夏休みの宿題-ポスターと読書感想文

小学生の夏休みの宿題が、親にとっても難問で、悩みの種になる時があります。

計算や漢字のドリル、総復習テストのようなものはいいんです。解答も配られて、親が丸つけするようにと今は言われますが、それもいいんです。やりましょう、喜んで。

問題は、読書感想文とポスターの宿題です。

読書感想文の書き方、ポスターの描き方を知っていて、子供に指導やアドバイスをできる親というのは、きっと少ないと思うんですね。

でも子供はろくに読書感想文の書き方や、ポスターの描き方の指導を受けずに、宿題を持ち帰ります。学校で読書感想文を書いた(ポスターを描いた)ことは一度もありません。短い文章を考えて読書カードを書いたことはありました。水彩画で人物や風景などを描いたこともありました。

でも、1200字の読書感想文や、選挙や防災について啓発するポスターはかいたことがありません。想像しただけで、小学生に指導するのは難しいだろうなという気がしますよね。先生ってすごいな。こういう難しい課題を、どうやって子供たちに指導するんだろう、と思うような課題です。

これが、「挑戦してみたい人はやってみましょう」「作文系か絵画系のコンクールに出品する作品を何か1つは制作してみましょう」という形ではなく、「全員必ず提出すること」という夏休みの宿題として、出てしまうことがあるんです。どこか上の方からの要請があったりするんでしょうか。

えーと、うちは今年の夏休み、この読書感想文とポスターの両方が、必須の宿題として出ています(汗)

さあどうしましょう。というのが、今日のお話です。

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絵画系の宿題に悩む

図工の授業で一度風景画を描く授業をやり、夏休み中に、また風景画を描いて下さいという宿題が出るなら、いいと思います。

学校で自画像を描く授業をやった後で、家族の中から一人選んで人物画を描いてきてくださいという宿題が出るのも、納得できます。

子供は1人で何を描くかを決めて、描くことがきるでしょう。

でもポスターは、うちの子供は初めて描くのです。親である私も、描き方を知りません。

大変そうだなと思い、夏休みに入ってさっそく取りかからせましたが、ちょっと調べただけでも、水彩画とポスターの描き方はまったく違うということがわかりました。

子供が描けるものを描いて提出するしかないのは、確かですが、ポスターの描きかたを教わったことがない子と、ポスターを描いたことがない親としては、やはり少し途方に暮れる、夏休みのはじまりでした。

ポスター? きょとん。みたいな。

何を描くかを決める

まずは、ネットで、小学生が描いたポスターの例を親子でたくさん見ました。こういうものを描けばいいみたいだね、というイメージを、まずはざっくりとつかみました。

小学生 ポスター

のような検索ワードで画像検索をするとたくさん出てきます。

次に、コピー用紙を十字に4分割した大きさの紙に、いろんなポスターのデザインを描いてみました。子供だけに描かせるのではなく、親も一緒に、いろいろ描いてみました。とにかく、ポスターの描き方なんか知りませんので、こういう感じかなあというのを、いろんなパターンで描いてみたのです。

丁寧に描くのではなく、ここに地球の絵を描いて、ここにこういう文字を入れて、とラフにざざっとえんぴつ描きするだけです。いろんなパターンを考えて描き、その中から選べるようにするといいと思います。

後から思うと、小さくデザインを描いてみることは、効果的だったと思います。

子供はどうしても、どんな大きさの紙に描く時でも、最初はいつも自由帳に描くような小さいサイズで、ものでも人物でも描こうとします。大きい画用紙に描く時も、端の方にちんまりと人物を描いてしまい、余白がいっぱいでどうしようということになりがちです。

ポスターには、大きくくっきりした絵を入れた方が、わかりやすいし描くのもラクですから、小さい紙にデザインしたものを、大きくしながら画用紙に下書きするようにした方が、描く大きさを決めやすいと思います。

子供がコピー用紙に描いた中から、言葉とデザインを決めます。この時、あまり細かい絵で大きい画用紙に描くのが大変そうなところは、省略したり、もっと大きく描いた方がいいんじゃない?とアドバイスして、できるだけシンプルな絵になるようにしました。

画用紙に下描きをする

鉛筆で大きい画用紙に下描きをします。

画用紙は、四つ切のサイズを指定されることが多いと思います。学校から画用紙を1枚配られて来ましたが、他の荷物と一緒に持ってくる間に折れたり縁が汚れたりしていました。文房具を売っているお店で、四つ切画用紙が5枚100円ぐらいで売られていますので、購入してもいいと思います。

画用紙にいきなり絵を描き始めずに、どこに、どのくらいの大きさで何を描くかを、薄くえんぴつで描いて決めさせました。

文字についてですが、子供は横書きの文字を、最初画面の左側から、一生懸命に大きい字で書いていました。子供はずいぶん大きく書いたつもりでも、ポスターの文字としては小さすぎるんですね。

大きい画用紙で画面全体のバランスを見ながら文字を配置するのは、慣れないとかなり難しいです。

なので、どこに、どれぐらいの大きさで文字を書くのかは、親が決めて、薄く四角で位置を描いてあげました。子供が自分で書こうとしたものよりも、ずっと大きい文字になりました。

どこに何を描くかがこれで決まりました。あとはえんぴつで、絵と文字の下描きをしていきます。

見ていると、どこまでも口出し、手出しをしたくなり、ママの作品になってしまう危険性が大だったので、下描きが終わるまでは見ないことにしました。

色塗りと仕上げ

下描きで、何度も線をなぞって描いているところは、余分な線はできるだけ消しゴムで消しました。

そしてどこに何色を塗るか決めながら、色えんぴつで薄く印をつけていきました。全体の色を想像しながら、決めていきます。

背景や余白を塗る色など、たくさん使う色については、ポスターカラーを買いました。その他は学校の図工で使っている水彩絵の具を使いました。絵具は思ったより多く使い、途中で足りなくなった色を買い足すことになりました。

