夏休みに読みたい-小学生におすすめの長い本
小学生におすすめの本の中でも、今日は長い本を選んでご紹介したいと思います。
先日、読書感想文を書きやすい本をご紹介した際には、短い、せめてあまり長くない作品を主に本を選びました。
でも、読書感想文用とは別に、長くて読みだしたら止まらないようなおもしろい本も、夏休みには読んでみたいですね。
読みやすいライトノベルから、名作、本格的なファンタジーまで、色々選んでみました。
まずは読みやすいものから
長い、またはたくさんのシリーズがある作品の中から、サラサラと読みやすい本をご紹介していきます。
「マジックツリーハウス」シリーズ
何十巻もあるシリーズです。おもしろく読みながら、世界の歴史についての知識も得られてしまいます。低学年から
「ワンダー wonder」
容姿と人の心、友情。ユーモラスな語り口で読みやすいけれど、深く考えさせられるテーマの作品です。高学年から
「都会のトム&ソーヤ」シリーズ
うちの子供がこの頃夢中になっているライトノベルです。学級文庫にあり、クラスの本好きな子たちの間で、ひっぱりだこになっているらしい。十巻以上のシリーズになっています。高学年から
「ぼくらの7日間戦争」ほか「ぼくら」シリーズ
「都会のトム&ソーヤ」シリーズと同じく中学生が主人公のライトノベルで、ちょっと背伸びをした気分で読めるのがいいらしいです。高学年から
「魔女の宅急便」
ジブリの映画になった有名な作品ですね。これもシリーズでたくさん出ています。高学年から
夏に読みたい冒険もの
名作、ぜひ読んでおきたい定番の作品をご紹介します。
本当に好きで何度も読み返したい作品は、岩波書店の愛蔵版というハードカバー版がおすすめです。Amazonでは取り扱いがない作品が多いので、大きな本屋さんなどで探してみて下さい。
小学生向けの文庫や新書にも名作が含まれています。
「エルマーのぼうけん 」
長い本を読んでみたいという気持ちが芽生えた1年生のお子さんに。1冊読み通したら、「エルマーとりゅう」「エルマーと16ぴきのりゅう」のシリーズも。低学年~
「十五少年漂流記」
ジュール・ベルヌ
夏休みの読書といったら昔からこれです。今の子にはどうかな?と思っていたら、うちの子供はおもしろいと言って、何度も読んでいました。文庫、絵本、低学年向けのものなど、様々な本が出ています。
「冒険者たち」
斎藤 惇夫
出版社:岩波書店、岩波少年文庫
昔テレビアニメにもなった「ガンバの冒険」。おもしろくてすごく長い作品です。高学年から
「西遊記」
幼年向けから本格的なものまで、いろんな版があります。小学校3年生ぐらいから読めるおすすめの本は、あすなろ書房の「子ども版西遊記」シリーズです。
読みごたえのある作品
本好きの高学年から中学生におすすめの、読みごたえのある長い作品です。
「はてしない物語」
ミヒャエル・エンデ
出版社:岩波書店、岩波少年文庫
長い本といって最初に思い出すのはこの作品。大きくて重たい、ハードカバーの岩波愛蔵版を床に開いて、読みふけるのがおすすめです。エンデの作品では「モモ」もいいですね。
「影との戦い」ほか「ゲド戦記」シリーズ
アーシュラ・K・ル=グウィン
出版社:岩波書店、岩波少年文庫
重厚な世界観にのめりこんだら、抜け出すことはむずかしい。ただし、あまり読みやすくはありません。魔法使いになりたい子は、読むといいです。
「クラバート」
オトフリート・プロイスラー
出版社:偕成社
これも、魔法使いになりたい子供は読みましょう。一読して全部わかったような気がする作品ばかりではつまらない。あれはいったい、なんだったんだろう。夢にまで出てきて、また読み返したくなる。そんな作品です。
「宇宙への秘密の鍵」
スティーブン・ホーキング
出版社:岩崎書店
天才科学者ホーキング博士の本。ファンタジー小説でありながら、科学のおもしろさにひたることもできます。理科の好きな子に。そして理科の苦手な子にも。
「七夜物語」
川上弘美
出版社:朝日新聞出版、朝日文庫
男の子と女の子が冒険をする、長い長いお話です。挿し絵は酒井駒子さん。