになりますし、実用性もあります。
たとえばこのように…
冷蔵庫に入れる常備菜などに、日時を印刷したラベルを貼っておけば、いつ作ったんだっけ?と悩むこともなくなりそうです。
似顔絵を作れる
輪郭、髪、目などを選んで、似顔絵を作ることができます。家族の似顔絵を作って、それぞれの持ち物に貼ったら楽しいですね。
またまた冷蔵庫シリーズで…
ふせんとペンを出してきて書くよりラクかもしれません。使い方に慣れれば、簡単にきれいなラベルが作れてしまいます。
他にもこんなラベルが簡単に作れますよ。
アプリの使いやすさはテプラLiteが上!
アプリの使いやすさは、テプラLiteの方が少し上です。直感的に操作がしやすいと思います。
ただ、劇的な違いというほどではありません。
ピータッチキューブのアプリも、使い慣れてしまえば特に困ることはないです。
テプラLiteの方が小さくて軽い
テプラLiteの方が小さいので置き場所は取らないですね。手のりサイズです。
一応ピータッチキューブも、手にギリギリ乗るサイズではあります。
ピータッチキューブはテープの種類が豊富
アプリで、上に書いたような小技が使えるのがテプラLiteのいいところです。ただ、現状ではピータッチキューブに大きな強みがあります。
その強みとは、ピータッチキューブは純正の専用テープのラインナップが優れているということです。
比較してみますね。
テプラLiteで使えるテープ
- 無地のフィルムテープ
- 柄の入ったフィルムテープ
- マスキングテープ(柄の入ったマスキングテープ)
テプラLiteは今のところこのように、限られた種類のテープのみのラインナップとなっています。
ピータッチキューブで使えるテープ
一方、ピータッチキューブには、本当にたくさんの種類のテープがあり、使うのに迷ってしまうほどです。
ラミネートテープ
水に強いテープ。無地や柄の入ったテープ、蛍光カラー、強粘着タイプなどもある。
おしゃれテープ
ゴールドなどラメ入りでラッピングに使うと高級感が出る。
布テープ
布にアイロン接着できるテープ。切りっぱなしでもほつれにくい。
リボンテープ
光沢のある布製のリボン。アイロン接着剤がついていないので、結んだり、縫い付けたりして使える。
マットテープ
つや消しタイプで、小物や家具に貼ってもテカテカせずなじむ。
マスキングテープ
おしゃれな柄入りのマスキングテープも、もちろんあります。
文字色「白」などで印刷できる純正テープがあるのはピータッチキューブ
テプラLiteの方は、純正のテープは黒でしか印刷できません。文字も絵も黒だけです。
ピータッチキューブは、テープによって、黒、白、青、赤、金で印刷できます。(1本のテープで、文字色を選べるわけではなく、テープによって文字色が決まっています)
テープの種類と、文字色のバリエーションが豊富です。ラベルのデザインの自由度がとても高いんです。
人気の透明テープもピータッチキューブが上
名前つけにも、小物などのラベル、ラッピングにも、透明テープで作ると、とてもオシャレにできるということで人気があります。
ピータッチキューブは、透明なテープが2種類あり、それぞれ文字色も選べます。
「ラミネートテープ」という水に強い加工がされたテープの透明は文字色「黒、赤、青、白」が揃っています。
つや消しの「マットテープ」の透明は、文字色「黒、赤、青、白」の他「金」もあります。
テプラLiteは、スリムテープといって通常より細いテープに「クリア」という透明のテープがあります。文字色は黒のみです。
透明テープでラベルを作りたいという人、とても多いんじゃないでしょうか。私も気に入って透明テープは白文字と黒文字を常備しています。
- 透明テープに白で印刷して、色の濃いものに貼る
- 透明テープに黒で印刷して、色の薄いものに貼る
すごくおしゃれに見せることができるんですよね。
これは私の使用例なんですが…
今見て思ったんですが、「住まい」のアイコン、なんでテントの絵文字を選んだのか謎です…(笑)
値段はお店による
テプラLite LR30 | 7,480円(税込)※ |
---|---|
P-Touch Cube PT-P300BT | 6,600円(税込)※ |
いちおう公式ではこのようになっていますが、売っているお店によって値段は違います。
ということで、ここまで、テプラLiteとピータッチキューブの違いについて詳しく書きました。
どういう目的の人にはどっちの機種がおすすめか、私の結論をまとめます。
こんな方にはテプラLiteがおすすめ
- タイムスタンプや似顔絵を使ったラベルを作りたい
- コンパクトサイズで簡単に使えるラベルライターがほしい
ただし、純正テープの種類は少なめで、黒でしか印刷できません。
シールタイプだけで布テープがありません。アイロンプリントや縫い付けで布製品に名前つけをするためには、お名前つけグッズを別に買う必要があるという点には注意が必要です。
こんな方にはピータッチキューブがおすすめ
- 黒の他、白、金、赤、青でも印刷できる方がいい
- テープの種類が多い方がいい
- 布テープもある方がいい
いろんなテープを使って印刷したい、これ1台で何にでも名前つけできる方がいい、という人にはピータッチキューブがおすすめです。
小学生の名前つけ用には、ピータッチキューブの一番安い機種「PT-P300BT」で十分だと思います。ただ単4電池を6本も使うのがちょっと…と思う方は、別売りのACアダプターを買うか、充電できるバッテリーがついているPT-P710BTを買うかした方がいいかもしれません。
P-TOUCH CUBEで実際にテープをデザインして印刷する様子の動画
どんな感じで使うのかな?と思った方は、こちらの動画も参考にしてくださいね。
(7分53秒/BGMあり)
もっとデザインに凝りたい方には
ラッピングやインテリアに使うなど、ラベルのデザインに凝りたい方、幅の広いテープに印刷したい方には、ピータッチキューブの上位機種がおすすめです。
ピータッチキューブの上位機種
PT-P710BT:24mm幅のテープまで使用可
PT-P910BT:36mm幅のテープまで使用可