動物の名前が入っている慣用句・ことわざ・故事成語

2015年4月24日

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もくじ

★その他=きつね、いたち、うさぎ、かえる、河童(かっぱ)、かめ、すっぽん、たぬき、天狗(てんぐ)、ねずみ、ぶた、りゅう

意味と例文の見方

もう一回おすと閉じるよ

ねこ

ねこの慣用句

借りてきた猫 かりてきたねこ

意味:いつもとちがって、おとなしく小さくなっていること。

例文①:はじめは借りてきた猫のようだったのに、今ではすっかり打ち解けている。

例文②:妹はいつもの元気はどこへやら、まるで借りてきた猫のようだ。

猫なで声 ねこなでごえ

意味:人のきげんを取ろうとするあまえた声。

例文①:いつもなまいきな妹は、ものを貸してほしい時だけ猫なで声を出す。

例文②:彼女の猫なで声は下心がありそうでかえって不気味だ。

猫の手も借りたい ねこのてもかりたい

意味:とてもいそがしくいくらでも人手がほしいこと。

例文①:猫の手も借りたいと思っていたところへ、ありがたい助っ人が現れた。

例文②:引越しで猫の手も借りたいほどいそがしい。

猫の額 ねこのひたい

意味:とてもせまいこと。

例文①:猫の額ほどの庭でバラを育てている。

例文②:猫の額のような土地にこんなに素敵な家が建つとは思わなかった。

猫の目のよう ねこのめのよう

意味:変わりやすいこと。

例文①:この季節は天気が猫の目のように変わる。

例文②:彼女の機嫌はコロコロ変わって猫の目のようだ。

猫も杓子も ねこもしゃくしも

意味:何もかも。だれもかれもが。

例文①:あの当時は猫も杓子もルービックキューブに夢中になっていた。

例文②:今は猫も杓子もオンラインという時代だ。

猫をかぶる ねこをかぶる

意味:本性(ほんしょう)をかくしておとなしく見せかける。

例文①:入学当初は猫をかぶっていた彼が本性を現しはじめた。

例文②:君が活発なのはもうわかっているから、今さら猫をかぶってもむだだよ。

ねこのことわざ

猫に鰹節 ねこにかつおぶし

意味:まちがいが起こりやすく、安心できないこと。※猫に、好物のかつおぶしの見張り番をさせるようなものだということ。

例文①:お金にルーズな人に会計をまかせるのは、猫に鰹節のようで不安だ。

例文②:娘をあの男といっしょに旅行させるなんて猫に鰹節だ。絶対に許可できない。

猫に小判 ねこにこばん

意味:価値(かち)がわからない者に、貴重(きちょう)なものを与えるのは無意味だということ。※似た意味のことわざ:「豚に真珠(ぶたにしんじゅ)」

例文①:子供に最新のiPhoneを買ってあげるなんて猫に小判だとおじは言った。

例文②:せっかく買ったパソコンも祖父母には猫に小判だったようで、もっぱら動画観賞用になっている。

いえにわれぴ

この前ユメオ先生にもらったあの本、とっても気に入りました。

ユメオ先生

それはよかったです。

大きさといい、厚さといい、まくらにぴったり!

……猫に小判だったみたいですね。

…と、「猫に小判」はこんな感じで使う言葉です。

ねこの故事成語

窮鼠猫をかむ きゅうそねこをかむ

意味:弱い者も、追いつめられれば強い者にはむかうことがあるということ。

例文①:確かに敵は強すぎるが、せめて窮鼠猫を噛むというところを見せてやろうじゃないか。

例文②:窮鼠猫を噛むか…まさかあのちっぽけな小僧にしてやられるとは思ってもみなかった。

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へび

へびの慣用句

鬼が出るか蛇が出るか おにがでるかじゃがでるか

意味:この先、どんな苦難(くなん)が待ち受けているかわからないということ。

例文①:この洞窟にはだれも入ったことがなく、鬼が出るか蛇が出るかわからないから注意して進もう。

例文②:この先は鬼が出るか蛇が出るか、引き返すなら今のうちだぜ。

長蛇の列 ちょうだのれつ

意味:細く長く続いている行列。

例文①:トイレの前には長蛇の列ができていた。

例文②:長蛇の列をものともせず、有名ラーメン店の味を求める人たちが連日つめかける。

へびのことわざ

蛇の道は蛇 じゃのみちはへび

意味:同類の者のすることは、同じ仲間の者にはすぐにわかるものだということ。

例文①:蛇の道は蛇というだけあって、犯罪の手口は犯罪の経験者から情報を得るのが一番だ。

例文②:蛇の道は蛇、やつらのアジトに侵入するにはあっしを道案内にやとった方がいいですぜ。

蛇に睨まれた蛙 へびににらまれたかえる

意味:こわいもの、苦手なものに直面し、身がすくんで動けない様子。

例文①:苦手な人にばったり会って、蛇ににらまれた蛙のように身がすくんだ。

例文②:蛇ににらまれた蛙でもあるまいし、そんなに身がまえないでください。

藪をつついて蛇を出す やぶをつついてへびをだす

意味:余計(よけい)なことをしてかえって災い(わざわい)を招く(まねく)こと。藪蛇(やぶへび)

