敬語の学習-その2
敬語の家庭学習ノートの作り方例その2です。
その1では、文の中で使われている敬語の種類を考えて書く学習をしました。
・敬語の学習-その1
今回は、もう少し難しい問題を考えてみました。学校で習った敬語を一通り理解した5年生から6年生のお子さんに、挑戦してみてほしいと思います。
- 誤った敬語の使い方を、正しく直す。
- 敬語の種類を考えて書く。
- 誰をうやまう気持ちを表す敬語であるかを考えて書く。
敬語の家庭学習ノートの例を、画像を使って説明していきます。
敬語の家庭学習をしよう
まず、問題文を次のようにノートに書きます。正しく敬語が使われていない文を、問題文として作りました。
①正しく敬語を使った文に書き直しましょう。
一、は、「来られます」としてもいいです。
四、は、「書かれました」としてもいいです。
②敬語に線を引く問題です。
③線を引いた敬語が、次のどれにあたるかを考えて書きましょう。
- ていねい語…話し方をていねいにする敬語
- そんけい語…目上の人の動作や物事について使う敬語
- けんじょう語…自分の動作や物事について使う敬語
④誰をうやまう敬語かを考えて書く問題です。
- 話を聞いている人(話している相手)
- 文の中に出てくる人(ここでは「先生」)
…このどちらかが答えとなりますが、正しく選ぶことができるでしょうか。
答え合わせをして、コメントを書くと、このようにノートが完成します。
敬語を使う意味
機械的に暗記するのではなく、誰をうやまうために敬語を使うのか、ということを、時と場合によって考えてみることが、大事だと思います。
あとは聞き慣れて、使い慣れれば、敬語を正しく使えるようになっていくのではないでしょうか。
小学生が敬語を使う場面は、あまり多くはないですが、そろそろ、相手やシチュエーションによって、言葉づかいを変えた方がいいと、経験からも学び始める年齢だと思います。
家に来たお客様に挨拶をさせる、電話の取り次ぎをさせるなど、色々な大人の人と言葉を交わす機会があるだけでも、ずいぶん意識が違ってくるんじゃないかなと思います。