小学校高学年にぴったりの英語の辞書
この記事は2016年5月に書いて投稿しました。その後小学校で英語が必須科目となり、小学生向けの辞書も新しいものがたくさん出ています。この記事は英語辞書の情報としては内容が古くなっていますのでお気をつけください。個人的な家庭学習の記録としてお読みください。
現在、小学生におすすめの辞書についてはこちらにまとめています。
小学校高学年になり、学校で英語の授業も始まりました。そろそろ英語の辞書を買った方がいいのかな? と思い、このところずっと探していました。
英検も受けていくので、あまり収録語数が少ないものではダメです。そして、できれば中学校に入ってからも使えるようなものがいい。
そう思って探すと、なかなかこれといった辞書が見つからなかったのです。
小学生向けの英語の辞典として売られているものの中には、英単語に対応したイラストに、意味が1つだけ載っているようなものもあります。楽しみながら読み、英語に親しむ、ということが主眼になっているもので、年齢や目的によってはそういったものを選ぶのもいいと思うのですが、うちの目的にはあいません。
1つの単語のいろんな意味を知ることができて、用例もたくさん読める方がいいです。
それでいて、できれば小学生でも使いやすいものは、ないだろうか…
10冊以上の辞書を書店で実際に手に取って見比べました。小学生の辞書を選ぶ時は、持った時の重さ、開きやすさも大事なポイントです。
ようやく、これだ!というものを見つけました。それは、ずっと探していた小学生向けの辞書のコーナーではなく、別のところにありました。
小学生向けの英語辞書もいろいろ出ているようだけど、どれがいいの?
と迷っている方に、この記事を読んでいただけるとうれしいです。
ジュニア・アンカー英和辞典・エッセンシャル版
中学生向けの辞書で一番売れているといわれる、ジュニア・アンカー英和辞典を、ちょっと小ぶりにした感じ。
この英和辞典は、中学生向けの辞書のコーナーにありました。学研のサイトでも、中学生向けの辞書のカテゴリに入っています。
これは、ジュニアアンカー英和辞典の中から、特に重要な語句にしぼって編集された「エッセンシャル版」なんです。
箱にはかわいいイラストが描かれていて、実はこれって小学生に使ってほしいというねらいで作られた辞書なんじゃない?と思うぐらいです。
実際、中を見てみると、小学校高学年で習う漢字は、ふりがながふられているか、ひらがなで書かれています。(小学校4年生までに習う漢字は、漢字で書かれ、ふりがななしのようです)
小学校高学年の子どもが使うのに、ぴったりなんですよね。
エッセンシャル版の特徴
- 6000の単語・熟語
- 見出し語 約3200
- 名詞の複数形、動詞・形容詞・副詞の変化形 約2200
- 熟語 約600
- 496ページ
- 465グラム
- 最重要語句を中心に中学校でも使える収録語彙。
- 発音記号、品詞、語形の変化、様々な意味、用例といった、辞書としての内容を備えている。
- 英検5級~3級対応
- 大きめの字で余白も多めに取られており、見やすい。カラー印刷。イラストやコラムが多い。
- 小学校高学年以降に習う漢字は、ひらがなで書かれるか、ふりがながつけられている。
- 発音記号とともに、カタカナでも読み方が書かれてある。
学校で「外国語活動」が始まり、これから英検も受けていこうと思っているうちの5年生にぴったりです。
購入しました!
