小学生の自主学習【四字熟語一覧】意味・例文

2016年6月7日

意味と例文の見方

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4年生以降で習う漢字が含まれる四字熟語一覧

安全地帯 3324 あんぜんちたい

意味:あぶなくない場所。

例文①:交通量の多い広い道路には安全地帯がもうけられている。

例文②:洪水にそなえて安全地帯への避難方法を確認しておこう。

異口同音 6121 いくどうおん

意味:多くの人が口をそろえて同じことを言うこと。みんなの意見が一致すること。

例文①:映画を見た人たちが異口同音におもしろかったというので、ぼくも見たくなった。

例文②:クラス全員、異口同音に彼の計画に賛成した。

一言一句 1225 いちごんいっく

意味:少しの言葉。

例文①:祖父が語る一言一句を聞きのがさないように集中した。

例文②:登場人物のセリフを一言一句もらさず暗記しているほど好きな作品だ。

一念発起 1433 ちねんほっき

意味:あることを成しとげようと決心すること。

例文①:サッカーチームでレギュラーになるため、一念発起して自主練習をすることにした。

例文②:父は40才で一念発起して大学に入学した。

一喜一憂 151△ いっきいちゆう

意味:喜んだり心配したりすること。

例文①:母はわたしのテストの点数に一喜一憂している。

例文②:人の顔色をうかがって一喜一憂するなんてごめんだ。

一望千里 1412 いちぼうせんり

意味:遠くまで一目で見わたせること。

例文①:このホテルの上階の部屋からは一望千里の景色を楽しむことができる。

例文②:山の西側には一望千里の草原が広がっていた。

一挙一動 1413 いっきょいちどう

意味:ちょっとした体の動き。

例文①:赤ちゃんの一挙一動がかわいらしくて目が離せない。

例文②:少年の技は、名人であった亡き父の一挙一動を完全に再現していた。

一挙両得 1435 いっきょりょうとく

意味:一つのことをして、二つの利益を得ること。(似た意味の四字熟語=一石二鳥)

例文①:ベランダで野菜を育てると日よけになるし食べられるから一挙両得だ。

例文②:読み終えた本を売ればお金になるし部屋のかたづけにもなって一挙両得だ。

一切合財 1225 いっさいがっさい(一切合切 1222 とも書く)

意味:全部。すべて。

例文①:卒業生を送る会の計画は、5年生が一切合切まかされている。

例文②:祖父は財産の一切合財を町に寄付した。

一進一退 1316 いっしんいったい

意味:進んだり後もどりしたりすること。良くなったり悪くなったりすること。

例文①:試合の展開は一進一退をくり返した。

例文②:祖母の体調は一進一退しながら少しずつよくなっている。

一心不乱 1246 いっしんふらん

意味:一つのことに集中して、他に心を向けないこと。

例文①:発表会のために、一心不乱にピアノの練習をする。

例文②:一心不乱に絵を描いていたら、いつのまにか昼食の時間を過ぎていた。

一刀両断 1235 いっとうりょうだん

意味:①刀でまっぷたつに切ること。②ものごとを思い切って処理することのたとえ。

例文①:刀を抜くやいなや鬼を一刀両断にした。

例文②:ぼくの迷いを、彼の言葉が一刀両断してくれた。

因果応報 5455 いんがおうほう

意味:よい行いをすればよいことが起こり、悪い行いをすれば悪いことが起こるということ。(悪いことについて使われることが多い)

