速さを比べよう-歩く速度から光の速さまで
速さの求め方を習う時に、問題文に出てくるいろいろなものの速さを、自分なりにイメージすることができれば、理解しやすいのではないかと思います。
たとえば、自分が歩く速さ、車の速さなど、身近なものの速さを知っておくと、それと比べることによって「バスが時速100kmといったら、すごく速いな」「時速20kmといったら、自転車と同じぐらいの速さなんだな」などと具体的にイメージすることができ、速さの問題文を理解しやすくなるのではないでしょうか。
- いろんなものの速さを調べて書こう
こういうネタが満載の図鑑といったらこちら。
今回ノート例を作るにあたり、動物や乗り物の速さは、この図鑑を参考にしました。
速さを比べる自主学習
題名を書き、ノートのレイアウトを考えましょう。何の速さを調べてみたいでしょうか。
いろいろなものの速さを、図鑑やインターネットで調べて書いていきましょう。動物、乗り物、物質など、いろんなものの速さを比べてみましょう。一番速いものは、なんでしょうか。
ダチョウは、高速道路の車と同じぐらいの速さで走れるんですね。おもしろい発見がいろいろあると思います。
音は、気圧や気温によって、伝わる速さが変わります。
国際標準大気中、海面での音速が、秒速340.29m
340.29×60×60÷1000=という計算で、時速約1225kmとなります。
数字が見づらいところがあるので、補足しておきます。
- 地球が太陽のまわりを回る速さ…時速107208km(10万7208km)
- 光の速さ(真空中)…時速約1080000000km(時速約10億8000万km)
F1レースの記録についてはWikipediaを参考にしました。(2014年までの記録)
- 瞬間最大速度(決勝)…370.1 km/h
2005年イタリアグランプリ (キミ・ライコネン) - 最も高い平均時速での勝利 …247.585 km/h
2003年イタリアグランプリ (ミハエル・シューマッハ)
速さについてもっと調べてみよう
どれくらいの距離を走った時の平均速度かという点などで統一されていないデータではありますが、このノートによって、速さをイメージする手がかりになるものを作れたらと思いました。
興味を持ったら、同じ距離を走った場合の速度を、もっと正確に調べたり計算をしたりして、自由研究をしてみるとおもしろいと思います。
遅いものを調べてみるのもおもしろいかもしれませんね。
昆虫の歩く速さを測定してみる、という自由研究なんてどうでしょうか。