漢字を苦手にしない-小学生の学習方法

2018年5月4日

漢字学習01

小学生の勉強といったら、漢字の練習が、真っ先に思い浮かぶ方が多いのではないでしょうか。

わが家の小学生の子供にも、毎日ノート1ページの漢字練習という宿題が、小学校1年生の頃から出ていました。宿題といったらまず漢字というイメージがあります。

漢字の小テスト、50問テスト、総まとめテスト……様々な範囲と難易度で、繰り返しテストも行われます。

小学生にとって大きな大きな課題。それが「漢字を覚えること」なんですね。

これは今だけの話ではなく、私が小学生だった頃も、勉強の中で漢字学習が占める割合は大きかったです。テストで間違えた漢字をノート一杯に、くり返しくり返し書いた記憶が、今でも残っています。

漢字学習が大切な理由

漢字を覚えるのが苦手、という子供は多いです。漢字練習が大きらいで、宿題をこなすだけで何時間もかかる、というケースもあります。

つい「漢字をそんなに覚えなくても、大人になって困ることはないのに…」「どうしてここまでして、子供に漢字を勉強させなくちゃいけないんだろう」と思ってしまうこともあるのではないでしょうか。

国語のテストの中で、漢字の読み方や書き方を問う出題は、数問。

読解や作文に比べて、配点の割合が低く、漢字は国語という教科の中では、重要度が特に高くはないイメージをお持ちの方もいるかもしれません。

でも、漢字の力と国語の力は、比例することが多いのです。

「漢字が大の苦手だけど、国語は得意」という人や「漢字は得意だけど、国語は非常に苦手」という人は、中にはいるとは思いますが、多くはありません。それは、後述するように、漢字の力は、言葉や文の力であり、国語の力と大幅に内容が重なるものであるからからです。

また、漢字が苦手だと、国語が苦手、嫌いと感じるようになってしまう子供が多いです。

国語の力は、他のすべての教科の土台となると言われています。国語が好きになるかどうかは、これから小中高、そして大学と、長く学業の道を進んで行く子供たちにとって、大きすぎるほど、重要な分かれ目といえます。

ですから、漢字の学習について、真剣に考える必要があるのです。

まずは、漢字学習とは、いったい何をどれぐらいやるものなのか、全体像を描いてみましょう。

小学生が覚えるべき漢字はいくつ?

小学校6年間で、子供はいったいいくつの漢字を覚えることになっているのでしょうか。

1年生で習い始め、小学校6年間で習う漢字は1,006文字です!

  • 1年生…80字
  • 2年生…160字
  • 3年生…200字
  • 4年生…200字
  • 5年生…185字
  • 6年生…181字

これを、読み、書き、正しい意味で使うことができるように、授業や宿題で学んでいきます。

一年生は、漢字の前にまずひらがなを習い、「一、ニ、三…」といった漢数字を習い、カタカナを習います。

その後「山、川」など画数が少なく、具体的な物を表す易しい漢字から習います。

学年が上がるごとに、次第に画数が多い漢字、抽象的な事柄を表す漢字も多く習っていきます。

ちなみに「常用漢字」は、現在全部で2,136字。小学校で学ぶ1,006文字の他に、1,130文字を、中学から高校で学びます。

漢字学習02

漢字検定は学年対応

日本漢字能力検定、略して「漢検」の10級から5級の出題範囲は、小学校の各学年で習う漢字に対応しています。

漢検各級の出題範囲

  • 10級…小学校1年生で習う漢字
  • 9級……小学校2年生までに習う漢字
  • 8級……小学校3年生までに習う漢字
  • 7級……小学校4年生までに習う漢字
  • 6級……小学校5年生までに習う漢字
  • 5級……小学校6年生までに習う漢字

このため、漢字検定は、小学生の漢字学習の目標として最適なものとなっています。学校の担任の先生から漢検の受験を勧められることもあるほどです。

毎日の漢字学習で、果たしてどれだけ力がついているのか、学校のテストだけでは、よくわからないもの。そのため小学生の漢字学習のペースメーカーとして、漢検を利用するのです。とても良いアイディアだと思います。

漢字検定については、いずれ詳しい記事を書く予定です。

大事なのは漢字の数だけではない

漢字をいくつ覚えるかということだけで、漢字学習の全体像をイメージすることはできません。

漢字学習は、「読み」「書き」を覚える以外にも、次のような多くの側面を持っています。こういったことを、総合的に身につけることが、漢字を覚える目的なのです。

  • 筆順
  • 画数
  • 部首
  • 特殊な読み方
  • 熟語
  • 類義語、対義語
  • 漢字を文脈の中で正しく使うこと

漢字の学習は、言葉、文の学習でもあります。漢字の力は、国語の力に通じるのです。

漢字を学ぶのは、単に、漢字の書き取りテストで高得点を取るためではありません。言葉や文を扱う力をつける、つまり国語の力をつけ、さらには全教科の学ぶ力をつけるという、大きな意義があるのですね。

漢字の学習方法を考える

漢字をいつまでに、いくつ覚えたいのか、目標は子供によって違います。

・中学受験をするかどうか。
・苦手克服か、得意なこととしてさらに伸ばすのか。

目標が違えば、そこへ到達するための方法も違います。

このサイトでは、まずは多くのお子さんが、効果的に漢字を覚えられる方法を紹介します。できるだけ詳しく、具体的に、例をたくさんあげて説明していきたいと思っています。

漢字と言葉についての記事一覧

特におすすめの漢字についての記事はこちらです。

漢字を覚えるためのたった1つのコツ

※この記事は、2015年1月15日に投稿し、2017年11/2に内容を見直し改稿しました。

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