サブスタ体験受講した感想【教材レビュー】
サブスタという新しい教材が出たと聞き、ガッツリ体験受講してみました。いまこんなに便利なんだと感動したところもあれば、イマイチなところもありました。
受講の感想や教材レビューをこの記事にまとめます。
アフィリエイト記事ではありますが、一通り受講の手続きを体験し、私なりに「もし自分の子供に受講させるなら」という観点でチェックして、イマイチだなと思ったところもしっかり書いています。この教材が気になっている方にある程度の情報を提供できるのではないかと思いますので、よろしければお読みくださいね。
では、いってみましょう!
サブスタとは?
サブスタという教材があることを、初めて知ったという方も多いんじゃないかと思います。
それもそのはずで、サブスタは2022年の春にスタートした、新しい学習サービスなんです。
サブは「サブスクリプション」の略だそうです。スタはスタディの略ですね。
サブスクリプション(英語: subscription)は、定額料金を支払い利用するコンテンツやサービスのこと。商品を「所有」ではなく、一定期間「利用」するビジネスモデル。日本ではサブスクとも略される。
Wikipedia サブスクリプション
サブスタは、勉強のサブスクリプション。毎月定額料金を支払えば利用し放題となる学習サービスなんです。
映像授業+問題演習
サブスタに入会すると、映像授業とスマホやパソコンの画面で見られる参考書+問題集を利用できます。
学習の進め方としては、10分程度の映像授業をみたあと、問題を解いて理解できたかどうか確認する、というのが1セットで、自分のペースで好きなだけ学習することができます。
一人一人に合わせて、学習計画を立ててもらえるのが大きな特徴です。
サブスタのコースについて
小学生コースと中学生コースに分かれています。小学生コースは4、5,6年生用の教材だけです。1,2,3年生用はないという点にはまずご注意ください。
学年ごと、月ごとに学習内容が決まっているのではなく、小学生コースなら4~6年生の国語、算数、理科、社会の全部の映像授業やテキストを受講期間中いつでも利用できます。
先取り学習をしたい方や、下の学年の復習をしたい方にもいいですよね。
英語はない
これちょっと残念だなと思ったんですが、よく考えてみると英語って、習い事や教材で勉強をしているかどうかで人によって進み具合が大幅に違うものです。
4教科はサブスタ、英語は自分のレベルに合わせて他の勉強方法でというのは、理にかなっているのかもしれません。
サブスタ受講に必要なもの
タブレット、スマートフォン、パソコンなど、映像授業を見たりLINEでのやり取りをしたりするための機器が必要です。
映像授業を見るためのインターネット環境も必要です。
小さい画面でちゃんと受講できるかどうか確認したかったので、私は今回あえてスマホだけで受講してみました。これについては、スマホだけでも、必要に応じて画面表示を拡大しながら進めれば大丈夫でした。
無料体験受講はできる?
無料で受講できる期間というのはなく、申し込み時点で料金が発生します。しかし14日以内に解約すると、料金が返ってくるという「全額返金保証」制度があります。実質14日間無料体験受講できるということです。
14日間の間に、学習計画表を作ってもらったり、いろんな教科の映像授業を受講したり、問題を解いてみたりと、じゅうぶんに教材の内容をお試しできると思います。
→小学生・中学生向け おうちオンライン学習のサブスク【サブスタ】体験受講をしてみた
今回は許可をいただいて、取材のための体験受講をさせていただきました。
公式サイトの「14日間無料で試す」というボタンから手続きを開始。
画面の指示どおりに名前や住所など入力していって、クレジットカード情報なども入力して決済までします。決済後の画面から、サブスタの公式LINE登録へと進みます。
その後は、LINEで連絡が届くので、それに従って進めることになります。
エントリー、使い方動画といったメニュー項目がLINEの画面の下に出ていて、そこを案内どおりに押していくだけです。
使い方動画を見たら、LINEで案内されるとおりにヒアリングシートの記入に進みます。
LINEで、次にやることの指示が次々飛んでくるので、そのとおりに進めていくだけでいいというのはわかりやすいですし、教材の申し込みとは思えない楽しさもありました。
ヒアリングシートとは
自分にあった学習計画を作ってもらえるのがサブスタの特徴です。その学習計画を作ってもらうために、勉強についてのいろいろな質問に回答するのがヒアリングシートです。
何曜日に何分くらい勉強するか、苦手な教科や、特に力を入れたい教科は何かなど質問に答えていきます。
今回は、4年生で算数が苦手だから算数を多めに勉強したいという設定でヒアリングシートを記入してみました。
学校での授業の進み具合に合わせて計画を立ててもらうこともできます。教科書の何ページまで進んでいるかを記入する項目もありました。
ヒアリングシートを送信すると、1営業日程度で学習計画表が送られてくることになっているので、待ちます。
受講手続き開始から、ヒアリングシートの送信まで、難しいことはなく一本道という感じでとてもわかりやすかったです。ここまで30分くらいでした。
専用のタブレットを用意したり、メールでやり取りしたり…という面倒がなく準備に時間がかからないのは助かるなと思いました。
計画表が届いた
翌日に計画表が届きました。こういったものです。
これは公式サイトから許可を得てお借りした画像ですが、一人一人に合わせてちがった内容の学習計画表を作ってもらえます。
学習計画表もLINEで届き、スマホの画面で拡大しながら確認しました。
