ごく普通の自主学習ノート【基本】毎日これでもOK
今日は、ごく普通の自主学習ノートの作り方をご紹介します。
5年生で習う漢字や算数の問題でノート例を作っていますが、3~4年生ぐらいの方から、中学校に入学して初めて自学ノートを作るといった方にも、自学ノートづくりの考え方のヒントとして読んでいただけたらうれしいです。
動画もあります
この記事の内容を動画でもごらんいただけます。ぜひご覧ください。
【STEP1】ごく普通の基本の自主学習ノートを作ろう
それでは、基本の自学ノートづくりをしていきましょう。
基本の自主学習ノートの目的
なんのためにこのノートを作るのかというと…
- 学習習慣を身につける
- ノートのかき方に慣れる
- 漢字、算数の問題、短文づくりという基本の家庭学習をする
上から、漢字、算数問題、短文づくりと、3種類の学習を少しずつ行うことにします。
漢字の練習
下記のページでもご紹介している漢字の練習方法を実行できるようになっています。
- 手本を見ながら2回漢字を書く
- 手本と今書いた字をかくして、何も見ないで書いてみる
- 正しく書けなかったら手本を見ながらもう1~2回書く
- また何も見ないで書いてみる
- 何も見ないで正しく書けるようになればOK
正しく書けるようになるまでくり返し書いて、スペースがあまったら、漢字を使った言葉や熟語を書きます。
算数の問題
教科書の問題でもいいですし、教科書ワーク、教科書ぴったりトレーニングといった市販の問題集でも、通信教育のテキスト、塾の宿題などでもOKです。
問題の文章は書く必要はありませんが、書きたい人は書いてもかまいません。
ぜひ書いてほしいのは、
- 何を見て問題をといたのか(教科書だったら「教」、ワークだったら「ワ」などと自分でわかるように略して書いてもOK。
- ページ
- 問題の番号
- 式がある場合は式
- 図をかいて考えた場合は図
- 答え
これを書く習慣をつけることをおすすめします。
今回のノート例では余白を多めにとっていますが、もっと小さな字でたくさん問題をとくようにしてもいいですし、自分のペースで取り組んでください。
短文づくり
ノートの下の方には、毎日一行分だけ、言葉や文章を書く学習をします。
自由な一行日記でもいいのですが、言葉と文章の学習のためには、テーマを決めて書くことをおすすめします。
今回の「一石二鳥を使って文を作る」のように、四字熟語、ことわざ、慣用句、故事成語、季節の言葉、接続詞、ちょっと難しい言葉など、いろんなお題を決めて文を書いてみましょう。
お題が思いつかない時は、当サイト「家庭学習レシピ」のトップページで、今の季節や気になるニュースをもとに自学のネタを紹介していますのでよろしければごらんくださいね。
↓「今日のおすすめ自主学習」のコーナーをまとめたページはこちらです。
【STEP2】ごく普通の基本の自主学習ノート完成
このように1ページのノートが完成しました。
漢字、算数の問題、短文づくりと、3つの学習を少しずつ行います。毎日これだけを続けてもOKだと個人的には思います。(先生によっては毎日同じではダメというかもしれませんが…)
平日や、塾や習い事、部活などで忙しい日は基本の自学、土日など時間がある時はいろいろ工夫した自学をやることにしてもいいと思います。
その際は、当サイト「家庭学習レシピ」でもいろんな自学ノート例をご紹介していますので、参考にしていただけるとうれしいです。
自学ノート作りに時間がかかる?
ノートの下のらんには、感想でもいいのですが、1ページのノートを作るのにかかった時間を記録するのもおすすめです。
自学ノートを書くのにすごく時間がかかってしまうんだよね。
ノートを作り慣れるまでは1ページ埋めるのに時間がかかるものです。でも続けていけば、どんどん時間が短縮していきますよ。
自学以外にも宿題があるかもしれませんし、習い事に塾…休けいや遊びの時間も必要ですし、正直そこまで自学に時間をかけられない!という方もいるのではないでしょうか。
自学のネタ探しの時間を短縮するためにも、迷ったらこのパターン、という基本の自学ノートの作り方を覚えて、書き慣れてしまうといいですよ。
自学ノートは何のためにやるのか?
ここからは親御さん向けの話です。
自学ノートって、変わったこと書かなきゃいけないのかなって思ってた…
図を入れて字をびっしり書いて…
自分のやりたい勉強を自由に工夫してやれるのが自主学習のいいところですが、「変わったことを書かなきゃいけない」と思ってしまったらツライですよね。
変わった自学ノート、おもしろい自学ノート、すごい自学ノート…いろいろ工夫をして1ページのノートを書くのが自学のだいご味です。そういった自学ノートが先生からの評価が高いという点も正直見すごせないよなーと、自分の子供が小学生だった頃を思い出しています。
でもネタ探しにつかれてやる気がなくなってしまうようでは本末転倒です。
まずは「毎日このパターンでOK」という自主学習ノートの作り方を身につけましょう。
小学生や中学校に入ったばかりの方の家庭学習は、勉強の習慣をつけるため、そして勉強を好きになるためにある(あってほしい)と思っています。
というわけで今日は、ごく普通の自学ノートを紹介してみました。
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コメント一覧
ありがとうございますm(_ _)m参考になりしたー!
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