例文①:むかし話で悪者に最後にばちがあたるのは因果応報だ。

例文②:いじわるなことをすると因果応報で自分に返ってくるよ。

右往左往 1515 うおうさおう

意味:あわてて右へ行ったり左へ行ったりと、うろうろすること。

例文①:委員会に入ったばかりで仕事に慣れず、右往左往している。

例文②:この駅は通路が入り組んでわかりづらく、来るたび右往左往してしまう。

永久不変 5544 えいきゅうふへん

意味:いつまでも変わらないこと。

例文①:二人は教会で永久不変の愛をちかった。

例文②:この世界に永久不変のものなどない。

得手勝手 5131 えてかって

意味:ひとのことを考えず、自分に都合のよいように行動すること。わがまま。

例文①:おじの得手勝手なふるまいに親せき全員がふりまわされている。

例文②:クラスの行事で得手勝手な行動は許されない。

温室効果 3254 おんしつこうか

意味:地球の表面から出る赤外線を二酸化炭素などの温室効果ガスが吸収することによって温室のようになり、地表が保温されること。

例文①:温室効果の原因の一つは牛のゲップだと言われている。

例文②:温室効果ガスの発生を減らすために家庭でできることは何だろう。

我田引水 6121 がでんいんすい

意味:自分の田にだけ水を引くという意味で、自分ばかり都合のいいようにすること。

例文①:地域のルールを決める時は我田引水にならないよう気をつけたい。

例文②:君だけが得をするような我田引水な提案には協力できない。

起承転結 3634 きしょうてんけつ

意味:①漢詩の組み立て方のひとつ。(起=はじめ 承=受ける 転=転じる 結=結ぶ)②ものごとの順番や組み立て。

例文①:このマンガは起承転結がはっきりしている。

例文②:スピーチの起承転結を考える。

共存共栄 4544 きょうそんきょうえい(きょうぞんきょうえい

意味:争わずともに栄えること。

例文①:人と自然が共栄共存していくために必要なことを考える。

例文②:争いをやめて、国どうしが共栄共存できる道をさがそう。

玉石混交 1152 ぎょくせきこんこう

意味:良いものと悪いものが混じっていること。

例文①:お正月の福袋の中身はまさに玉石混交だ。

例文②:玉石混交の新メンバーの中から、その少年はサッカーのセンスで頭角をあらわした。

空前絶後 1252 くうぜんぜつご

意味:今までになく、これからもありえないと思われること。

例文①:空前絶後の大ヒット作品といわれる映画を見に行った。

例文②:この小さな町で、空前絶後の大事件が起こった。

故事成語 5342 こじせいご

意味:古くから言われていることがらをもとにしてできた言葉。特に、中国の言い伝えからできた言葉。「蛇足」「矛盾」など。

例文①:故事成語を使って短い文章を作るのが今日の宿題だ。

例文②:故事成語のもとになった話を調べる。

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言語道断 2225 ごんごどうだん

意味:言葉で言い表せないほどひどいこと。

例文①:失敗を認めないばかりか人のせいにするなんて言語道断だ。

例文②:人として言語道断な行いをしたその男は町を追い出された。

才色兼備 22△5 さいしょくけんび

意味:女の人が才能と見た目の美しさの両方を持っていること。

例文①:才色兼備のアナウンサーが朝のニュースを伝える。

例文②:あの人は才色兼備だけど性格がきつい。

三拝九拝 1616 さんぱいきゅうはい

意味:①何度もお礼をすること。ぺこぺこ頭を下げること。②手紙の終わりに書いて敬意を表す言葉。

例文①-1:友達が三拝九拝するものだからついお金を貸してしまった。

例文①-2:あの店はものを買うまでは三拝九拝していたのに、アフターサービスは最悪だ。

自画自賛 2225 じがじさん

意味:自分で自分をほめること。

例文①:あの歌手は自画自賛な発言が多くて鼻につく。

例文②:自分で作った洋服がとても上手くできたと自画自賛する。

自給自足 2421 じきゅうじそく

意味:必要な物を自分で作ってくらすこと。

例文①:自給自足の生活にあこがれて地方に土地を買う。

例文②:森の中には、自給自足の生活を送る原住民の集落があった。

試行錯誤 42△6 しこうさくご

意味:いろいろな方法をくりかえし試して、失敗を重ねながら解決方法を求めること。

例文①:このロボットは、自ら試行錯誤をくり返して学習する。

例文②:クッキーを上手に作れるようになるまで、何度も試行錯誤を重ねた。

自業自得 2325 じごうじとく

意味:自分の行いのむくいを自分自身が受けること。悪いむくいについていうことが多い。

例文①:あんなに無茶して食べて、お腹が痛くなったのは自業自得だよ。

例文②:宿題がたまって遊ぶ予定が中止になったのは、自業自得とはいえ気の毒だ。

四捨五入 1611 ししゃごにゅう

意味:計算で、およその数を求める方法。4以下なら切り捨て、5以上なら切り上げて1とし、求めるけたに加える。

例文①:参加者の人数を100の位で四捨五入して報告してください。

例文②:おじと姉の年をそれぞれ四捨五入すると同じ数になる。

七転八倒 131△ しちてんばっとう(しってんばっとう しちてんはっとう)

