お題の文字を使って作文をする【2年生の自主学習ノート】
今日は、作文の力をつける家庭学習をご紹介します。
発展的な自主学習として、週末や長期休みなど、時間がある時にじっくり取り組んでみてください。
- 様々な言葉を思いつく。
- 思いついた様々な言葉の中から、一番ぴったりの言葉を選び出す。
- 正しい文章で書き表す。
作文は、このくり返しです。
こう書くと、難しそうに思えるかもしれませんが、楽しみながら文章を考えて書くことの積み重ねで、自然に身についてきます。
文字から様々な言葉を考え、文章に書き表す練習になる、自主勉強ノートを作ってみましょう。
作文の自主勉強ノート
まずはお題となる1つの言葉や文を考えましょう。
ここでは、ノートのマス目に合わせて、9~10文字の言葉を考えてみました。1~2文字足りないとノートの行が余りますが、あけておいてもいいですし、気になるようなら一言感想や絵を入れて埋めることにしてもいいでしょう。
- 「しんねんのもくひょう」
- 「えんそくのやくそく」
- 「わたしのいえとかぞく」
- 「なつやすみのおもいで」
このような文を考えてください。
その文から一文字ずつ取って、言葉や文を考えて書きます。
全体がひとつながりの作文や詩のように作れたらすばらしいですが、1つ1つバラバラの文章でもいいです。
その文字から始まる言葉でなくとも、その文字が文の途中にあればいいでしょう。
ひらがなに限らず、カタカナや漢字を使ってもいいと思います。
たとえば「えんそくのやくそく」ならば……
え=日の出公えん(園)に8時半しゅう合。
ん=はんのみんなと行どうする。
そ=よいそうな人は前のせきにすわる。
く=先生の話をよく聞く。
の=バスの中で、さわがない。
や=おやつは食べきれるぶんだけ。
く=たくさんしつもんしよう。
そ=交通のきそくをまもる。
く=きょうりょくしあって楽しい遠足。
このように、最初に考えたお題の文に関連する言葉や文を考えるとまとまりがいいですが、全然違う言葉や文を考えることにしてもいいでしょう。
実際のノートの作り方ですが、まず、マス目をどのように使ってノートを作るか、考えながら、準備をします。
お子さんがページを埋めたら、コメントやマルをかいてあげましょう。
作文の力をつける家庭学習
何を書くかを、自分で決めること。これは子供にとって、想像以上に難しいことのようです。
何も書かれていないノートに、何を書くかから自分で考えて家庭学習ノートを作るのは、あらかじめ問題が書かれたドリルやプリントに取り組むよりも、ずっと難しく、頭をたくさん使う学習です。
最初は難しくても、これを続けることで、課題を見つける力、言葉や文を自分の中から生み出す力、構成する力がついていくのではないでしょうか。
他にも、一言日記、絵日記、読んだ本の内容紹介、読んだ本の感想文など、自分で文章を考えて書く学習を取りいれたいものです。
作文の力をつけるために、家庭学習ノートを活用しましょう。