覚えておきたい暦と季節の行事・国民の祝日
暦、季節の行事、国民の祝日についてまとめたページです。
以前、暦とは何かということを調べました。
今回は、その暦に関して、覚えておくと生活やテストで役にたつ知識を、まとめてみたいと思います。
学校では、あらためて習うことはないかもしれませんが、常識として知っておいた方がいいことばかりです。
中学受験の問題や、公立中高一貫校の適性検査の問題には、暦の知識があることが、解くための前提となる問題が出ることがあります。
全国統一小学生テスト等、塾で行われる模試でも、季節の行事に関する社会科の問題を見かけます。
覚えておくと、暮らしの中でも役に立ちますので、高学年になる頃には一通り確認してみると良いでしょう。
1月から12月の日数を覚えよう
1月は31日まであり、2月は28日だけど、4年に一回は29日まである。3月は31日で、4月は30日…
このように、月によって日数は違います。これを1月から12月まで、しっかり覚えてしまいましょう。
たとえば、「8月15日は水曜日です。この年の10月3日は何曜日ですか」といった算数の問題を解くためには、8月と9月が何日まであるのかがわかっている必要があります。
31日の月
1、3、5、7、8、10、12月(7つ)
30日の月
4、6、9、11月(4つ)
28日の月(4年に1度のうるう年だけ29日)
2月(1つ)
覚えておきたい季節の行事
季節の行事の時期と内容を確認しましょう。
日本の伝統的な行事だけではなく、クリスマスなど、海外から入ってきて日本に定着した行事についても、覚えておくとよいです。
ここでは、小学生が覚えておきたい主な季節の行事を一覧にしてみます。
一月
- 正月
- 七草がゆ(→五節句)
- 鏡開き
二月
- 節分
- バレンタインデー
三月
- ひな祭り(→五節句)
- 彼岸(ひがん)
四月
- 花見
五月
- ゴールデンウィーク
- こどもの日(→五節句)
- 母の日
六月
- 父の日
七月
- 七夕(→五節句)
- お盆(おぼん)
- 土用の丑の日(どようのうしのひ)
八月
- 夏祭り
- 終戦記念日
九月
- 月見
- 重陽(→五節句)
- 敬老の日
十月
- ハロウィン
十一月
- 七五三
十二月
- クリスマス
- 大みそか
春分・夏至・秋分・冬至
これについては、また別のページにまとめる予定です。
五節句
一月七日
春の七草が入った七草粥(ななくさがゆ)と呼ばれるおかゆを食べ、一年の健康を願う。
※春の七草:セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ
三月三日
ひな人形を飾り、ひしもち、白酒などをいただいて、女の子のすこやかな成長を願う。
五月五日
こいのぼりやかぶとを飾り、ちまき、かしわもちなどをいただいて、男の子のすこやかな成長を願う。
七月七日
笹(ささ)の木に願いごとを書いた短冊(たんざく)をつけ、ぬい物など手仕事の上達を願う。
九月九日
菊酒をいただき、健康と長寿を願う。
国民の祝日を覚えよう
2020年現在、日本には「国民の祝日による法律」で定められた16の祝日があります。
1月1日
元日(がんじつ)
意味:年のはじめを祝う。
1月の第2月曜日
成人の日(せいじんのひ)
意味:おとなになったことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を祝いはげます。
2月11日
建国記念の日(けんこくきねんのひ)
意味:建国をしのび、国を愛する心をやしなう。
2月23日
天皇誕生日(てんのうたんじょうび)
意味:天皇の誕生日を祝う。
春分日(3月20日ころ)
春分の日(しゅんぶんのひ)
意味:自然をたたえ、生物をいつくしむ。
4月29日
昭和の日(しょうわのひ)
意味:激動の日々を経て、復興をとげた昭和の時代をかえりみ、国の将来に思いをいたす。
5月3日
憲法記念日(けんぽうきねんび)
意味:日本国憲法の施行(しこう)を記念し、国の成長を期する。
5月4日
みどりの日
意味:自然に親しむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむ。
5月5日
こどもの日
意味:こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する。
7月の第3月曜日
海の日(うみのひ)
意味:海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄(はんえい)を願う。
8月11日
山の日(やまのひ)
意味:山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する。
9月の第3月曜日
敬老の日(けいろうのひ)
意味:多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿(ちょうじゅ)を祝う。
秋分日(9月22日ころ)
秋分の日(しゅうぶんのひ)
意味:祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ。
10月の第2月曜日
スポーツの日
意味:スポーツにしたしみ、健康な心身をつちかう。
11月3日
文化の日(ぶんかのひ)
意味:自由と平和を愛し、文化をすすめる。
11月23日
勤労感謝の日(きんろうかんしゃのひ)
意味:勤労をたっとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう。