日本の6つの気候【降水量と気温のグラフ】まとめ
日本の6つの気候区分(きこうくぶん)についてまとめました。場所を確認できる地図の他、降水量(こうすいりょう)と平均気温(へいきんきおん)のグラフものせています。
気候の区分の仕方はいろいろありますが、小学校の社会の教科書『新しい社会5』(東京書籍)では、2022年度時点で次の6つの気候に分けて説明しています。
- 北海道の気候
- 日本海側の気候
- 太平洋側の気候
- 中央高地の気候
- 瀬戸内海の気候
- 南西諸島の気候
これについて地図で位置を確認し、どんな特徴があるのかをまとめます。
6つの気候区分を地図で確認
各気候の特徴
降水量と平均気温のグラフは、気象庁の下記のWebページで2022年8月時点で公開されているデータをもとに作成しました。
都市別のグラフは、2021年の月ごとのデータから作成しています。また都市名が入っていないものは、それぞれの気候の特徴を表すよう数値を入れて作成したグラフです。
オレンジの折れ線グラフが平均気温、水色の棒グラフが月ごとの降水量合計です。
気温や降水量は年によってちがいます。特に降水量は、台風や豪雨、豪雪などの影響を大きく受けます。都市別の2021年のグラフは、参考までにごらんください。
北海道の気候
よみかた:ほっかいどうのきこう
- 夏はすずしい
- 冬が長く、寒さが厳しい
- 降水量は少ない
- 梅雨や台風の影響をほとんど受けない
参考:2021のデータをもとにグラフを作ってみた
日本海側の気候
よみかた:にほんかいがわのきこう
- 夏の気温は太平洋側と同じぐらい
- 冬に雪が多く降る。
冬に北西の季節風がしめった空気を運んでくるため、雪が多くなります。
参考:2021のデータをもとにグラフを作ってみた
太平洋側の気候
よみかた:たいへいようがわのきこう
- 夏は南東の季節風の影響で、むし暑い。
- 冬は北西の季節風が山を越えてくる。かわいて晴れた日が多い。
- 西部は台風の影響を受けやすい。
東北地方の太平洋側で、夏に東から冷たい風がふき、気温が低くなることがあります。偏東風(へんとうふう)「やませ」とよばれます。
参考:2021のデータをもとにグラフを作ってみた
中央高地の気候
よみかた:ちゅうおうこうちのきこう
内陸性の気候(ないりくせいのきこう)とする分類方法もあります。
- 夏と冬の気温の差が大きい。
- 昼と夜の気温の差が大きい。
- 一年を通じて雨が少ない。
参考:2021のデータをもとにグラフを作ってみた
瀬戸内海の気候
よみかた:せとないかいのきこう
- 太平洋側の気候とにているが、季節風の影響を受けにくく、雨が少ない。
参考:2021のデータをもとにグラフを作ってみた
南西諸島の気候
よみかた:なんせいしょとうのきこう
- 亜熱帯(あねったい)の気候。
- 気温が高く雨が多い。
- 冬でもあたたかい。
参考:2021のデータをもとにグラフを作ってみた
日本の6つの気候まとめ
6種類の気候について説明しました。
最後に降水量と気温のグラフをまとめます。
地図といっしょにすると下記のようになります。ちょっと小さくて見にくいですが、グラフの形の特徴をざっくりとつかんでいただければと思い作成しました。
暑さ、寒さが厳しいところ、台風、大雨、雪……
同じ日本でも、場所によって気候には大きなちがいがあるということをグラフをたくさん作りながら実感しました。
みなさんも、気象庁のサイトでご自身が住んでいる地域のデータを使って、グラフをかいてみてください。きっといろんな発見があると思います。
自分で気温や降水量をはかってグラフをかくのもいい自由研究や自主学習になりそうですね。
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