英検5級4級にスピーキングテスト追加
2016年の第1回実施から、英検5級、英検4級にも、スピーキングテストが追加されることになりました。
現在は、リスニングテスト、リーディングテストの2技能のテストですが、スピーキングテストが加わることで、英検の5級と4級は、3技能のテストになります。
(この記事は、2015年11月5日に書き、その後内容を見直し更新しています。最終更新日は2020年5/11です。)
小学生の子供が児童英検と英検5級を受験
うちの子供は小学校3年生の時に、英検5級を受験し、合格しました。
当時はリスニングテストと、リーディングテストの2技能のテストでした。
児童英検(現在の英検Jr)のゴールドを92%の達成率で卒業した直後に、リーディングの勉強はほとんどしないまま、英検5級を試しに受けてみたものです。結果リスニングが高得点で、リーディングは半分ぐらいしか得点できませんでしたが、なんとか合格しました。
児童英検(英検Jr)と英検5級については、以下の記事にくわしく書いています。
その後、どうやって英語の学習を続けたらいいのか、決めかねている間に、一年以上、英語の勉強はほとんどやらずに過ぎてしまいました。
あとは中学生になってからでいいかなぁ?なんて思い始めていたところ…
英検の5級、4級にスピーキングテスト導入のニュースを目にして、やはりせっかく小さい頃から英語の勉強をやってきたのに、途切れさせるのはもったいないと思い直しているところです。
英検の4技能とは
- リスニング…英語の音声を聞き取る力
- リーディング…英語で記述されたものを読み取る力
- ライティング…英語で文章を書く力
- スピーキング…英語で話す力
スピーキングテストの導入
スピーキングテスト導入によって、より「本当に英語を使えるようになる」ための目標として、英検の意義は増したのではないかと思います。
一昔前は「英検2級だけど、実際に英語で会話をすることは全くできません」というような、笑えない話を耳にすることもありました。英検にはなんだかそういう、実践的ではない、試験のための英語というイメージが少しあったんですが、変わってきたんですね。
子供にとっては、受験勉強、学校の英語の勉強と並行して続けやすいのが英検の学習ではないか、そこが英検の良さではないかと思います。
英検の公式サイトでも、英検5級について「5級は、英語の学習を始めて最初の目標となる級で、レベルはおよそ中学初級程度とされています」と説明されています。中学校で習う英語を尺度として難易度を説明しているのです。
英検の難易度
- 5級…中学初級程度
- 4級…中学中級程度
- 3級…中学卒業程度
- 準2級…高校中級程度
- 2級…高校卒業程度
- 準1級…大学中級程度
- 1級…社会生活で通用する英語
このことから、子供が学校や塾の勉強と並行して進めやすいのが英検を目標とした英語学習だと思います。
さらにスピーキングテストの導入によって、試験のため、資格欄に書くためだけの英検の級ではなく、本当に使える英語が身につくテストに近づいてきたようで、ますます注目しています。
1級、準1級、2級、準2級、3級
2016年から2級にライティングが追加されました。また、2017年からは、準2級、3級にもライティングのテストが追加されました。
1級から3級までのは、次のようになっています。
一次試験(筆記試験)…リスニング、ライティング、リーディング
二次試験(面接)…スピーキング
4級、5級
2016年からスピーキングテストが追加され、次のようになっています。
一次試験(筆記試験)…リスニング、リーディング
スピーキングテストを受けることができる(英検の級認定には関係なく、スピーキングテスト独自の合否判定がある)
5級スピーキングテストの対策は?
スピーキングテストは自宅のパソコンやスマートフォンで受験します。1対1の面接形式で行われ、英語でのあいさつなどの他、短い英文を読んで、書かれてあることについての質問に答えたり、イラストの内容を答えたりします。
スピーキングテストの内容は、英文を読んだり、短文で質問に答えるもので、行ってみたい国は?とか、テーブルの上のカップの数は?とか、易しい内容です。小学生でもじゅうぶん挑戦できる難易度だと思います。
4級、5級のスピーキング対策としては、過去問や予想問題集をやってみることをおすすめします。また、英検に対応したオンライン英会話などもあります。
英検や子供の英語学習については、これからも記事を書きますので、興味のある方はチェックしてみてくださいね。
☆2016/7/14追記☆
5級のスピーキングテストを、小学校5年生の子どもが受けました。体験談や感想を記事に書いていますので、よろしければこちらもお読みください。