ブンブンどりむ4年生9月号の感想
小学校4年生の子供が、今年夏のキャンペーンからブンブンどりむを継続受講しています。
提出していた9月号の添削課題が、返送されてきました。受講3か月目の子供の取り組みの様子を記録します。
ブンブンどりむのテキストや課題をこなすのにかかる時間、難易度について知りたいと思われている方の参考になれば幸いです。
この記事は2015年10月に書きました。作文の教材の情報としては古くなっている部分もありますのでお気を付けください。個人的な家庭学習の記録としてお読みください。
応用コース9月号のテーマ
小学校4年生向けの「応用コース」9月号は、「童話を作ろう」というテーマで学習をしていました。
ブンブンどりむのメインテキストは…
- かきかたランド(書く力)
- こころランド(思考力)
- あたまランド(読む力・記述力)
- ものしりランド(想像力)
この4つに分かれています。
1週目-童話づくりに挑戦
1週目は「書き方ランド」+「提出課題A」で、今月は、短い童話を書くことに挑戦しました。
- 童話のテーマを決める
- 登場人物の名前や特徴を考える
- あらすじを書いてみる
- 起承転結で童話の組み立てを考える
- 童話を書く(20行程度)
- 提出課題として、童話の清書をする
このように学習を進めていきました。
メインテキストを読み、キャラクターの質問に答えたり、ヒントを参考にしたりして、言葉や文章をテキストに書きこんでいきます。
テキスト8ページを4日間で学習し、その他に1枚の提出課題に取り組みました。
子供の取り組みの様子
うちの子供は、張り切って童話を考えていました。
ところが、張り切りすぎて(?)あらすじの時点で雲行きがあやしい……
平凡な少年が不思議な老人と出会い、お前は勇者であると告げられる。異世界へワープして仲間と出会い、悪者と戦い、勇者の証を手に入れる……そういうあらすじでした。
なにやら超大作の予感( ̄∇ ̄;)
あのぅ…20行の童話を書くことになっているのですが、このあらすじだと、300ページの本1冊分にもなりそうですよ?
ということで、この超長編の、どこか一部を切り取って、20行の童話を書いてみたら?とアドバイスしました。
そうしたら、物語の一番最初に平凡な少年が不思議な体験をするお話を書いていました。
出題の意図をくんで、それに合った文章を考えて書くというのはとても難しいことですね。
うちの子供にとっては、童話を自分で書けるということに気づかせてくれた課題でした。作家になったような気分も味わえたんじゃないでしょうか。すごく楽しんで書いていたようです。
1週目にかかる時間
一日当りの学習時間は、1週目は少しかかりました。1日あたり、20~30分程度でしょうか。
ブンブンどりむは1週目の「書き方ランド」+「提出課題A」がちょっと大変というか、作文の学習をみっちりやる週になります。
2週目から4週目は割と楽なんですが、1週目は、少し余裕を持って学習時間を予定しておいた方がいいと思います。
2~3週目-言葉と読解の学習
2週目と3週目で、語彙、読解問題の学習をしていきます。
「こころランド」では、住まいについての資料を読み、わかったことを文章でまとめる、という課題にも取り組みました。
こういう学習は、いま学校でもさかんに取り組むようですね。資料を読み取り、ポイントをつかんで文章にまとめる力は、国語だけではなく、社会、理科、総合学習など、他の教科でも重要です。
「あたまランド」は指示語に気をつけて読み取る学習として、説明文の読解問題を解きました。
2~3週目にかかる時間
一日あたり10分以内、8日で一通り学習できる内容です。ちょっと楽なので、この間に語彙や漢字の学習をする副教材「ポッチードリル」もやりました。
4週目-体験を思い出して作文を書く
4週目の「ものしりランド」では、まず、小学校の先生の仕事に関する資料の読み取りをしました。
先生は、授業で勉強を教える以外に、どんな仕事をしているのかということを紹介する文章を読みました。また、昔の小学校について、修学旅行、給食、運動会はどんなものだったのかを説明する文章を読みました。
