月の形はなぜ変わるの?
地上から見た時の月の形の変化は、どうして起こるのかを、理科の授業で習います。今日は月の形が変化する仕組みを図にかき表す自主学習ノートを作ってみたいと思います。
- 月の見え方の変化を図に表す
- 地球と月、太陽との関係を表す図
- 地球から見た時の、月の形
この2種類の図を、関連付けて覚えるといいと思います。それでは、自主学習ノートの作り方を説明します。
月の形の変化を図に表そう
教科書や参考書で、このような図で地球と月に太陽の光が当たる様子を説明していると思います。それを見ながら、自分なりにノートに図をかいてみましょう。
上半分の図は、地球のまわりをまわる月を、平面図で表したものです。さて、地上に立っている人から見たら、月はどのように見えるでしょうか。
小さくて見づらいかもしれませんが、地上に立っている人をかいてみました。月が見えるのは夜なので、夜の方にかいています。
この人から見たら、月はどう見えるかを、下半分に図でかいてみましょう。
満月と新月の位置は理解しやすいと思うのですが、三日月、半月などが、向かって左側と右側のどちらが欠けて見えるか、考えるとちょっと難しいですね。
色も塗って、このようにノートを完成させました。
新月から徐々にまるくなっていき、満月になり、次第に欠けていきます。約30日のサイクルで、もとの新月に戻ります。
テストでは、上の図を見て、どの位置にある時に、月はどのように見えるかを考える問題をよく見かけます。
平面で静止している図を見ても、イメージしにくいかもしれません。学校の授業でもやるかもしれませんが、ボールなどの球と懐中電灯を使って地球、月、太陽のモデルを作り、光を当てながら動かして観察してみると理解の助けになると思います。
また、まだざっと見ただけですが、太陽系の星の動きを動画で見ることのできる、スマートフォン用アプリもいくつかあるようです。三次元で動く画像を見ることができれば、きっと理解しやすいと思います。探してみてはいかがでしょうか。
こんにちは。ユメオ先生です。
発展学習として月に関連する知識をまとめて整理することも良い学習になります。
例えば今回の学習に新月・上弦の月・下弦の月・満月など月の見え方の名称を加えるのもいいですね。また、月の直径は約3500km、地球と月の間の距離は約38万kmなども月に関する覚えたい知識です。
他にも月にはクレーターという隕石が衝突した跡があることや、月は地球の衛星であること。ついでに衛星は惑星の周りを回る星なんてことも確認する。
また月は地球に対して常に同じ面を向けており、月の裏側は地球から見られないこと。加えて月食や日食のときの地球・太陽・月の位置関係など月に関連する知識をまとめてパッケージ化して覚えてしまうことでより効率的に記憶ができます。
また復習するときも一度まとめたページを残しておけば月というテーマで学習のポイントが濃縮されてから時短になります。各分野で増えてきた知識をパッケージ化して整理するというのも理科では有効な勉強法となりますのでぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。
それでは、また。