意味:苦しんで転げまわること。

例文①:そのキノコを口にした者は数十分後に七転八倒するはめになった。

例文②:厳しい修行に七転八倒しながらも、少年は着実に成長した。

質疑応答 5652 しつぎおうとう

意味:質問とそれに対する答え。

例文①:説明会でわからないことがあれば質疑応答の時間に確認してください。

例文②:事故に関する質疑応答では厳しい言葉が飛び交った。

質実剛健 53△4 しつじつごうけん

意味:かざりけがなくまじめで、心も体も強いこと。

例文①:市長はその質実剛健な人がらで市民に愛されている。

例文②:この道場は質実剛健なアスリートの育成を目指している。

四面楚歌 13△2 しめんそか

意味:四方を敵に囲まれていること。

例文①:その選手のパスが、四面楚歌の状況を打破するきっかけとなった。

例文②:敵チームの本拠地で戦うのは、どうしても四面楚歌のムードになる。

いえにわ れぴ

「四面楚歌」のもとになったのは……
楚漢戦争(そかんせんそう)において、西楚の項羽(こうう)軍は劣勢で、漢の劉邦(りゅうほう)軍に取り囲まれていた。ある夜、劉邦軍の兵士たちが楚の歌を歌う声を聞いて、項羽は、楚の人たちがみんな敵に寝返ってしまったのかと驚いたという。

