漢字を苦手にしない-小学生の学習方法

2015年1月15日

漢字を苦手にしないために

小学生の勉強といったら、漢字の練習が、真っ先に思い浮かぶ方が多いのではないでしょうか。

わが家の小学生の子供にも、毎日ノート1ページの漢字練習という宿題が、小学校1年生の頃から出ていました。宿題といったらまず漢字というイメージがあります。

漢字の小テスト、50問テスト、総まとめテスト……様々な範囲と難易度で、繰り返しテストも行われます。

小学生にとって大きな大きな課題。それが「漢字を覚えること」なんですね。

これは今だけの話ではなく、私が小学生だった頃も、勉強の中で漢字学習が占める割合は大きかったです。テストで間違えた漢字をノートいっぱいに、くり返しくり返し書いた記憶が、今でも残っています。

漢字学習が大切な理由

漢字学習01

漢字を覚えるのが苦手、という子供は多いです。漢字練習が大きらいで、宿題をこなすだけで何時間もかかる、というケースもあります。

つい「漢字をそんなに覚えなくても、大人になって困ることはないのに…」「どうしてここまでして、子供に漢字を勉強させなくちゃいけないんだろう」と思ってしまうこともあるのではないでしょうか。

国語のテストの中で、漢字の読み方や書き方を問う出題は、数問。

読解や作文に比べて、配点の割合が低く、漢字は国語という教科の中では、重要度が特に高くはないイメージを持っている人もいるかもしれません。

でも、漢字の力と国語の力には関連があると私は思います。

「漢字が大の苦手だけど、国語は得意」という人や「漢字は得意だけど、国語は非常に苦手」という人は、あまり多くはありません。

それは、後で書くように、漢字の力は、言葉や文の力であり、国語の力と大幅に内容が重なるものだからです。

また、漢字が苦手だと、国語が苦手、嫌いと感じるようになってしまう子供が多いです。

国語の力は、他のすべての教科の土台となると言われています。国語が好きになるかどうかは、これから小中高、そして大学と、長く学業の道を進んで行く子供たちにとって、大きすぎるほど、重要な分かれ目といえます。

ですから、漢字の学習について、真剣に考える必要があるのです。

まずは、漢字学習とは、いったい何をどれぐらいやるものなのか、全体像を描いてみましょう。

小学生が覚えるべき漢字はいくつ?

小学校6年間で、子供はいったいいくつの漢字を覚えることになっているのでしょうか。

2020年4月からの学習指導要領では、小学校6年間で習う漢字は1,026文字です。

  • 1年生…80字
  • 2年生…160字
  • 3年生…200字
  • 4年生…202字
  • 5年生…193字
  • 6年生…191字
参考:2019年度まで

小学校6年間で習う漢字は1,006文字でした。

  • 1年生…80字
  • 2年生…160字
  • 3年生…200字
  • 4年生…200字
  • 5年生…185字
  • 6年生…181字

1026の漢字の読み、書きができ、正しい意味で使うことができるように、授業で学んでいきます。

一年生は、ひらがなから習い始め、「一、ニ、三…」といった漢数字や画数の少ない漢字を習い、カタカナも習います。

低学年では、具体的な物を表す易しい漢字から学習していきます。

学年が上がるごとに、次第に画数が多い漢字、抽象的な事柄を表す漢字も多くなります。

ちなみに「常用漢字」は、現在全部で2,136字。小学校で学ぶ漢字以外は、中学生以降で学んでいきます。

漢字学習02

漢字検定は学年対応

日本漢字能力検定、略して「漢検」の10級から5級の出題範囲は、小学校の各学年で習う漢字に対応しています。

漢検各級の出題範囲

  • 10級…小学校1年生で習う漢字
  • 9級……小学校2年生までに習う漢字
  • 8級……小学校3年生までに習う漢字
  • 7級……小学校4年生までに習う漢字
  • 6級……小学校5年生までに習う漢字
  • 5級……小学校6年生までに習う漢字

漢字検定は、小学生の漢字学習の目標として最適なんですね。学校の担任の先生から漢検の受験を勧められることもあるほどです。

小学生の漢字学習のペースメーカーとして、力試しに、漢検を利用。とても良いアイディアだと思います。

大事なのは漢字の数だけではない

漢字をいくつ覚えるかということだけで、漢字学習の全体像をイメージすることはできません。

漢字学習は、「読み」「書き」を覚える以外にも、次のような多くの側面を持っています。こういったことを、総合的に身につけることが、漢字を覚える目的です。

  • 筆順
  • 画数
  • 部首
  • 特殊な読み方
  • 熟語
  • 類義語、対義語
  • 漢字を文脈の中で正しく使うこと

漢字の学習は、言葉、文の学習でもあります。漢字の力は、国語の力に通じるのです。

漢字を学ぶのは、単に、漢字の書き取りテストで高得点を取るためではありません。言葉や文を扱う力をつける、つまり国語の力をつけ、さらには全教科の学ぶ力をつけるという、大きな意義があるのですね。

漢字を苦手にしないためにやるべきこと

漢字を苦手にしないために、小学生の家庭学習の際にはどんなことに気をつけたらいいのでしょうか。

家庭学習で漢字練習をする時間をしっかりとる

学校の授業で教わるだけでは忘れてしまいますので、家庭学習で計画的に漢字の学習をしましょう。

1週間の家庭学習のスケジュールの中に、漢字学習の計画を入れるということです。

朝学習として、毎日5分でもいいので、漢字練習の時間を取るのもいいと思います。

親が子供のやる気を削ぐようなことをしない

子供が漢字の家庭学習をしている時に、親が気をつけた方がいいことがあります。

それは、漢字を間違えて書いた時に叱ったり、けなしたりしないということです。

学校で漢字のミニテストや、50問テストなどがある場合、親は子供の点数が気になるものですね。

お子さんがテストで漢字を間違えていたときは、なんで間違えたの?と怒っても無意味です。「まだしっかりと覚えていない漢字がどれかわかった」ととらえるようにしましょう。

その漢字を、しっかり書けるように家庭学習をしましょう。

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コツを身につけて毎日の家庭学習をし、漢字が苦手ではなく「好き」「得意」と思えるようになるといいですね。

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