かけ算を工夫して計算する自主学習
2020年度の学習指導要領によると、かけ算の九九は2年生で習います。
ここでは3年生の方向けに、かけ算の九九をさらにしっかりと身につけるために取り組みたい自主学習の例をご紹介します。
たし算、引き算と組み合わせ、かけ算について理解を深めながら、九九を定着させましょう。
この学習により、九九を、単に暗唱して呪文のように覚えるのではなく、かけ算ではどのような数の操作が行われているのかを、きちんと理解できるようになります。
たし算引き算と組み合わせた、かけ算の計算問題を中心に家庭学習ノートを作ってみましょう。
- かけ算を工夫して計算する練習問題
- 余ったスペースに、一言日記を書く
マス目を利用して計算問題を書いていくと、どうしてもスペースが余ることがあります。
そんな時、スペースを埋めるアイディアも、ご紹介します。
かけ算の家庭学習ノートを作りましょう
計算問題をノートに書いて、準備をします。
- マス目を数え、どこにどんな問題を、何問解くことにするか決める。
- 区切りの線を引く。
- 問題を書いていく。
このように進めますが、3年生で初めて自主学習ノートづくりに取り組み始めたばかり、という方もいると思います。
最初は、真っ白なノートのどこに何を書けばいいのかよくわからない人もいるかもしれません。
教科書やドリルの問題でも、このサイトの画像でも、まずは見ながら写して書くことから始め、徐々に自分で内容を決めて書くように練習していくようにすればいいと思います。
この計算の意味を説明しておきます。
一番上の問題は、
5×3=5×2+□
これは「5×3は、5×2よりいくつ多いでしょうか?」ということですね。
5×3は、5が3つあり、それを合わせた数ということです。
この「かけ算」の意味をしっかり理解していると、
5×3=5×2+5
つまり、「5×3は、5×2よりも5多い」ということがわかるわけです。
昔自分が小学生だったころ、こういう計算をやった覚えがないのですが、今は、わりとみっちりとこの計算をやって、たし算ひき算と、かけ算をつないでから、次に進んでいくようになっています。
問題が解けたら、丸つけをします。
今回は、計算問題の余ったスペースに、一言日記を書くようにしてみました。
余ったスペースは、そのままあけておいてもいいのですが、あまり大きくあくような場合で、気になるようならば、このようにするのも良いと思います。
- 一言日記を書く。
- テストで間違えた漢字を繰り返し書く。
- ちょっとした絵を描く。
また、スペースの区切りをわかりやすく、見やすくするには、色鉛筆やペンで枠線を書く他、このように、薄く色鉛筆で塗るのもいいです。書いた文字が見えにくくならないよう、薄い色で塗りましょう。