がい数の練習問題の自主学習ノート
およその数である「がい数」の自主学習ノートを作ってみましょう。
どのけたで四捨五入(ししゃごにゅう)すべきか、問題文を正しく読み取ることが大事です。
1つの数について、いろいろな方法でがい数にしてみることによって、問題文のパターンを整理して覚えたいと思います。
- いろいろな方法でがい数を求める
- がい数のもとの数の範囲を求める
また、あるがい数になる整数のはんいを求める問題は、少し難しいですが、考え方をぜひ覚えておきたいものです。
くり返し練習して身につけましょう。
ノートの作り方
1つの数を様々な方法でがい数にする練習問題をやってみましょう。
ノートの下半分では、がい数について、四捨五入する前の整数のはんいを考えてみましょう。
1の問題では、どの桁で四捨五入したらいいのか、問題文をよく読んで見きわめてください。
2の問題では、思いついた数を実際に四捨五入してみて、問題のがい数になるかどうか確かめましょう。そして、それより大きい数ならどうか、小さい数ならどうか、順に考えていきましょう。
1の問題についてですが、「千の位までのがい数」または「約何千になるか」という問題の場合は、百の位で四捨五入し、がい数は基本的に「-000」となります。
2の②は、十の位で四捨五入します。千の位が4、百の位が9で、くり上がって5000になる数字があることに気づくと答えがわかると思います。
また2の数のはんいについては、「~以上~以下」「~以上~未満」のちがいに気をつけましょう。ここでは整数だけについて考えるので、「以下」を使って答えることもできます。
以上・以下・未満
- 以上…等しいか、それより大きい数
- 以下…等しいか、それより小さい数
- 未満…それより小さい数(等しい数は入らない)
5050以下というと、5050も含まれます。
5050未満というと、5050は含まれず、5050より小さい数です。整数ならば、5049、5048、5047…が含まれます。整数という条件がなければ、5049.99999……なども5050未満に含まれます。
問題文をよく読んで
四捨五入自体はむずかしくないと思いますが、意外とまちがえてしまうことが多いのが、がい数の問題だと思います。
びみょうな表現を読み取って、四捨五入すべきけたを判断しなくてはなりません。様々なパターンの問題をくり返し解く他、時間がたって忘れかけたころに、復習することをおすすめします。
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