シンプルで見やすい表になっていました。
何曜日にどの教科の、どのシートナンバーのテキストをやればいいのか書かれてあって、その通りに進めていけばいいようになっています。
動画授業見放題という教材は他にもありますが、自分に何が必要なのか見極めて、いつ何をどれぐらいやればいいのか決め、実際に動画を計画的に見ていくことは、やってみると難しいものです。
やることがあらかじめ決まっていて、スマホを開くだけの気軽さで始められるのはとてもいいと思いました。
ちなみにアプリではなく、ブラウザ(SafariやChrome)で、公式サイトにログインしてテキストや映像授業を見るようになっています。
計画の内容にちょっと疑問が…
今回はヒアリングシートで、算数が苦手で重点的に勉強したい、という要望を出して計画を立てて頂きました。
計画表を見ると後半算数を重点的に入れましたということで、算数が他の教科より1.5倍の回数と進度でスケジュールされていました。
一見よさそうに見えたんですが、よく考えると、これちょっと違うような気がして。
これはむしろ算数が得意でどんどん先に進みたい子向けの計画ではないでしょうか。
どんどん先に進みたい人や、先取りの目的で受講する人なんかは、速く進みたいとリクエストして、1年分を半年とかで終わらせるとかもできるということですよね。サブスクリプションのメリットを最大限にいかせる使い方といえると思います。
でも今回私は算数が苦手という設定でお試ししているので、回数は多くしてほしいですが、進み方はゆっくりじゃないときついです。
1つのシートを2倍の時間かけてやるとか、3回に1回は先に進まずに、いままでの問題の解きなおしをするとかの計画が来てほしいところでした。
このように、自分の希望に合わない計画が来てしまった場合は、計画表の作り直しをリクエストできるので、やってもらった方がいいと思います。
映像授業と問題をやってみた
算数を1回分実際にやってみました。
目次のシート番号を押して、シートを開きます。シートはページのことです。
シートには、説明文や式、図がいっぱい書いてあります。解説のページはカラーで、問題のページは白黒。普通に見やすいものでした。スマホで見ると文字が小さいので、拡大したりしながら読んでいきました。
ページの上の方に「目次に戻る」「問題をみる」というボタンがあり、その右上に「要点映像」というボタンもあります。そのボタンを押すと、映像授業の画面に切り替わりました。
こうしてスマホ一つで次々必要なものを画面に表示していけるようになっているのは便利だなと思いました。
映像授業は、先生がテキストと同じ内容が表示されているホワイトボードに書き込みをしながら教えてくれました。10分くらいで、学校の1週間分の勉強の要点を教えてもらえます。
次に「問題をみる」のボタンをおすと、問題が表示されます。これを見ながらノートに書いて問題をとくことになっています。
例題と練習問題がありました。例題の横にはパターン練習という問題もあります。全部やるとしたらなかなかの演習量になります。
解き終えると、すぐに解答の画面を開くことができ、自己採点をしました。
「赤ペン映像」というボタンがあり、そこを押すと問題の解説映像を見ることができます。
時間がかかる回もある
1回の学習時間は20分と公式サイトに書かれてありますが、今回やったところは40分はかかりました。わからない問題があって解きなおしをしたりすると、それ以上かかると思います。
他の回を見てみると、大問1つか2つだけというときも多いようで、シート1の問題が特別多かっただけかもしれません。
まずは一度計画表を作ってもらい、やってみて、思ったより時間がかかると感じたらLINEで相談して計画表の作り直しをお願いすればいいと思います。
なお答え合わせまで自分でやるというのは、学習習慣がしっかり身についているお子さん向けだと思います。最初は親が答え合わせはやってあげるとかした方がいいんじゃないでしょうか。
難易度は標準的
練習問題までしっかり解けるように勉強を続けていけば、学校のテストで90点以上を目指せると思います。中学受験向けではないようですが、学校で習うことを100%身につけたい、という目的には合っていると思います。
中学受験対策向けではないと書きましたが、中学受験勉強の準備として、塾ではなく自宅で先取り学習をする目的にはとても合っていると思います。
そして、自学の宿題がある人にも役にたちそうです。サブスタの問題を自学ノートにやるようにしたり、理科や社会のテキストには図や表もいっぱい載っているので、それをノートづくりの参考にしたりと活用できそう。
サブスタの体験受講をしてみた感想まとめ
よかったこと
- 4~6年生の国語、算数、理科、社会を、いつでも、いくらでも勉強できる
- 学習計画表でやるべきことを決めてくれるのは助かる
- 個別対応ありの教材としては料金は安い
- スマホとノートとえんぴつだけあればできる。いろいろ用意する必要がなくてラク
- LINEでやり取りできるのはラクで便利 専用端末や専用アプリなど必要なし
- しっかりと問題練習ができる。映像授業を流してなんとなく勉強した気になって終わりではない
- 自学のネタにも困らなくなりそう
ここは要注意
- 計画が目的に合っているかチェックが必要。計画表の作り直しを頼んだ方がいい場合もある
- 英語はないので、英語の教材も必要な方は別に探す必要がある
- 1回分20分ではできない回もありそう
というわけでこのページでは、新しい家庭学習教材、サブスタをお試し受講した感想を書きました。興味のある方はこちらのリンクから公式サイトをチェックしてみてくださいね。
→小学生・中学生向け おうちオンライン学習のサブスク【サブスタ】