月食を観察しよう
星や月を観察し、記録することは、とてもいい自主学習になりますね。特に、日食、月食、流星群の接近など、特別なイベントがある時は、天体観測に親しむいい機会です。
住んでいる地域で皆既月食を見られる機会があれば、ぜひ親子で観察して、自主学習に役立ててみてはいかがでしょうか。
参考リンク:月食一覧(国立天文台)
- 月食を観察して絵と文章で説明する
- 月食の仕組みを調べて図に表す
2015年4/4の皆既月食の際に、観察の仕方のポイントなどをまとめました。こちらもあわせてご覧ください。
月食の観察記録をもとにした、自主学習ノートの例をご紹介します。ここでは、5年生のノートの例を考えてみましたが、どの学年のお子さんにも、内容を工夫して取り組んで頂けると思います。
月食の観察記録をノートにまとめよう
月食を観察し、時間ごとに文章と絵にまとめましょう。ノートのレイアウトを考えて、罫線を引くなど、準備をします。
今回は、部分月食の始まりから、皆既月食が終わり、月が部分的に見えてきたところまでの観察記録としました。
観察のポイント、月の欠け方と色が、時間を追うごとにどう変化したのかがわかるよう、文章と絵を工夫して考えてみて下さい。
ノートの後半では、月食の仕組みを、単純化した図に表してみました。この図は、太陽、地球、月の位置関係を簡略化して描いたもので、実際は太陽はもっと大きく遠いことを図鑑などで確認するのもいいですね。
そしてこの位置関係が固定されているのではなく、太陽の周りを地球が回っている、地球の周りを月が回っている、そしてその地球の上に自分がいることを、想像してみることが大事だと思います。
まだ授業では習っていないかもしれませんが、そういったことを頭に思い浮かべて、宇宙の大きさ、不思議さを感じることができるといいなと思います。
このノート見本の絵は、実際に月食を観察して描いたものではありません。実際に観察した月食とは、色など見え方が違うかもしれないのでご注意ください。
絵には色も塗り、月食を観察した感想も書き、ノートを仕上げましょう。
月食の時以外にも
月は、どこかに出かけたり特別な道具を用意したりしなくても、家から肉眼で観察できます。
新月から満月まで、見え方の変化を、比較的短い期間で観察できることもポイント。毎晩時間を決めて月を観察するのもおもしろそうですね。長期休みの際などに月の観察をして、自主学習ノートや自由研究のレポートにまとめてみてはいかがでしょうか。
月食を学べる動画
国立天文台制作の、月食のしくみを学べる動画もおすすめです。