工業種類別-生産額の割合の変化

2016年1月1日

工業種類別生産額の割合の変化の自主学習

日本で、どのような工業が多く行なわれてきたのかを調べて、自主勉ノートにまとめてみましょう。ここ数十年間で、割合の増えた工業、減った工業はあるのでしょうか。

  1. 工業種類別生産額の割合の変化を帯グラフで表そう
  2. 帯グラフを見て気が付くことをまとめよう

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工業種類別割合の変化を自主勉ノートにまとめよう

1年間の工業製品の生産額を100%とした時の「金属」「化学」「機械」「食料」「せんい」「その他」といった工業種類ごとの割合が、1955年から2012年までの間に、どのように変化してきたかを、帯グラフに表してくらべます。

工業グラフb

以下のページを参考に、自主勉ノート例を作成しました。

経済産業省「とうけいきっず」統計からみる日本の工業

  • 経済産業省が調査し作成した統計資料をもとにしています。
  • ここで「生産額」というのは「製造品の出荷額」のことです。

ここで大事なことは、工業製品の生産額の合計が、1955年と2012年ではだいぶ違うということです。

工業製品の生産額の合計

(製造品の出荷額)

  • 1955年 約6兆8000億円
  • 1975年 約127兆4000億円
  • 1995年 約309兆4000億円
  • 2012年 約290兆7000億円

ですから、割合が同じぐらいだからといって、生産額が同じということではありません。この帯グラフでは、生産額を比べることはできませんので、気をつけてください。

ノートの下の方には、くらべてわかったことを、文章でまとめてみましょう。

工業グラフa

年代ごとの帯グラフを並べてかくことで、割合の変化をくらべることができますね。

色を塗ったり、帯グラフと帯グラフの間に線を引いたりすると、わかりやすくなると思います。

  • 表やグラフを読み取る
  • 表を見て様々なグラフを作る
  • 表やグラフを見てわかったことを文章にまとめる

このような学習が、いま小学校でも重視されています。

いろいろな統計資料を見るだけでも、興味深く、良い学習になるのではないでしょうか。

経済産業省のホームページには、様々な統計資料や、グラフの作り方の例が載っています。小学生の自主勉強や自由研究に役立ちそうな資料がたくさんありますので、チェックしてみてはいかがでしょうか。

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