はかりを読み取る・はかりに針をかく
今日は、はかりを読み取って、重さの単位、kg、gを使って表す自主学習ノート例をご紹介します。
様々な目盛のアナログの秤(はかり)を読み取ることや、kgとgの計算ができるようになることを目標に学習します。
長さ、時間、かさなど、単位は他にも色々習うので、そろそろ頭の中でごちゃごちゃになってくる頃かもしれません。家庭学習ノートで、しっかり復習したいですね。
- はかりを見て、重さを読み取る。
- 重さを見て、はかりに針を書きこむ。
1ページにこの2つを組み合わせたノートの作り方を紹介します。
小学校の教科書を見てみよう
令和2年発行の小学校3年生の算数の教科書である「新しい算数3」(東京書籍)によると、
- g(グラム)
- kg(キログラム)
- t(トン)
この3つの重さの単位について小学校3年生で習うことになっています。
また、長さ、重さ、かさ(体積)の単位に
- m(ミリ)がつくと1000分の1
- k(キロ)がつくと1000倍
という表し方になっていることも3年生で学習します。
はかりを読み取る家庭学習ノート
まずは、ノートに問題を書きましょう。
といっても、はかりの文字盤を自分で描くのはなかなか大変です。
時計の文字盤をノートに描くのも、やってみると案外難しいものですが、はかりはさらに難しいのです。
なぜかというと、時計と違って、はかりによって目盛の付き方が様々なんですね。
- 時計の場合…1周が、長い針は60分、短い針は12時間と決まっている
- はかりの場合…1周が500gのもの、1kgのもの、2kgのもの、4kgのもの…と用途によって様々である
時間がある時には、教科書等を見て、ぜひはかりの目盛りをかくことに挑戦してみてください。よく見て自分の手を動かしてかいてみることで、気づくことがきっとたくさんありますよ。
時間がない時は、教科書や参考書をコピーしてノートに貼ることにしてもいいと思います。
1kgや2kgのはかりとして使える文字盤と、4kgのはかりとして使える文字盤の2種類の画像を印刷できるpdfファイルを置いておきます。よろしければ印刷して、切り抜いてノートに貼るなどしてお使い下さい。
次に、問題を用意します。
教科書などを見ながら、問題をそのまま写してもいいですし、少しだけ数字を変えたり、全く新しく問題を考えたり、自分でどんどん工夫してみてくださいね。
親が丸つけをして、コメントを書くと、このような感じでノートが完成します。
はかりの読み取り方のポイントは…
- 1周で何g(何kg)のはかりなのかを考える。
- 1めもりが何g(何kg)なのかを考える。
- 針がさす位置を読み取り、答えを考える。
針が同じ位置にあっても、1周が何g(何kg)なのかが異なるはかりでは、ちがう重さになります。このあたりは、時計の読み取り方とはちがいますので、気をつけて問題を解きましょう。
はかりの自主勉のポイント
先ほど、はかりの文字盤を描くのは大変ですと書きました。でも、あえて自分で描いてみるのも、自主学習としてはとてもおすすめです。
時計もそうですが、はかりも、文字盤を描くのはなかなか難しく、とても頭を使う学習になるのです。
円周を何分割するのか考えながら書くというのは、図形の勉強になり、観察力、集中力も使う学習になりますよね。
重さをすばやく正確に読み取ることだけできればいいと考えるならば、文字盤が印刷されている問題集をたくさん解けばいいのかもしれません。
でも、自分で描いてみることは、単に文字盤の問題を解く力以上の、いろんな力を総動員して考える機会になります。時にはそのような学習も、取りいれてみてください。
自主学習ノートづくりは、このように、プリントや問題集で、ただ与えられた問題をすばやく解くだけでは身につかない力がつくと思います。