画用紙に試し塗りをしてみたところ、水彩絵の具でも塗り方を工夫すれば、ポスターカラーで塗ったのと似たようなくっきり濃い色塗りができました。

  1. 水彩絵の具を、思ったより多めにパレットに出して、あまり水を含ませず濃い目に溶きます。
  2. 筆にたっぷりつけて塗ります。
  3. 色を重ねる時は、完全に乾いてから次の色を、これもやはりあまり水を混ぜすぎず濃く溶いて、こすらないように塗ります。

こうして塗ると、水彩絵の具でも、ポスターカラーで塗ったところとあまり変わらない仕上がりになりました。

背景になる色、薄い色から塗るように、子供にはアドバイスしました。あとは、色が多少ムラになったり、はみ出して塗ったりと気になることは満載でも、うるさく言わずに自分で色塗りをさせました。

文字の塗り方もいろいろあると思うのですが、習ってないので、とりあえず黒や濃い色で、筆で太く描くことにしました。

一度で太く書こうとせずに、細い筆で、下書きの線をなぞってみることから始め、中ぐらいの太さの筆で少しずつ様子を見ながら太くしていきました。細かいところは、黒のマジックペンで整えました。

せっかく絵の色塗りまで終わって、字で、しかも濃い色で失敗すると悲しいので、一度別の画用紙に描いて練習するといいと思います。

絵具の他に、部分的に色のマジックペンを使うのもいいと思います。絵や文字の輪郭を描く際や、細かいところを描くのに使うと良さそうです。

ポスターの大きくて太い文字をきれいに仕上げるには、パソコンで文字を大きく印刷して、切り抜いて型紙を作り、下描きしてから筆で色を塗る方法などを思いつきますが、小学校の宿題なので、フリーハンドで描く方がいいと思いました。

こうして、なんとなくポスターらしいものが完成しました。

できあがってみると、色を塗り重ねたり、色の濃淡で表現したりする水彩画よりも、べた塗りというんでしょうか、くっきり濃く塗り分けていくポスターの塗り方を、うちの子どもは気に入ったようでした。鼻歌まじりに楽しそうに色塗りをしていましたよ。

ポスター制作にかかった時間

一日2時間×3日間、合わせて6時間ほどかかりました。

夏休みが終わるまで、作品は壁に貼っておくことにしました。大きな作品を自分で完成させられたという達成感が大きかったようで、子供は満足そうに自分の作品を見ています。これなら来年また、ポスター作品が宿題として出たとしたら、自分1人で計画から仕上げまでやれるかも、なんてちょっと思いました。

読書感想文も親泣かせの宿題

それから読書感想文の宿題も出ています。

これも親泣かせの宿題だと思います。

親が子供の作文を指導するのは、とても難しいと私は思っています。

私は小学生の頃、作文がどちらかというと得意な子供でしたが、夏休みの宿題として、せっかく気分よく書きあげた読書感想文を母親にダメ出しされたことがあります。その時の母親の言葉や表情は、なぜか今でもよく覚えています。悔しいような、恥ずかしいような、途方にくれるような気持ちも。

一通り最後まで書ける子には、たとえちょっと下手だと思っても、親は口出ししない方がいいんじゃないかなぁと、個人的には思います。

ただ、なかなか書けずに、真っ白な原稿用紙を前に、悪くすると涙をぽろぽろこぼしながらフリーズしてしまう子に、親はどうアドバイスをしたらいいのか、この頃つくづく考えています。うちの子が、書き出しの遅い子供なもので。

何を書こうか、決めてしまうと案外スラスラ書けるのですが、自分で決めて書き出すまでが難しいみたいです。

読んだ本について、いろいろ質問をして、その答えをメモする、という方法が、今のところ良い成果をあげています。質問の答えを考えながら、本について書きたいことが、たまってくる感じです。

どんな子が出て来るの?

友達になりたい子はいるかな?

友達になったら、一緒に何をしたい?

こんな感じで質問をしていきます。答えをメモしていき、そのメモを見ながら、読書感想文の下書きをするのです。

読書感想文は、本選びも大事です。読書感想文を書きやすい本を選びましょう。読書感想文コンクールの課題図書の中には、難しそうだなと思えるものが多く、しっかりがんばってチャレンジしようという、やる気のある方向けだと思います。

こちらの記事に、私が選んだ読書感想文を書きやすい本をまとめました。よろしければ参考までにご覧ください。

・小学生の夏休みにおすすめ-読書感想文を書きやすい本

大変ですが大切な小学校時代の宿題

親が手伝うなんて、子供のためにならない!と思われてしまうかもしれません。自分でやらせればいい。たとえ書けなくても、イマイチな出来でも、自分1人でやろうとした、そのことこそが尊いのだと。

私も、そう思います。自分1人で、上手い下手は別として、作品の制作を自分1人でやり遂げられる子がいるということも知っています。自分がそうでした。

でも、そうではない子も、いますね。その場合でも、親は手伝ってあげることをしない方がいいのでしょうか。そういう子は作品を作ることができず、宿題を提出することができなくてもいいとは、私は思いません。最初の一押しをしてあげれば、少しのヒントがあれば、あとは1人でできるというケースもあるんです。

ポスターと読書感想文。大変ですが、やればとてもいい勉強になりますよね。いやだいやだと思わずに、前向きに、できるだけ良いものを仕上げようと努力することが、一番大事だと思います。

この2つの難しい宿題が終われば、その時ようやく本当の、楽しい夏休みが始まるような気がしています。

みなさんも、早めに夏休みの作品が完成しますように!

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