ローマ字の50音表の自主学習ノート例
自主学習ノートでローマ字の学習をしましょう。
パソコンのキーボードで日本語入力する際には、ローマ字入力が主流です。パソコンを使うためにも、アルファベットとローマ字を早めに覚えることが必要なんですね。
ところが、ローマ字の学習に充てられる授業数は多くはありません。家庭学習で補ってあげない限り、学校の授業だけで、ローマ字を完全に習得するのは難しいと思います。
自主学習ノート、家庭学習ノートで、ローマ字の学習をすることをおすすめします。
ここで紹介する家庭学習ノートは……
- ローマ字の50音表を作ってみる
アルファベットの大文字、小文字の書き方を覚えた後、ローマ字を習ったばかりの頃の復習、または予習として行うことを想定して家庭学習ノート例を作ってみました。
ローマ字の五十音表づくり
まず、マス目を数えて、どこにどれぐらいの大きさの文字を書くか決めます。
けい線を引いて、50音表を書く準備をします。
そして、「あいうえお かきくけこ…」と、これから書く文字をひらがなで書いておきます。
ノートの下の方では、2つの書き方があるローマ字の練習をすることにしましょう。
令和2年東京書籍発行の『新しい国語3』『新しい国語4』に掲載されているローマ字の表を参考に自主学習ノート画像を作り直しました。5㎜方眼ノートを使っています。
ローマ字を書いていきます。教科書・参考書を見て書くか、このノート見本を見て書いてもOKです。
上のノート例には含まれていませんが、このような書き方をすることもあります。
ぢ:di,zi
づ:du,zu
ぢゃ:dya,zya
ぢゅ:dyu,zyu
ぢょ:dyo,zyo
を:wo
国語の教科書を見てみよう
小学校3年生の国語の授業でローマ字の書き方を習います。
また、小学校ではいろいろな授業でパソコンを使いますが、その際、キーボードでローマ字入力することがあります。
ローマ字の書き方にはヘボン式と訓令式があります。(下記はヘボン式と訓令式で書き方が違うローマ字の一例です)
訓令式 | ヘボン式 | |
し | si | shi |
ち | ti | chi |
小学校ではどちらを習うのか調べるために、教科書を見てみると…
令和2年発行の『新しい国語』(東京書籍)には、3年生から6年生の国語の教科書に、ローマ字の表が載っています。訓令式のローマ字の表を基本に、ヘボン式で書き方が異なる文字については()つきでつけたしてある表です。3~4年生の教科書の巻末には、訓令式のみのローマ字の表も載っています。
国語授業の中で、「し」「ち」など二つの書き方があるローマ字もあるということを学習します。テストなどでは、ヘボン式と訓令式、どちらで書いても正解になるはずです。(先生によって違うかもしれませんが…)
ちなみに小学校5~6年生の英語の教科書にもローマ字の表が載っています。これはヘボン式のローマ字の表で、訓令式で書き方が異なる文字については()つきでつけたしてあります。
最終的には訓令式とヘボン式の両方を覚えた方がいいのですが、どちらから先に覚えるのがいいかというと、訓令式です。
理由の一つは、母音と子音が規則的に組み合わせられている訓令式は覚えやすいからです。
また、小学校ではいろいろな授業でパソコンを使いますが、パソコンのキーボードをローマ字入力する際には、訓令式の方がキーを打つ数が少なくてすむからです。
学校の先生の指導方針によって違いますが、基本的には先に訓令式を覚え、高学年までにはヘボン式も覚える、ということでいいと考えます。
ローマ字に2通りの書き方があることについてですが、これも教科書によると、母音と子音を規則的に組み合わせるのが訓令式、英語を話される方が声に出して読むと日本語の発音に近くなるのがヘボン式なのだそうです。
つまりローマ字で「si」と書いてあるのを英語を話される方が読むと、日本語の「し」とはだいぶ違う発音をしてしまう場合が多いが、ローマ字で「shi」と書いてあるのを英語を話される方が読むと、日本語の「し」に近い発音をするということです。
小学校で習うローマ字についてまとめたこちらの記事も、よろしければお読みください。
ローマ字の学習方法
漢字と同じでローマ字も、忘れたころに何度か確認して、定着させていきましょう。
- 教科書を見ながら書いてみる。
- なるべく教科書を見ずに書く。(何度か繰り返す)
- 覚えにくい文字に絞って繰り返し練習する。
家庭にパソコンがある場合は、キーボードでアルファベットやローマ字を入力する練習もしてみるといいでしょう。
50音表をだいたい覚えたら、次のステップとして、単語や文を書く練習へと進みましょう。