…というお話です。

縦横無尽 634△ じゅうおうむじん

意味:思うぞんぶんやること。

例文①:ドッグランで、小さな犬が縦横無尽に走り回っている。

例文②:その選手は得意種目で縦横無尽の活躍(かつやく)をした。

自由自在 2325 じゆうじざい

意味:思いどおりに行うようす。

例文①:少女は自由自在にスケートボードをあやつる。

例文②:自由自在に英語を話せたらもっと自分の世界が広がるだろう。

取捨選択 364△ しゅしゃせんたく

意味:必要なものを選び取り、いらないものを捨てること。

例文①:ひっこしを前に持ち物を取捨選択する。

例文②:情報の取捨選択は難しい。

枝葉末節 5344 しようまっせつ

意味:主要でない、ささいな部分。

例文①:絵の下がきは枝葉末節にとらわれず形をおおまかにつかむことが大事だ。

例文②:確かに小さなミスだが、枝葉末節として見のがしていいのだろうか。

心機一転 2413 しんきいってん

意味:あるきっかけで、気持ちを新たにやりなおすこと。

例文①:心機一転、新年度から勉強をがんばろう。

例文②:この戦いが終わったら、心機一転人生をやりなおすつもりだ。

針小棒大 6161 しんしょうぼうだい

意味:(針のように小さいことを棒のように大きく言うことから)小さなことを大げさに言うこと。

例文①:この雑誌の記事は針小棒大に書かれたものが多い。

例文②:人のあやまちを針小棒大に言いふらすことはない。

晴耕雨読 2512 せいこううどく

意味:晴れた日には田畑を耕し、雨の日には読書をするといったように、ゆうゆうと心おだやかにくらすこと。

例文①:祖父は定年後、田舎で晴耕雨読のくらしをしている。

例文②:晴耕雨読にあこがれて家庭菜園を始めた。

誠心誠意 6263 せいしんせいい

意味:まごころをこめて。

例文①:まずはいいわけをせず、誠心誠意あやまるべきだ。

例文②:クラスの大事な仕事を任されたのだから誠心誠意がんばろう。

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正正堂堂(正々堂々) 1155 せいせいどうどう

意味:行いや態度が正しくりっぱな様子。

例文①:正正堂堂と勝負したのなら負けても悔いはない。

例文②:生徒会の選挙戦に正正堂堂といどむ。

千変万化 1423 せんぺんばんか

意味:いろいろに変化すること。

例文①:千変万化の人の心を読んで売れる商品を開発するのはむずかしい。

例文②:湖の色は太陽の光で千変万化する。

創意工夫 6324 そういくふう

意味:今までにない新しいやり方を見つけ出すこと。

例文①:この絵にはいたるところに創意工夫のあとが見られる。

例文②:新しい装置は、彼の創意工夫の結晶だった。

大器晩成 1464 たいきばんせい

意味:すぐれた人物は若いころは目立たず、後から頭角をあらわすということ。

例文①:大器晩成ということもあるから人の成長は長い目で見よう。

例文②:あの俳優は若いころより今の方が活躍している、まさに大器晩成の人だ。

大義名分 1512 たいぎめいぶん

意味:だれもが認めざるを得ないような理由。表向きの理由。

例文①:長く続いてきた決まりを変えるには、みんなが納得するような大義名分が必要だ。

例文②:かたきうちというのは、戦を始めるための大義名分にすぎなかった。

大言壮語 12△2 たいげんそうご

意味:実力以上に大きなことを言うこと。

例文①:大言壮語するばかりで結果を出せなければ意味がない。

例文②:あの人のスピーチは大言壮語に走るきらいがある。

中肉中背 1216 ちゅうにくちゅうぜい

意味:身長も肉づきも中くらいであること。

例文①:健康を考えると、やせすぎているより中肉中背くらいがちょうどいい。

例文②:黒ずくめの服装で年齢は30才くらいの中肉中背の男性が目撃された。

朝令暮改 1131 ちょうれいぼかい

意味:朝に出した命令を夕方にはもう変えてしまうこと。方針がたびたび変わること。

例文①:朝令暮改となってしまい申しわけないが、方針を変更することになった。

例文②:本部からの指示は朝令暮改で、みんな振り回されている。

適材適所 5453 てきざいてきしょ

意味:人の性質や能力に合わせて、適した地位や仕事をさせること。

例文①:選手の能力を見きわめて適材適所のポジションを決めるのは難しい。

例文②:適材適所の観点から、佐藤さんを体育委員に推せんする。

天地無用 1242 てんちむよう

意味:箱の上下をさかさまにしてはいけないということ。

例文①:荷物に天地無用のシールをはって送った。

例文②:天地無用の表示がなくても、荷物はていねいにあつかわなければならない。

天変地異 1426 てんぺんちい

意味:地震、台風、洪水、火山の噴火など、自然に起こる異変。

例文①:天変地異の前ぶれとして、虫や動物が普段とちがう行動をすることがある。

例文②:天変地異や病気の流行をおさめるために巨大な仏像が作られたといわれている。

東奔西走 2△22 とうほんせいそう

意味:あちこちいそがしく走りまわること。

例文①:少女を助けるために多くの人が東奔西走した。

例文②:政治家が選挙の応えん演説に東奔西走する。

得意満面 5343 とくいまんめん

意味:得意でしょうがない気持ちが顔じゅうに表れること。

例文①:徒競走で1番だった弟は得意満面だ。

例文②:その顔には得意満面の笑みがうかんでいた。

独立独歩 5152 どくりつどっぽ

意味:人にたよらず自分が信じるとおりに行動すること。

例文①:あの人はサラリーマンより独立独歩の生き方が合っている。

例文②:彼は集団の中にいても独立独歩の姿勢をくずさなかった。

難行苦行 6232 なんぎょうくぎょう

意味:たいへんな苦労をすること。

例文①:難行苦行を乗りこえて、やっと成功をつかんだ。

例文②:この場所に井戸を掘るのは難行苦行の連続であった。

二束三文 1411 にそくさんもん

意味:たくさんあっても値段がとても安いこと。

例文①:たくさんの本を古本屋へ持って行ったが二束三文にしかならなかった。

例文②:台風でいたんだリンゴは二束三文でたたき売られた。

年功序列 1453 ねんこうじょれつ

意味:能力によらず勤めた年数によって給料や地位が上がるしくみ。

例文①:年功序列と成果主義のどちらが自分に合っているか考えて会社を選ぶ。

例文②:年功序列をきらって独立をめざす若者が増えている。

半信半疑 2426 はんしんはんぎ

意味:信じていいのかどうか心が決まらないこと。(半分信じて半分疑う)

例文①:ゆうれいを見たという彼の話を半信半疑で聞いた。

例文②:合格証書をこの目で見るまでは、まだ半信半疑だ。

反面教師 3325 はんめんきょうし

意味:こうなってはいけないという悪い見本として反省させてくれる人やものごと。

例文①:あの人を見習いたいところは一つもないが、反面教師としてはすぐれている。

例文②:買ったものを見せびらかす姉を反面教師にして、おこづかいをこつこつ貯めている。

不可思議 4544 ふかしぎ

意味:わけのわからないできごと。

例文①:そういえば事件が起こる前に、不可思議なできごとがありました。

例文②:旅行先での不可思議な体験を作文にまとめた。

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不言実行 4232 ふげんじっこう

意味:あれこれりくつを言わずだまってやるべきことを行うこと。(⇔有言実行)

