てこが水平につりあう時のきまり
理科の授業で、てこのはたらきについて学びます。
実験用てこが水平につりあうためには、支点からのきょりと、おもりの重さに、どんなきまりがあるでしょうか。
学校で行なった実験を思い出しながら、自主学習ノートにまとめてみましょう。
- 実験用てこが水平につり合う時のきまりを表にまとめる
- てこをかたむけるはたらきを式に表す
てこのはたらきについての自主学習
「棒のある1点を支えにして、棒の一部に力を加え、物を持ち上げたり、動かしたりするもの」をてこといいます。
この時、
- 支点…棒を支える点
- 力点…力を加える点
- 作用点…仕事をする点
といいます。
支点と作用点の距離を短くすると、小さい力でものを持ち上げることができます。
また、支点と力点の距離を長くすると、小さい力でものを持ち上げることができます。
これをふまえて、実験用てこの、左右のうでが水平につりあうための条件を考えてみましょう。
左のうでには、6の場所に、おもりをつるします。
右のうでの、どの位置に、いくらの重さのおもりをつるすと水平につり合うでしょうか。
また、左のうでの、おもりをつるす位置は変えず、おもりの重さを変えると、どうなるでしょうか。
小学校の実験では、10g単位のおもりを使うと思うので、10で割り切れない数になるところは、空欄にしてもいいですし、このノート例では、計算上の数を青い文字で書き入れました。
「支点からのきょり×おもりの重さ」が、左と右で同じになる時、水平につりあうのですね。
水平につりあう時、「右のおもりの支点からのきょりとおもりの重さが、反比例している」と言うこともできます。
てこの働きを利用した道具
てこのはたらきを利用した道具が、身の回りにたくさんあります。これを探すのも、良い自主学習になると思います。
例えば、ハサミ、ペンチ、ピンセット、せんぬき、かん切り、くぎぬき、ホチキス、トング、シーソー、つめ切り、くるみ割り器などがあります。
もっと色々あると思いますので、探してみてください。
これらの道具の、どこが支点、力点、作用点か、考えてみるのも良いですね。