マインクラフトの絶対座標と相対座標【チルダ/キャレット】
マインクラフトでコマンドの中には、座標を指定するものがあります。
例えばテレポートするコマンド、ブロックを置くコマンド等です。
座標の指定の仕方には何種類かあります。
マインクラフトの種類とバージョン
この記事に書いていることはMinecraft(統合版/Bedrock Edition)バージョン1.19.10で動作確認しています。違うバージョンや、Java Editionでは画面の表示や動作ががちがうことがあります。
座標とは
ゲームの設定で「座標を表示する」をオンにすると、ゲーム画面に座標が表示されます。
画面の左上に表示させている三つの数字が座標でしたね。
3つの数字は左から順に「X座標」「Y座標」「Z座標」です。
原点(0,0,0)からどれだけ離れているかを示しています。
- X座標=東西の位置を表す。東に進むと数字が大きくなる
- Y座標=上下の位置を表す。上に進むと数字が大きくなる
- Z座標=南北の位置を表す。南に進むと数字が大きくなる
小学校では0より小さい数は習いませんが、マインクラフトの座標には0より小さい数も使われます。
0より小さい数があり、–(マイナス)をつけて表すということを覚えておいてください。
座標の指定の仕方3種類
①絶対座標
3つの数字で表される座標を、テレポートする場所やブロックを置く場所として、直接指定するのが、絶対座標による指定です。
例として、setblockコマンドを使って説明します。
/setblock 5 3 1 stone
このコマンドを実行すると、「(0,0,0)の座標から東に5、上に3、南に1」の場所に石ブロックが1つ置かれます。
この方法を使うためには、テレポートしたい場所やブロックを置きたい場所の座標をあらかじめ調べておく必要があります。
②相対座標(チルダを使う)
自分が今立っている座標を基準に指定する方法もあります。これを相対座標(そうたいざひょう)といいます。チルダ、キャレットという記号を使います。
まず ~(チルダ)という記号を使い、自分が今立っている座標からの方角と距離を指定する方法です。
例として、setblockコマンドを使って説明します。
/setblock ~2 ~3 ~5 stone
上のコマンドを実行すると、「自分が立っている位置から、東に2、上に3、南に5」の場所に石ブロックが1つ置かれます。
相対座標を使うと、テレポートした場所やブロックを消したい場所の座標をあらかじめ調べておく必要がありません。
今いるところから東に50移動したい、自分の北にある山を消したい、といった場合は相対座標を使って座標を指定する方法を使うと便利です。
③相対座標(キャレットを使う)
自分が今立っている座標を基準に場所を指定するもう一つの方法です。^(キャレット)という記号を使います。
キャレットをつけた3つの数字は左から順に…
- 左右を指定する=数字が大きいほど左へ
- 上下を指定する=数字が大きいほど上へ
- 前後を指定する=数字が大きいほど前へ
また例として、setblockコマンドを使って説明します。
/setblock ^2 ^3 ^5 stone
上のコマンドを実行すると、「自分から見て左に2、上に3、前に5」の場所に石ブロックを1つ置きます。
チルダを使う場合は、自分がどの方角を向いているのかを気にする必要がありましたが、キャレットの場合は、ブロックを消したい場所の座標も、自分が向いている方角も気にせず、自分を基準にブロックを置くことができます。
これ一見すごく便利そうなんですが、やってみると、なかなか思ったとおりの場所を指定できないときがあります。
自分がいる場所と向いている方角に応じてブロックが置かれます。自分の向きが少しずれるとブロックが置かれる位置がずれてしまうんです。
特に上や下を向いてコマンドを使ってしまった時や、ブロックに対してななめに向いてコマンドを使った時に、思ったのとちがう結果が出ることがありました。
このあたりは、自分でいろいろ試してみてくださいね。
今日はマインクラフトの座標について説明しました。
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