例文①:口ばかりで成果を出せない人もいる中、不言実行の彼の仕事ぶりは光っていた。

例文②:兄は不言実行の人で、合格したと聞いて初めて大学進学を目指していたことを知ったほどだ。

不承不承 4646 ふしょうぶしょう

意味:いやいやながらに。

例文①:父親に説得されて、わたしは不承不承うなずいた。

例文②:つかれて寝ていたかったが、何度も呼ばれたので不承不承返事をした。

付和雷同 43△2 ふわらいどう

意味:自分ではっきりした意見を持たず、人の意見に安易に同調する人。

例文①:付和雷同していれば楽かもしれないけれど、自分の意見は持った方がいい。

例文②:彼は多数派の意見に付和雷同してばかりいる。

文武両道 1532 ぶんぶりょうどう

意味:学問と武術の両方のこと。

例文①:わたしたち兄弟は、文武両道を教育方針とする家に育った。

例文②:この学校は文武両道に秀でる生徒がめずらしくない。

平身低頭 3342 へいしんていとう

意味:ひたいが床に着くほど頭を下げること。

例文①:平身低頭の姿勢であやまり、どうにか許してもらった。

例文②:はげしく非難されて、担当者は平身低頭するしかなかった。

暴飲暴食 5352 ぼういんぼうしょく

意味:度をこして飲んだり食べたりすること。

例文①:暴飲暴食がたたり、ついにおじは入院するはめになった。

例文②:若いからといって暴飲暴食を続けていたら生活習慣病になるよ。

本末転倒 143△ ほんまつてんとう

意味:本当に大事なこととそれほどでもないことを取りちがえること。

例文①:スポーツに夢中になりすぎて体をこわすなんて本末転倒もはなはだしい。

例文②:新しい家を大事にするあまり子供が自由に遊べないなんて本末転倒だ。

無我夢中 4651 むがむちゅう

意味:何かに心をうばわれて、われをわすれること。

例文①:サッカーを習い始めた少女は毎日無我夢中でボールを追いかけた。

例文②:ゾンビに追いかけられて無我夢中で逃げまどった。

武者修行 5351 むしゃしゅぎょう

意味:学問やスポーツの修行のために他の土地へ行くこと。

例文①:長年英語の勉強をしてきたが、海外旅行はいい武者修行になった。

例文②:レストランで働いた経験は、料理のうでをみがくまたとない武者修行だった。

無理難題 4263 むりなんだい

意味:とうてい解決できない難しい問題。

例文①:かぐや姫は結婚を申し込んだ5人の貴公子に無理難題をふっかけた。

例文②:びょうぶにえがかれたトラをしばれとは、無理難題というものだ。

有名無実 3143 ゆうめいむじつ

意味:名前ばかり立派で中身がないこと。

例文①:美術部長といえば聞こえはいいが部員は自分一人だけだから有名無実だよ。

例文②:宿題にスマートフォンを使うのは禁止という規則は有名無実なものになっている。

油断大敵 3516 ゆだんたいてき

意味:気をゆるめると大きな失敗をすることがあるといういましめの言葉。

例文①:簡単なテストでミスをしてしまうなんて、まさに油断大敵だ。

例文②:風邪(かぜ)は治ってきたが油断大敵というからもうしばらく家で休もう。

流言飛語 3242 りゅうげんひご

意味:世の中に広まるいいかげんなうわさ。

例文①:流言飛語がSNSでまたたく間に広まる。

例文②:母は近所で耳にした流言飛語を真に受けている。

理路整然 2334 りろせいぜん

意味:考えや話のすじみちがきちんと整っていること。

例文①:先生の教え方は理路整然としてわかりやすい。

例文②:話し合いでは、自分の考えを落ち着いて理路整然と述べることが大事だ。

臨機応変 6454 りんきおうへん

意味:時と場合に合わせてやり方を変えること。

例文①:災害のときは、マニュアルどおりではない臨機応変な行動が必要になることがある。

例文②:天気によってお楽しみ会の内容を臨機応変に変えられるように用意する。

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