たし算とひき算の筆算
低学年で習う算数のうちでも大事な、くり上がりのあるたし算、くり下がりのあるひき算の、筆算(ひっさん)の練習問題をしましょう。
たし算だけ、ひき算だけの問題では、ほとんど間違えないという子でも、たし算とひき算がランダムに出題されると、案外間違えやすいものです。そこで、ここでは、たし算とひき算を混ぜて問題を作ってみました。
- たし算とひき算の筆算・練習問題
- 自分で文章題を考える
たし算とひき算の筆算の学習
問題を書いていきます。筆算を書くスペースを考えながら、一問ごとに余白を取るか、罫線を引いて、他の問題とくっついて見づらくならないように工夫したいですね。
ノートの下の方を開けておき、自分で問題を考えて書き、解くスペースとしました。
ここでは、文章題を自分で考え、筆算をして解いてみましたが、文章題に限らず、暗算や筆算で、たし算やひき算のいろいろな問題を考えて解いてみましょう。
答え合わせをして、コメントを書くと、このように仕上がります。
苦手な問題を集中的に
せっかく自分で問題を選ぶことができる家庭学習ですので、苦手だな、間違えやすいなと思うような問題に絞って、取り組みたいと思います。
たとえば、105-29のような、2つ上の桁から繰り下げてくる問題を、集中的に行うことにしてみたり、テストで間違えた問題の類題を、数多く考えて解くようにするなど…
その場合でも、あえて途中にいくつか、たし算の問題や、くり下がりのないひき算の問題を混ぜて、同じような問題を機械的に解くだけにならないようにすると良いと思います。
筆算は見やすく書く習慣をつけよう
式と答えはきれいに書くけど、筆算は雑に書いてもいい…
というふうになってしまいがちなんですが、これはあまりよくないです。
将来模試などのテストで、問題用紙や解答用紙ではなく、計算用紙に筆算や考える途中の図を書く場合もあります。
どの問題の計算や図なのかがわかるように、そして見やすいように書く習慣がついていると、まちがえにくく、見直しもしやすくなります。雑に書く習慣はつきやすく、一度ついてしまうと直しにくいので、低学年のうちから気をつけましょう。
ただし、
きれいにゆっくり
ではないんですよ。
見やすく速く
です。
低学年のうちは「速く」はまだいいので、見やすく書くことは身につけましょう。
- ページや問題の番号をサッと書いておく
- 字の大きさと並び方をそろえる
これだけ習慣づけておきたいです。
見やすく筆算や図を書けるようになることを、ぜひ目指してくださいね。