主語と述語の家庭学習ノート・その1

2015年1月27日

主語と述語の自主学習ノート例

主語(しゅご)と述語(じゅつご)について学習する家庭学習ノートを作ってみましょう。

これから中学、高校…と、長い年月をかけて学習していく、国語の文法の第一歩です。

苦手と感じてしまうお子さんや、よくわからないままあっという間に単元が終わってしまった、と感じるお子さんも多いところではないでしょうか。

主語と述語について、学校で習ったばかりの頃に復習になるような家庭学習ノートを考えてみました。

  • 主語と述語とは何かを確認する。

では、主語と述語の学習ノートの作り方を、説明していきます。

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主語と述語で最初に確認したいこと

市販の、主語と述語についての参考書をいくつか見てみましたが、簡単な説明の後、やさしい文が示されて、主語と述語を選ばせる問題から始まっているものが多いようです。

「ぼくは走る。」というようなごく単純な文があり、主語に線を引きなさい、述語に波線を引きなさいといった問題です。

  • 主語とは:何が、何は、だれが、だれは
  • 述語とは:どうする、どんなだ

このような感じで、教科書や参考書などには説明が書いてあります。

ここをさらっと読んだだけで「この文の主語と述語はどれですか」という問題に入ってしまい、よくわからないということになりがちです。

例)雪は白い。

「雪は」=「何は」だから主語だな

ということはわかるとしても、

「白い」=「どんなだ」

ということがわからないから、述語だということがわからないということがありがちです。

主語とは何か、述語とは何か、ということを、説明を読むだけではなく、もう1つ学習のステップを入れた方が、理解しやすいのではないかと思います。

  • 「なにが」「だれは」「どうする」「どんなだ」にあたる言葉を文の中から探す
  • 「だれが」「だれは」「どうする」「どんなだ」が含まれた作文をする

これをしっかりと確認してから、「主語」「述語」という言葉と結びつけたいのです。

そこで、このような内容のノートを考えてみました。

主語と述語とは何かを、教科書などを見ながら自分の手で書きます。その後もう一度、これは主語だっけ?述語だっけ?と思い出しながらやはり自分の手で、書きます。

問題は、親が書いてあげてもいいと思います。でも担任の先生の考え方によって、自分の手で全部書くよう言われる場合は、別の紙に下書きをしてあげて、ノートに写させるか、この画像を見せて(答えの方は見せずに)問題を自分で書かせるなどして、使って頂けたらと思います。

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主語と述語の説明を書きます。

主語と述語ノート解答後

ページを埋めることができたら、丸つけをして、コメントを書いてあげましょう。

主語と述語の学習について

ここでは、主語と述語を学校で習ったばかりの頃に、復習として確認する家庭学習ノートを作りました。この後、文から主語はどれか、述語はどれかを選ぶ問題を解いていくことにします。

この段階では、主語とは何か、述語とは何か、よくわからないとおっしゃるお子さんもいると思います。文法全体を一通り学ぶまでは、その一部だけ知ってもなんだかよくわからないものです。なので、まだ「なんとなくわかる」という程度でもいいのではないでしょうか。

苦手かな? と気になるようでしたら、反復学習で補強しましょう。

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