例文①:あの気難しいおじさんに冗談(じょうだん)を言うなんて、藪をつついて蛇を出すようなものだよ。

例文②:めずらしく掃除なんかしたせいで大事なものを壊すとは、まったく藪をつついて蛇を出してしまった。

へびの故事成語

蛇足 だそく

意味:意味のない余計(よけい)なものをつけ足してだいなしにしてしまうこと。

例文①:せっかくいい小説だったのに、最後の一行が蛇足だった。

例文②:気にいったアプリだったのに蛇足な機能がついて使いにくくなった。

例文③:蛇足かとは思いますが、少し補足説明をさせていただきます。

竜頭蛇尾 りゅうとうだび

意味:りゅうとうだび意味:始めは勢い(いきおい)がいいが、次第に勢いがなくなること。

例文①:せっかく良いスタートを切れたので、竜頭蛇尾にならないようがんばります。

例文②:竜頭蛇尾に終わる選手も多い中、最後までペースをくずさず走り切った。

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むしの慣用句

蜘蛛の子を散らす くものこをちらす

意味:多くの人がいっせいに散らばる様子。

例文①:チャイムが鳴ると、子供たちは蜘蛛の子を散らしたようにグラウンドから去っていった。

例文②:人々は蜘蛛の子を散らすように逃げまどった。

尻切れとんぼ しりきれとんぼ

意味:物事がとちゅうで終わってしまうこと。

例文①:スマホのバッテリーが切れて、会話は尻切れトンボに終わってしまった。

例文②:作文は尻切れトンボにならないように書こう。

蝶よ花よ ちょうよはなよ

意味:女の子をかわいがって大事に育てること。

例文①:一人娘を蝶よ花よとかわいがって育てる。

例文②:蝶よ花よと育てた結果、わがままな子になってしまった。

苦虫を噛みつぶしたよう にがむしをかみつぶしたよう

意味:不ゆかいそうな表情。

例文①:自分の意見が通らず苦虫をかみつぶしたような顔をする。

例文②:彼は苦虫をかみつぶしたような表情でしぶしぶうなずいた。

蜂の巣をつついたよう はちのすをつついたよう

意味:大さわぎになること。

例文①:サトルの一言に、教室は蜂の巣をつついたようになった。

例文②:群衆の蜂の巣をつついたようなさわぎをしずめるのに苦労した。

腹の虫がおさまらない はらのむしがおさまらない

意味:腹(はら)が立ってがまんができないこと。

例文①:あの人に文句を言ってやらないと腹の虫がおさまらない。

例文②:家に帰っても腹の虫がおさまらず、家族に八つ当たりしてしまった。

虫がいい むしがいい

意味:自分勝手でずうずうしいこと。

例文①:そのような虫がいい提案には協力する気になれない。

例文②:人に宿題をやらせて自分は遊びに行こうだなんて、ずいぶん虫がいい話だね。

虫が知らせる むしがしらせる

意味:何か悪いことが起きそうな予感がすること。(虫の知らせ)

例文①:カンのいい母が虫が知らせると言っているのだから旅行はやめておこう。

例文②:虫の知らせだろうか、ふと祖父のことが心配になった。

虫が好かない むしがすかない

意味:なんとなく気に入らないこと。

例文①:あの人は親切そうだけど、正直虫が好かない。

例文②:どうしても虫が好かない相手は、どこへ行ってもいるものだ。

虫の息 むしのいき

意味:今にも死にそうな様子。

例文①:将軍は虫の息で最後の言葉を家臣に伝えた。

例文②:昨日は高熱で虫の息だったのに、今日はもうケロッとしている。

虫の居どころが悪い むしのいどころがわるい

意味:ふだんよりもきげんが悪いこと。

例文①:姉は虫の居所が悪いから、今日はそっとしておこう。

例文②:ささいなことであんなに怒るなんて、虫の居所でも悪いのだろうか。

虫も殺さない むしもころさない

意味:おとなしく優しそう(やさしそう)な様子。

例文①:彼女、虫も殺さないように見えてサバイバルゲーム好きとは意外だね。

例文②:あの人は虫も殺さない顔をしているが、会社では鬼部長と恐れられている。

むしのことわざ

虻蜂取らず あぶはちとらず

意味:二ついっぺんに取ろうと欲張る(よくばる)と、結局どちらも手に入れられなくなるということ。※似た意味のことわざ:二兎を追う者は一兎をも得ず(にとをおうものはいっとをもえず)

例文①:二つも習い事を始めるのはいいけど、虻蜂取らずに終わらないようにね。

例文②:どっちの賞品を本命にしようか迷っているうちに虻蜂取らずの結果になった。

一寸の虫にも五分の魂 いっすんのむしにもごぶのたましい

意味:小さい者や弱い者にも意地があるから、あなどってはいけないということ。

例文①:わがチームは弱小と言われているが、一寸の虫にも五分の魂があることを見せてやろうじゃないか。

例文②:一寸の虫にも五分の魂、相手が弱いからと手加減しているとやられますよ。

蓼食う虫も好き好き たでくうむしもすきずき

意味:好ききらいは人それぞれであること。※蓼(たで)はからい植物。

例文①:蓼食う虫も好き好きとは言うが、まさか彼女があんなやつと仲がいいなんて驚いた。

例文②:蓼食う虫も好き好きで、アンチが多い芸能人には意外とファンも多い。

飛んで火にいる夏の虫 とんでひにいるなつのむし

意味:自分から災難(さいなん)の中へ飛びこむ様子。

例文①:敵のアジトに正面から踏み込むなんて、飛んで火にいる夏の虫だ。

例文②:紛争が起こっている地域へ旅行するなんて、飛んで火にいる夏の虫のようなまねはやめた方がいい。

泣きっ面に蜂 なきっつらにはち

意味:悪いことの上に、さらに悪いことが起こること。

例文①:災害で避難している間に家にどろぼうが入るなんて、泣きっ面に蜂だ。

例文②:転んで痛いうえに眼鏡がこわれて、泣きっ面に蜂とはこのことだ。

むしの故事成語

蛍雪の功 けいせつのこう

意味:苦労して勉強し成功すること。

例文①:おじは蛍雪の功を積み、念願の医者になった。

例文②:卒業証書を手に、蛍雪の功が実を結んだ喜びをかみしめる。

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