日本の食料自給率を調べよう
日本の食料自給率について、社会の時間に習ったことを、自主学習ノートにまとめてみましょう。
- 食料自給率とは何かを説明しよう
- 品目別食料自給率のグラフをかこう
- 日本の食料自給率の問題点をまとめよう
農林水産省のサイトに掲載されている、「食料自給率の推移」という表から、平成26年度の数値を参考にノートを作成しました。実際にノートを作る際には、新しいデータを参照してください。
食料自給率について調べる自主学習
まずは食料自給率とは何かを、文章でまとめてみましょう。
次に、品目別の食料自給率を、帯グラフに表してみたいと思います。
教科書やインターネットで調べて、参考になる数値やグラフがあれば、それを見ながらかきましょう。なければ、下のノート見本を見ながらかいてみて下さい。
方眼ノートの1マスを10%として帯グラフを作ってありますが、ノートによってかきやすいように工夫してみて下さい。
また、日本の食料自給率の問題点について、学校で習ったことを、教科書や学校のノートを参考にまとめてみましょう。
※「たまご」は鶏卵です。「豆」に大豆がふくまれています。
参考にした農林水産省のサイトによると、数値は概算で、下記の式によって導き出してあるそうです。
自給率=国内生産量/国内消費仕向量×100(重量ベース)
ノート見本の画像には数値は書き入れませんでしたが、自給率の数値は下記の通りです。(平成26年度のデータです。実際にノートを作る際には新しいデータを参照してください)
- 米 97%
- 小麦 13%
- いも類 78%
- 豆類 10%
- 野菜 80%
- 果物 43%
- 肉類 55%
- 鶏卵 95%
- 牛乳・乳製品 63%
- 魚介類 54%
その他の品目は、このような自給率でした。
- 大麦・はだか麦 9%
- 海藻類 66%
- 砂糖類 31%
- 油脂類 13%
- きのこ類 87%
数値は年々変化し、計算方法によっても変わります。細かい数字まで覚える必要はなく、今のところ、下記のようなことをおさえておけば良いのではないでしょうか。
- 食料自給率が高いのは米、たまご※。(ノートのグラフでは黄緑でぬりました)
- 野菜、いも類も比較的自給率が高い。(黄色)
- 半分くらいは自給しているのが、果物、肉類※、乳製品※、魚介類。(オレンジ)
- 食料自給率が低いのは、小麦、豆類。(赤)
このグラフを見ると、たまごの食料自給率は高いように見えますが、たまごをうむニワトリを育てるための飼料(しりょう。エサのこと)は、ほとんど外国から輸入されています。同じように、半分くらいは自給しているように見える肉類、乳製品も、ぶたや牛を育てるための飼料の大半を、輸入にたよっています。
さらにこんな学習をしてみましょう
ここでは、日本の食料自給率について、学校で習ったことや調べたことをまとめました。
日本の食料自給率は低いということを学びましたが、では、国の食料自給率が低いと、どんな悪いことがあるのでしょうか。
食料を外国から輸入することによって、食生活はバラエティ豊かになり、安い値段で買えるようになったものもあります。でも良いことばかりではないということを学校で習います。
食料を外国にたよることによって、どんな問題が起こるのか、教科書などを見ながらまとめてみるのもとてもいい自主学習になると思います。
さらに、食料の自給率を上げるために、どんなことができるかも考えてみましょう。
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