次に、自分の体験を思い出して、テーマにそった文章を書く学習をしました。
「人から教わった大切なこと」というテーマでまず一つ文章を書きます。そしてさらに、「自分が誰かに教えてあげたこと」について文章を下書きしました。
「提出課題B」には、その体験について200文字弱で作文を書きました。
これも難しかったようです。テーマに合った体験を思い出せないということでだいぶ悩んでいました。
それでもなんとか書き上げて、課題を提出していました。
何時間もかかるということはなく、下書きに30分、清書に30分という感じでしょうか。
4週目にかかる時間
メインテキストに10~30分を3日+提出課題1枚を30分~40分
コーチへのお手紙
月2回提出する添削課題。課題の作文を書くことも、もちろんとてもいい経験になっていると思いますが、それだけではないのです。
提出課題に、課題を見てくれる赤ペンコーチへ質問などを書くことができる欄があります。
この欄が9行もあって、わりとたっぷり書けるようになっています。
最初はやはり「何も質問はない」などと言って、この欄を書きあぐねていた息子でしたが、ここ数回は、コーチへの手紙形式で文章を書くようになっています。
読んでいる本のこと、好きな歌手のこと、習い事のことなど、課題と違ってサラサラと気軽に、楽しんで書いている様子。
それに、コーチが優しいお返事をくれるんですね。それが楽しみなのでしょう、ブンブンどりむから課題が返送されると、自分で封筒を開けて、返事をチェックしている息子です。
作文はめんどうくさい?
うちの子供は作文を書くのが好きではありません。
学校の授業で何かの文章を書く課題が出て、5行の罫線が引いてあるとしたら、1行か2行しか書かずに提出していたりします。
内容はともかく、5行あったら5行目まで書こう、と声をかけます。
すると「先生には5行目まで書けって言われてない」「クラスの誰それも、1行しか書かないで出してた」なんて言って抵抗しますが、5行あったら5行目にかかるまで書くことが、暗黙のルールです、と教えています。
すると、1つ1つの文字をなるべく大きく書いて、少ない文字数で5行埋まるように書いたりします。
原稿用紙なら、やたらと段落を区切ってみたり、段落の終わりの行が1文字か2文字で終わると「得した♪」と喜んだりしています。
とにかく、文章を考えて、たくさん文字を書くのが面倒くさいんでしょうかね。
そんな感じで、まだまだ、文章を書くおもしろさを見つけるところまでは行っていないようです。
こういう子供に作文の練習をさせるのは、本当に難しいのですが、ブンブンどりむを受講していると、抵抗なくいろんな文章を、ともかく自分の力で書く経験を積むことができるのが、いいと思っています。
このごろはちょっと観念してきたというか、集中して書く姿も見られるようになってきました。
ブンブンどりむの効果
まだ受講して3か月なので、効果がはっきりわかる時期ではないと思うのですが、それでも、親から見てこんなことを感じています。
それは、書き出しが速くなったことです。
今までは、何を書いたらいいのかわからない、といって最初の一行を書き始めるまでにものすごく時間がかかる時がありました。
ある程度考えても思いつけないと、集中力も途切れてしまって、机の上にあるもので遊び始めてしまったりするものでした。
それが、このところ、ブンブンどりむの課題でも、学校の宿題でちょっとした文章を書くのでも、「ぐっと集中して考えて、書き始める」これができることが多くなってきたのです。
集中力が続いている間に、頭の中で、すばやく言葉や文章をまとめる力がついてきたのでしょうか。
まだまだ、文章を書くのは好きじゃないことが、ありありと見えるうちの子ですが、ちょっと希望が見えてきたかな??
受講の効果が見えてきたら、またこちらに記事を書きたいと思います。
ブンブンどりむについて、もっと詳しく知りたい方は、ぜひ公式サイトをご覧ください。