お題の文字を使って短い文を作る
今日は、1つの文字から短い文章を考えて作る家庭学習ノートを紹介します。
作文を書く力につながっていく家庭学習ですので、ぜひ取り組んでみてください。
いきなり「作文を書いて下さい」と言われても、低学年のお子さんはとまどってしまうものだと思います。
長い作文を書く前に、やさしい言葉や文を、自分の頭で考えてノートに書き表すことを、まずはたくさん経験しましょう。
短い作文の家庭学習
今回のノートの内容は……
- 言葉の文字を使って作文をする。
自分や家族の名前、学校の行事などから1行の言葉や文を考える家庭学習ノートを作ってみましょう。たとえば、このような言葉や文です。
「なわとびたいかい」
「ふゆのもくひょう」
「えんそくにいった」
「ぼくのなつやすみ」
「きょうだいのこと」
その文から一文字ずつ取って、言葉や文を考えて書きます。
1つ1つバラバラの文章でもいいです。
その文字から始まる言葉でなくとも、その文字が文の途中にあればいいでしょう。
ひらがなに限らず、カタカナや漢字でもいいと思います。
たとえばなわとびたいかいならば……
な=へびのようにながいなわ
わ=わたしのもくひょう
と=ともだちをおうえんする
び=びっくりしてころんだ
た=たくさんれんしゅうしよう
い=ころんだらいたかった
か=にじゅうとびができたらかっこいい
い=いつかなわとびめいじんになるぞ
このように、最初に考えたお題の文に関連する言葉や文を考えるとまとまりがいいですが、難しければ、全然違う言葉や文を考えてもOKです。
慣れてきたら、お題の文に関連のある言葉や文を考えていくようにします。
全体がまとまった一つの文章になるように考えられたら、上級ですね。
家庭学習ノートを作ってみましょう
マス目をどのように使ってノートを作るか、考えながら、準備をします。
最初は、マス目を数えて線を引いたり、どこにどんな大きさの文字で何を書くか、口で説明しながら、書いて見せてあげるといいでしょう。
文章を思いつけない時は、ヒントをあげたり、一緒に考えてあげたりしてください。
右から左へと書いてみましたが、違和感がある場合は左から右へ書いてもいいですし、お題を縦に書くようにしてもいいです。
いろんな言葉を頭に思い浮かべて、その中にお題の文字がないかどうか、探してみてくださいね。
お子さんがページを埋めたら、コメントやマルをかいてあげましょう。
どの学年にも応用できます
今回は、1年生のノートのマス目に合わせて考えましたが、1年生から6年生まで、どの学年のお子さんにも取り組んでいただきたい家庭学習ノートです。
文章を長くすることもできますし、1つの物語や詩のように作るなど、工夫しだいで難易度を上げることもできます。
ぜひやってみてください。