ジュニア・アンカー英和辞典・エッセンシャル版を購入して、さらによく内容を調べました。
小学生向けの英語辞典、英和辞典として売られているものよりも、収録語数は約6000語(見出し語約3200語)とずっと多いです。
小学生向けの英語辞典の例
- ドラえもん「はじめての英語辞典」…約1800語
- レインボー英和辞典改訂第3版…約2300語
- キッズクラウン英和辞典…302ページ/約2400語
後述するジュニア・アンカー英和辞典(第5版)が収録語数約13500語で、中学校~高校受験用に最適とされている辞書ですので、上に書いたような小学生向けの英語辞典と、中学生向けの英和辞典の中間に位置するのが、このジュニアアンカー英和辞典・エッセンシャル版といえると思います。
小学生のうちに、英検3級ぐらい取れたらなぁという目標で英語の勉強をしている方に、ちょうどいい辞書です。
カラー印刷で、明るくて見やすいイメージの紙面です。あまり文字がびっしりという印象ではなく、文字は大きめ、余白も適度にあります。
初めて英語辞書を引く小学生にも親しみやすく、それでいて、ちゃんと辞書としての内容も備えているものは、今のところこの他にあまりないんじゃないかと思います。
辞書のカテゴリとしては、中学生向けの辞書の中に入っており、中学生ならエッセンシャル版ではなく普通のジュニア・アンカーを選ぶ人が多いと思うので、この辞書の存在は、あまり知られていないかもしれませんが…
小学生向けの英語辞典としては、とてもいいと思います。
特に、英検を受けようとしている高学年の子に、ぴったりです。
巻末に、英検5級でよく出る単語、4級、3級でよく出る単語が一覧で掲載されています。これとても便利です。
最重要語だけですが、単語カードもおまけでついていました。
収録語数が絞られている分小ぶりなので、小学生の小さな手でも、サッと取り出して引きやすいです(これ重要。手に取るのが億劫になるような辞書は、子どもはなかなか使いません。辞書は箱から出して、すぐ手が届く特等席に置いておきましょう)
何もなくてもパラパラめくって見ているだけでも楽しいです。知らず知らずのうちに、英語に親しむ効果があると思います。
中学校でも使える?
この辞書は、中学校の英語学習でも使える内容とうたわれています。
でも、高校受験勉強に対応し、英検の2級以上に挑戦していくとしたら、エッセンシャル版では、足りなくなってくるでしょう。
中学生になって、学年が上がり、調べたい言葉が載ってない、ということが増えてきたら、また英語辞書を買うことを想定しています。
そんな何冊も英語辞書を買うなんて…と思われる方は、もう中学生向けの辞書を買ってしまうという手もあります。
ジュニアアンカー英和辞典
中学校から高校受験に対応した英和辞典です。中学校入学時には、この手の中学生向けの英和辞典を買うことを学校から勧められると思います。
このジュニア・アンカー英和辞典は、中学生向けの英和辞典の中でもよく売れているそうですよ。
英和と和英が一冊になっているジュニア・アンカーも人気があるみたいです。
ただこれ分厚いので、引きにくいんじゃないかと思うんですが…。でもAmazonではベストセラーになってました。
アンカーの他には、
- Challenge中学英和辞典
- プログレッシブ中学英和辞典
- 初級クラウン英和辞典
などが中学生向けの英和辞典として有名ですね。
小学校高学年で初めて英和辞典を買う時に、エッセンシャル版ではなく、こういったものにしてしまうというのも一つの選択肢です。
紙面は、エッセンシャル版よりも、高校以上・一般向けの辞書に近くなっています。二色刷りで1ページ当たりの文字数、収録語数が、エッセンシャル版より多いです。
小学生に初めての英語辞書
ということで、今日は小学校高学年の子どもに、英和辞典を選んだことについて書きました。
私が選んだのは、ジュニアアンカー英和辞典・エッセンシャル版です。
5年生の子どもは、英検の学習をしていて意味がわからない言葉が出てきた時、以前は私に聞くか、わからないまま先に進んでしまっていましたが、今は辞書を引くようになってきました。
1つの言葉を引くと、その周りも読んで、知らず知らずのうちに、いろんなことを覚えていくんじゃないかと期待しています。ちょっと読んでみたいなと思わせるような、イラストやコラムが、たくさん配置されていますのでね。
この記事は2016年5月に書いて投稿しました。その後小学校で英語が必須科目となり、小学生向けの辞書も新しいものがたくさん出ています。この記事は英語辞書の情報としては内容が古くなっていますのでお気をつけください。個人的な家庭学習の記録としてお読みください。
現在、小学生におすすめの辞書についてはこちらにまとめています。