大豆について調べよう
ここでは、教科にとらわれない自由研究のような家庭学習ノートを紹介します。
大豆をよく見て絵に描き、定規で測り、小数を使って書きあらわします。次に、水につけたりゆでたりした時の変化を、表に書き表します。そして、大豆を使って作られるものを、お家の人に聞いて文にまとめましょう。
理科、算数、社会、国語…いろんな教科の要素が少しずつ入っています。
3年生のノート例として紹介しますが、内容を工夫して4年生以上の家庭学習ノートとして取り組むこともできると思います。
- 大豆について調べよう
節分の豆まきをするころに、こんな家庭学習に取り組んでみてはいかがでしょうか。
大豆について調べる家庭学習ノート
まずはノートにここまで書いておきましょう。書きやすく、見やすくするために、罫線を引いておきます。
観察の手順
- あらかじめ、大豆を水につけておく。8時間~10時間。(水につけない大豆も残しておきましょう)
- 水につける前の大豆を絵に描く。
- 水につけた後の大豆を絵に描く。
- じょうぎで大豆の大きさを測り、小数を使って書く。
- 水につける前と、後の大豆を観察して気づいたことを言葉や文章で書く。
- 大豆をゆでる。指でつぶせるくらいまで。
圧力鍋なら:圧力がかかってから7分加熱し、火を止めて圧力が下がるまでそのまま放置。
普通の鍋なら:60分から80分コトコトゆでる。 - ゆでた後の大豆の絵と、寸法を書く。
- ゆでた後の大豆について気づいたことを、言葉や文章で書く。
ノートの下半分には、大豆から作られるものを調べて書くことにしてみました。
ここでは、お母さんから聞いて書いた例として、見本のノートを作りましたが、インターネットや百科事典で調べて書いてもいいですね。
こんなノートのアイディアも
ノートの下半分には、今回の例以外に、こんな学習をするのもいいと思います。
- いろんな種類の豆の絵と名前を調べて書く。
- 節分の由来を調べて書く。
インターネットで使える百科事典は、このようなものがあります。
Wikipedia(ウィキペディア)(無料)
子供向けの、インターネットの百科事典もあります。家庭学習に活用するといいですね。
学研キッズネット(無料)
ポプラディアネット(有料)
準備や調査に時間が少しかかりますが、時にはこういった、じっくり観察したり、調べたりする家庭学習にも挑戦してみると、楽しくていい勉強になると思います。
与えられた問題に、教わったとおりの手順で、すばやく正確に答える勉強をすることも大切です。でも今は、それだけではなく、問題点を見つけそれを解決する方法を自分で考えて実行する力が重視されるようになってきています。
さらに、情報や自分の考えを人に伝える力、文章や図や表等からなる資料に表された情報や人の考えを理解し活用する力も大切です。
そのような力をつけ人と協力して問題を解決できる人を育てたいという日本の教育方針が、学習指導要領に表れていると思います。
家庭学習ノートづくりをコツコツと続けることによって、そのような力が養われます。
調べたいことを自分で見つける力、調べたことを他の人に伝える力を、家庭学習ノートを続けることでつけていきましょう。
こんにちは、ユメオ先生です。家庭学習、がんばっていますね。
インゲン豆とカキの種子の違いについて学習するのも良いですね。中学受験理科の基礎にもなりますよ。
インゲン豆は無胚乳種子でカキは有胚乳種子という違いがあります。発芽のために必要な養分がどこに蓄えられているのかやそれぞれの種子の断面図と各部分の名前についても学習するとより内容が濃くなります。また発芽のために必要な条件についても整理しておきましょう。日光、適当な温度(気温)、水、空気、土…さて本当に必要なのはどれだったでしょうか。しっかり覚えて、知識として身に付けましょう。
本当に大切なことは、一度学習しただけでは身につきません。少し間を空けて繰り返して学習することと、その時にしっかりと思い出そうとしたり、思い出すきっかけを作って覚えたりすることで本物の知識になってきます。学習した内容を忘れないためにも、計画的な復習をするようにしましょう。
それでは、また。